愛しのエトワール

うたのおねえさん、はいだしょうこさんを全力でとことん気の済むまで応援する日々を綴るブログです。

巡礼の旅シリーズ

2011-10-24 | 日記
西国三十三所巡礼バスツアーに行ってきました。
正直に申し上げますと、それほど信仰心があるわけではありません。
日本人にとって宗教は習慣のようなものですから、なかば観光気分でもいいんですよ。

朝8時、なんばパークスからバスに乗って出発!
今日は第一番札所の和歌山県の那智山青岸渡寺(せいがんとじ)に向かいます。
 
那智は大阪からはかなりの距離があります。今日の移動距離は往復500キロとなっています。
途中のサービスエリアで休憩を取りながらバスは進みます。
昨日の大雨で山間を通る予定のルートが電信柱か何かが倒壊しており不通になってるそうです。
時間は掛かりますが、ぐるりと紀伊半島を周回する海沿いのルートに変更になりました。
このあと、先月の台風12号による和歌山豪雨の被害の凄まじさを目の当たりにすることなります。

ツアーには西国巡礼の公認先達というお坊さん(先達さん)が乗っていて巡礼の手助けをしてくれます。

お経が書かれた経本をもらえます。うちのお寺は曹洞宗ですが、同じようなものを法事でもらえますな。
それとお札。このお札を納めるから「札所」といいいます。

バスの中でお坊さんから西国巡礼の説明や心構えを聞きます。
巡礼ですからお堂でお経を唱えるので、般若心経などのお経の練習をします。
お経は憶えなくてもいいそうで、本を見ながら読むものだそうです。
私のバスの先達さんは観光ガイドも兼ねているような方で長いバス旅でも退屈することはなかったです。

出発してから4時間、バスは紀伊半島の東に回りました。熊野に入ります。

橋杭岩というところ。弘法大師の伝説があるところです。

お昼ですので弁当が配られました。朝はクロワッサンとジュース、夜はおにぎり弁当でした。

海岸沿いはカーブの連続で疲れました。バスは那智勝浦から那智川に沿って登っていきます。
川沿いはニュースの通り惨憺たる状況が広がっていました。大雨による被害は紀伊山地全域に及んでいるとのこと。

バスに乗って5時間、1時過ぎに那智山に到着。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部となっています。
画像は熊野那智大社の別宮「飛瀧神社(ひろうじんじゃ)」の鳥居。
 
下りたところにある那智の滝がご神体です。滝から離れていますが水しぶきが飛んできます。
 
護摩木(100円)。燃やします。

世界遺産「那智大瀧」。滝そのものを信仰の対象とする文化が世界遺産なのであります。
300円を納めて小さなお札をもらうともっと近くで見ることができます。

落差は133メートルあります。
 
被害は世界遺産にまで及んでいます。倒木がゴロゴロ。地形も変わっているそうです。

青岸渡寺に向かいます。こんな道はもう慣れたものです。
巡礼慣れした参加者は杖持参です。阪急の添乗員の若いお姉さんはへたっていました。

山門に到着。本堂まではもうちょっと。けっこう汗をかきました。

今日の目的地、青岸渡寺本堂です。西国第一番だけあって大きなお寺でした。
お堂で全員揃ってお経を唱えます。敬虔な気持ちになれますね。あとで住職の法話を聞きました。

1時間ほど自由時間。
青岸渡寺のとなりが熊野那智大社となっています。昔は神仏混融でしたから青岸渡寺も那智大社の一部でした。
日本人にとっては神様も仏様もいっしょなんですよ。尊いと思うものを拝むのが日本人の習慣なのです。

那智山からの帰り道です。那智かまぼこセンター。バスツアーにつきもののお土産タイムです。

那智川の川沿いはずっとこんな状況でした。
手作業ができるところは多くのボランティアがシャベル持参で出動しているそうです。

これは学校のようです。1階は完全に水にのまれてしまったようです。

帰りにも休憩で橋杭岩に寄りました。夕陽に照らされてきれいですね。

20:45になんば着。道がすいてたので早く着きました。満足度133。

ツアーからの巡礼記念のお土産。

ご朱印。「普照殿」と書かれています。

熊野那智大社でもいただきました。三本足のカラスがいます。

おまけ

熊野那智大社にて。当然、これを前の方に出しています。
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