映画「ヤンキー医師（Ｄｒ）」

「ヤンキー医師（ヤンキードクター）」は2012年・オールインエンタテインメント制作による
元ヤンキーで巨乳の「落ちこぼれドクター」涼子（小沢アリス）が大暴れするＶシネマ。

父が天才外科医であったがために、娘の涼子も周囲から立派な医師にと期待され、
その反動で暴走族に入ったりしたものの、
そのまま流されてしまう自分が嫌で、努力して医師の卵になったという涼子、
最初の勤務先として選んだのは、
田んぼが広がるのどかな田舎町にある診療所。

用もないのに待合室でたむろする住民や
話し相手が欲しくて毎日診察に来る老人にムカつきながらも、
医師としての使命感に目覚める涼子であったが、
診療所は経営難で、ヤクザの金融業者からの借金が返済できず、
診療所を乗っ取られる危機に。

そこで、涼子は暴走族時代の特攻服を出してきて
ヤクザの事務所に殴り込みをかける、という現実では有り得ないストーリーです。

けれど
「田舎の町＝人口が少ない＝病院は赤字」という
現代の日本各地で見られるような社会問題を取り入れているところは立派。



こちらは「ヤンキー家政婦」、
同じく2012年・オールインエンタテインメント制作のＶシネマです、
元ヤンキーで、現在は借金返済のために派遣の家政婦で頑張っている美希（平井七菜子）の
派遣先で巻き込まれた事件を描いています。

今回の派遣先の佐久間家は、
父親・仕事が多忙でほとんど家にいない、
母親・精神不安定で２階で寝たきり、
息子（弟）・仕事もせずに引きこもり
娘（姉）・母親の世話はするが、父・弟とは仲が悪い、
という、かなり問題のある家庭、

それでも根性で乗り切ろうとする美希であったが、
やがて娘の実の兄という人物が訪ねてきて
４人は実は親子関係にはない「偽装家族」であったことが判明、
彼らの真実を知ってしまった美希は、父子に監禁されそうになります。

美希の衣装など、かなり「家政婦のミタ」を参考にしているなと感じますが、
それなら「ミタさん」のパクリでいったほうが良かったのでは。
「元ヤンキー」という設定が余計だったかも。

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