美里町の探検日記GP

津市美里町(旧美里村)に住んでいるコレクターです。コレクション自慢(?)のほか、津のこと、美里のことも書いていきます。

雲林院城址(津市芸濃町)

2012-12-29 11:15:24 | 津のこと


津市芸濃町雲林院、河内渓谷にある「雲林院城址」です。
画像の、鉄塔のある山の頂上が雲林院城でした。

『系図纂要』によれば、長野工藤家2代当主・祐藤の子祐高(祐尊ともいう)が
元弘元年(1331)に分家して雲林院城に入り、雲林院氏の初代当主となったとされています。

雲林院氏は、この地で戦国時代まで続きましたが、
織田信包との対立が続く中で、
ついに1580年、雲林院祐基・祐光親子は雲林院城から追われ、
雲林院城は廃城となりました。



山頂へのルートは、
林光寺の裏から登るルートと、
紅葉で有名な河内渓谷の忍田橋から登るルートがあり、
この項では「忍田橋から登って林光寺裏へ降りる」というコースをご紹介します。



長徳寺の前に車を停め、忍田橋を対岸に渡り、
中部電力の黄色の標識を目印に山頂(鉄塔)をめざします。



途中に石垣らしきものがありますが、
この時代の城郭には石垣は無いので、露出した岩だと思われます。



鉄塔の基部に到着しました。忍田橋から所要30分です。

ここから右手の山頂を目指しますが、
中部電力さんの管理道路はこの鉄塔までで、
山頂までは道なき斜面をよじ登るしかありません。



山頂(雲林院城址)に着きました。



山頂の鉄塔の方角は、木が伐採されているので、
眺めが良いそうです。


(山頂からの眺め)



林光寺ルートへ下山しました。



林光寺の裏には、五輪塔群があります。
雲林院一族に関係したお墓でしょうか。


(林光寺)


(ルート概要図)


(雲林院城址復元図)

この項の画像は、芸濃ガイド会のフルイチさんよりご提供いただきました。

長野工藤氏の有力な分家・雲林院氏


画像をクリックすると津観光ガイドネットワークのHPにジャンプします。

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