愛しのエトワール

うたのおねえさん、はいだしょうこさんを全力でとことん気の済むまで応援する日々を綴るブログです。

日曜アドベンチャーシリーズ

2012-04-20 | 日記
2月に大津の岩間寺にバスツアーでお参りしたときに、
京都の醍醐寺から岩間寺までの巡礼道があると聞きました。
ただバスに乗ってるだけで連れてってくれる巡礼に少しマンネリ感を覚えていたところです。
行ってみましょう。
本日のコースは、醍醐寺→上醍醐寺→岩間寺→石山寺までの約20キロ。
山登りがあるので一人で行ってきました。

醍醐寺には京阪電車で六地蔵駅まで行き、そこからバスで行くのですが、
せっかくなので途中でバスを降りて、近くにある法界寺に立ち寄ってから歩くことにします。

京阪六地蔵駅から京阪バスで「石田」下車、東に5分ほど歩いたところ。
日野家ゆかりの寺となっています。日野家は親鸞や日野富子を輩出した貴族。

本尊は薬師如来で、西国薬師四十九霊場の38番札所でもあります。
「日野薬師」、「乳薬師」と呼ばれ安産・授乳・子授けにご利益があるとされています。

拝観料500円を納めて阿弥陀堂(上画像)と阿弥陀像(ともに国宝)を拝観しました(説明付き)。
本尊の薬師如来像(重文)は秘仏。薬師堂(重文)にはたくさんのよだれかけが奉納されていました。
先日、結婚されたはいだしょうこさんのぶんもお祈りしておきます。

西国薬師霊場御詠歌「おさなごはつゑよはしらのひのやくし ちちをたまわるははとこそしれ」


20分ほど歩いて醍醐寺の南門に着きました。「醍醐の花見」の醍醐寺です。

おそらく混んでるはずですが、どんなもんですかね。
花見行列があった先週がピークのはずですが。

仁王門前。拝観券のところで行列ができてます。

なんの行列でしょうか。

醍醐寺は下醍醐と上醍醐があって、下醍醐を全部見るには1500円かかります。
私は下醍醐には金堂に行くだけですので伽藍拝観の600円を納めて入ります。

五重塔(国宝)。

金堂(国宝)。本尊は薬師如来。
納経所も行列していて時間がかかりました。

西国薬師霊場39番札所、御詠歌「醍醐山 麓に在すお薬師は 廣く衆生を済度し給う」

西国三十三所霊場11番札所、御詠歌「逆縁ももらさで救ふ願なれば 准胝堂は頼もしきかな」
上醍醐にあった観音堂(准胝堂)は数年前の落雷で全焼。今は下醍醐金堂で納経できます。

下醍醐、女人堂です。ここで上醍醐の拝観料600円を納めて入山。
醍醐寺を全部見ると2100円かかるということです。お賽銭や授与品などもありますから結構かかります。

上まで1時間かかるとのこと。じゃあ、一気に40分で登ってやろう。
私の今日のいでたちはトレッキングポール持参の登山スタイル。大げさですかね。

久しぶりの山登りなので息が切れます。休憩しながら登ります。

全焼した准胝堂のあとに到着。本当に1時間かかりました。
山上で火災が起きても消す手段はありませんからね。
消防車は上がって来れないし、何よりも水がない。

きれいなピンク色です。

醍醐山の山頂。開山堂と如意輪堂(ともに重文)があります。標高450メートル。

「笠取を経て岩間」の案内表示がありました。行きましょう。

「ゆわまみち」とあります。岩間(いわま)はこっちでいいんだよね?

僧坊のあとでしょうか。石垣だけ残っています。相当古いものです。
今はこの巡礼道を歩く人は少なそうですが、道はくっきり残っています。

途中からは沢に沿って山を下りていきます。

集落に出てしまいましたよ。笠取の集落のようです。

「笠取八景、宝篋塔(ほうけんとう)の時雨」との案内板がありました。
ここが笠取からの上醍醐への入り口ということですね。

ずっと山道を歩くもんだとばかり思ってました。しばらく川沿いの舗装道を歩きます。

満開。

ここから登るようですね。東海自然歩道に入ります。

こんな道を登っていきます。
途中で私と同じく岩間寺に歩いて行くと言うおじさんに出くわしました。
旅は道連れ。同行します。

やっと地図案内がありました。実は二人とも地図を持ってなくて不安だったのです。

集落まで下ります。東笠取というところ。

「→奥宮神社・岩間寺」。ここが岩間山の登り口です。

山道になりました。二人とも息が上がってますが、休憩なしで登ります。

あとちょっと。

着きました。西国三十三所第12番札所、岩間山正法寺(岩間寺)。

御詠歌「水上はいずくなるらん岩間寺 岸打つ波は松風の音」

芭蕉の句碑「古池や蛙飛び込む水の音」。芭蕉翁真筆とあります。達筆すぎて読めません。
芭蕉はここでこの世界一有名な俳句の着想を得たとされています。

↑これがその池。本堂脇にあります。

奥宮神社。宇治方面へ下りるというおじさんと別れて、私は石山寺に向かいます。
でも、もう4時を回ってますので石山寺に着くのは5時半くらいになります。

眺めがとてもいいのです。

急坂を下りています。

野生のミツバツツジ。たくさん咲いてました。

下山完了。バス通りに出ました。影は私。

足が重くなっています。バスに乗りたい。

西国三十三所第13番札所、石光山石山寺。5時半到着。閉門。
紫式部は石山寺で「源氏物語」を起筆したと伝わっています。

山門前の桜。

本日のゴールの京阪石山寺駅に到着しました。
20キロですからね。くたびれました。
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