昨日(3月29日)で2月29日に開会し、30日間の会期で令和4年第1回中津川市議会(定例会)が提出された33議案の全てを可決し閉会しました。3月議会は次年度の予算を審議する大切な議会です。特に令和4年度は、中期事業実施計画の仕上げの年となります。リニア関連事業では、駅周辺土地区画整理事業における造成工事や関連道路の築造工事が本格的にはじまっています。中心市街地では交流・学び・にぎわいの拠点となる(仮称)市民交流プラザの事業が進んでいます。また、福岡、高山、下野、田瀬の4つの小学校を統合した(新)福岡小学校については、令和5年度オープンや開校に向けて事業が進んでいます。ゼロカーボンシティの実現に向けた事業も本格的に推進し、若者の地元定着を図り、継続的発展ができるまちとして後期事業実施計画へとつなげていく予算編成となっています。以上の基本的な考え方に基づいて令和4年度予算の規模は、総額 823 億 9,085 万 7 千円となり、対前年度比 7.8%の増となっています。このうち、一般会計は 426 億 5,000 万円で、対前年度比 11.8%の増、特別会計は総額181 億 8,333 万 4 千円で、対前年度比 4.4%の増、企業会計は総額 215 億 5,752 万 3 千円で対前年度比 3.5%の増となりました。
令和4年度については大型事業を控えて大きな予算規模となっています。また、新型コロナウイルスの感染も先行きが見通せない状況のなかで、今後かなり難しい財政運営になってきます。健全な財政運営を維持するためにも、今後も引き続き、財源の確保や事務事業の見直しなど、行政財政改革の取り組みが必要です。中津川市議会も正常にチェック機能を果たしていかなければなりません。