メゾン443

今日も今日とて毎日のんびり、そんな日々の出来事

クソタレ青春

2007年06月27日 23時47分41秒 | 嗚呼、素晴らしき思い出
「クソタレ青春!」

と、授業中叫ぶ先生が私の中学校にいた。

その先生はでぶっとした初老の数学教師で、私は中学の一年から三年までその先生に数学を教わった。

その先生はS先生というのだが、数学教師のくせになぜか生徒に自分のことを「Sティーチャー」と呼ばせていた。
だが、はしが転がっても面白い年頃の私たちにはそれが受けていた。

余談だが、英語がさっぱりだった私は「ティーチャー」の意味がよく分からず、始めの1ヶ月くらい「Sピーちゃん」と呼んでいた。


このSティーチャーは誰かが問題を正解したりすると、
「その通り!クソタレ青春!」
などといって盛り上げてくれたのだった。

この「クソタレ青春」も、周りから見れば何をいっているのかよく分からないが、他にも「青春小僧!」や「やっちゃえ青春!」のように多くのバリエーションがあり、Sティーチャー語録として一時はブームにもなったのだった。



しかし、みなさんにも覚えがあると思うが、中学校以降の数学は学年ごとに加速度的に難しくなっていく。

Sティーチャーの授業も年が上がるごとに日に日に難しくなっていき、それに伴い宿題の量も増えていった。


私は中学校時代、数学は得意な方だったが、それでもSティーチャーの授業と宿題にはうんざりした。


そのころからSティーチャーも私たちも授業に対して、少し疲れてしまっていたのだと思う。


Sティーチャーはあまり青春語録を言わなくなった。

そしてその代わりによく怒るようになった。

まあ、怒るといっても問題が分からない生徒に対して普通にいうだけで、ヒステリックなわけでもなく、酷すぎることをいうわけでもなかった。


しかし、やはり生徒内からは不満は出た。

やがてSティーチャーのことをキライだという人が少しずつ増えていった。


私はといえば問題が解けていた分、周りのみんなよりは余裕があったため、毛嫌いするほどでもなかった。

ただ、さすがに青春語録と宿題ばかりの授業には飽きていた。


部活、マンガ、ゲーム、カンケリ、etc…。
当時の私たちには他にまだまだ楽しいことがたくさんあり、つまらないことにまで頭を使う余裕はなかったのだ。

そのため、どんよりと暗い雰囲気を抜け出せないまま、三年間の数学の授業は終わっていった。


私達の卒業後、Sティーチャーは私達と一緒に中学校を去り、近くの高校に赴任した。


その高校に行った同級生に話をきくと、Sティーチャーの授業は淡々としたものらしかった。

高校で私達が中学一年のときのような雰囲気を作るのは、だれがやっても無理な気がした。


いつだったか、その高校の前を通ったとき、校門前を掃除しているSティーチャーを見かけた。


でっぷりしていたのにその背中はやけに小さく見えた。


Sティーチャーとは別段仲良くもなかったし、授業も宿題の思い出しかなかったので恩師という感じもしない。

しかし、門前を掃き掃除するSティーチャーを見たとき、私はなんだかすごく寂しい気分になった。


そんなSティーチャーのことを今でも思い出すのは、現在自分で働く年になり、当時のSティーチャーの気持ちが少しは分かる気がするからだ。

当時の私達は怒ったり宿題をだすSティーチャーに対して、「なんでこんなことするんだろう?」と、憤りと疑問を感じていた。
大人のくせに、先生のくせにと思っていた。


きっとあの頃のSティーチャーはがんばっていたのだと思う。

私達と楽しく授業をしたかったのだと思う。
それがうまくいかなくて悲しかったんだと思う。


クソタレ青春は私達だけの言葉じゃなくて、Sティーチャーと私達みんなの青春のことだったのだ。

それが、今ならなんとなく分かる気がするのだ。



クソタレ青春!

クソっタレだけど悪くない青春だ。

不細工だけどちゃんと記憶に残る青春だ。



Sティーチャー、ありがとう。

卒業してからもう何年も経つけど、だいぶ遅れちゃったけど、ありがとう。



クソタレ青春!

まだまだ青春!



男五人、月曜の夜に

2007年06月26日 00時29分28秒 | 日々の出来事

本日、月9ドラマの最終回。


現在、会社の寮暮らしであるワタクシは、ロビーのテレビにて同期の四人と熱心に観賞した。


大の男が五人も集まりストーリーについてあーだこーだ。
そのくせドラマ中は食い入るように無言で集中。


端から見れば滑稽で、どこか哀愁さえ漂う。

しかし、人が集まり声を放てばそこには一つの時間ができる。


これも青春。
クソタレ青春。

ボーズ=反省、失恋って考えはさすがに古いですよね

2007年06月24日 01時18分01秒 | 日々の出来事

こんばんは☆


今日は誰とも会う予定がなかったので一人で町をブラブラ。
たまにはこんな日もいいものです。

そんな今日、床屋でフラリとボーズにしました。
さらになんの気なしに初めてのカラーリングしました。

まあ夏も近づいてきたことですし良いかなと。


と、髪型をガラリと変えてしまった私ですが、上の文章にある通り、大した考えはありません。

カラーリングなんて若い人はほとんどやってますし、ボーズ頭も学生時代に四年間やっていたので慣れっこです。(←ちなみにこの頃のボーズは別に部活とかの強制ではなく個人で決行。部活は吹奏楽部でした。)


しかし、長らくボーズ頭にはご無沙汰だったので、会社をはじめ周りの人は、おそらくいきなり頭を丸めたように見えるかもしれません。

そして、ここで困るのが「ボーズにした理由」です。


「なんでいきなり頭丸めたの?」

と、聞かれたとき、厳密な理由が現段階では見つからないのです。

イメチェンというのさえ大げさな気がします。

かといって私が「なんとなく…」と、本音をいったところで聞いた側としては釈然としない上、なんだかガッカリした気分にもなりかねません。


ここは是非、それらしい答えを2、3個用意しておかなければ…。


理由その1:特急田中3号の最終回に感動して…
→タイムリーだけど私の周りは見ていない人の方が多いかな?

理由その2:好きなプロレスラーが試合に負けて…
→私らしい答えっぽいですが、私の応援しているレスラーは最近みんな好調で嬉しいかぎり☆

理由その3:ダイハード4公開決定記念
→完全な嘘はいけませんね。ダイハード、1~3、見てません。

理由その4:朝起きたら髪がこの長さで、胸には覚えのない手術痕が…
→サイコとオカルトと電波の香りがプンプンで○



と、これだけ一人で盛り上がって、誰にも突っ込まれなかったら悲しいなぁ…(苦笑)

我が家に2階席はありません、あしからず

2007年06月21日 23時17分56秒 | 日々の出来事

こんばんは☆

なんだか今年の六月は全然雨が降らず、いきなり暑い日が続きますね。
ふぅ…。


先日、レンタルCDショップにて、なにか良いものはないかなーと物色していると、ちょっと前に好きだったアーティストのアルバムが目につきました。

良い曲はいつ聴いても心の響くもの、なにか懐かしさもあり、ふとアルバム手にとりました。


収録曲を見るとそのアーティストの代表曲ばかりが入っており、プチベスト盤みたいな感じだったので迷わずレンタルしたのでした。


しかしながら人生はそう上手くいかないものですね。

そのアルバム、ライブ版でした。


ライブ版CDに出会う度いつも思うのですが、ライブ版ってなんで存在しているのでしょうかね?

確かに良い曲は多く入っていますが、いかんせんノリがライブ使用のため、普段聴くのにはイマイチな感じがしてしまいます。

まあ、存在するからには好きな方もいらっしゃるのでしょうが、私はどうも雑っぽく思えてしまってダメです。

ボーカルが勢い余って変なところでシャウトする度、もったいないなーと思ってしまうし、「2階席も盛り上がっていこうぜー!」とかCDでいわれても…、みたいな感じです。

「最後はみんなでジャンプしようぜ!」まで言われた時には、もうため息しか出ませんよ、あたしゃあ。

そこ間違ってる!間違ってるんですけどぉ~(笑)

2007年06月20日 23時43分46秒 | 日々の出来事

今日、会社での作業中、制作ツールの使い方が分からくて悩んでいたら、ややベテランの社員の方が「回答編」みたいな形で使い方を教えてくれた。

なるほど、こうやって画像を作っていくのかと非常に勉強になったが、そのベテラン社員の方は途中からなんだかすこしズレたことを言い出した。

引っかかりやすいところではあるが、そのままやると後々画像ができなくなる箇所を、ベテランの方はそのまま使って作業を進めていったのだ。

自分はさっきまでいろいろと悪戦苦闘していたので、違っていることがよく分かっているのだ。


しかし私が、う~ん、それはちょっと違うんじゃないかなー、
と、思っている間も説明は淡々と進んでいく。


本当はすぐさま手を上げ、「先生!問3の回答はおかしいと思います!」と、イヤミな優等生みたいなことを言いたかったが、事実教えてもらっていることのほとんどは大変勉強になる。

間違いはちょっと気になる程度なのだ。


仕方なしにそのまま説明を聞くことにした。
「母さん、もうちょっとこの子の好きにさせてみようと思う。」
ドラマにでてくる話の分かるお父さんみたいな心境だった。


こういったシチュエーション、犬井ヒロシなら「自由だー!」とか叫んでいるところだろうがうるさいのでほおっておいて、とりあえずベテラン社員の方にお礼をいった。


「釈然としない」という感情が頭ではなく体で理解できた。

距離

2007年06月17日 02時12分02秒 | 恋の歌の話
六月の午後


早すぎる夏に戸惑いながら
雲一つない青空に感激した


波打ち際の足跡は
すぐに消えてしまう時間


すれ違った過去を惜しむより
今の笑顔をつかまえよう


強い日差し

透き通った肌

心地よい距離

大切な人


近すぎず遠すぎず、
いつも隣をあるいているよ


それは平行線に似ているかもしれない
回り道だらけのずれた道かもしれない


でもきっと、二人の距離はすぐ近くのはずさ
柔らかく繋いだ手だけは離さない


まっすぐまっすぐ、僕らの道は
まっすぐまっすぐ、続いてく


ジャケ買いしませう

2007年06月14日 22時26分08秒 | 日々の出来事

こんばんは☆


今日、ショップにてジャケ買いしてきました。


ジャケ買いといっても普通にCDというのではなく、マンガ本のジャケ買いです。


私は普段読んでいる週間雑誌で面白いと思う作品は、あまりコミックスを買う気にはなれません。

理由は一度読んだことによりストーリーが分かってしまうため、なんかその分がもったいない気がしてしまうからです。


音楽CDなどなら繰り返し何度も聞くのでジャケ買いなどはまずしないのですが、マンガ本はそのもったいなさを感じるせいでなかなか視野が広がりません。

だから今日のようにたまに新しいマンガを買うときはいつも博打気分ですよ、ハイ(笑)


今日買った本は当たりだとうれしいです。


こっそりモノマネ練習中

2007年06月13日 23時45分35秒 | 日々の出来事

こんばんは☆


最近、趣味として西岡すみ子のモノマネを練習しています。


もちろん、人さまに見せるような代物ではないですし、人前でやろうとも思いませんが。

練習場所はもっぱらお風呂場か一人の部屋です。


「変だよ」と言われば返す言葉もないですが、誰でも変なことに凝りだすこと、あるよねー?

ブタやろう(優)