海辺のカフカ／村上春樹著

言わずもがな、売れっ子作家の話題作である。
先日、文庫版が出ているのを見かけて購入してはみたものの・・・

実は私、村上氏の作品は薄っぺら～な短編集を一冊しか読んだことがない。
（ちなみに 『 レキシントンの幽霊 』 ）
それよりさらに１０数年前、とある長編作品を読もうとして ５ページ ほどで挫折。

以来 「 ムラカミ作品とは相性が悪い。」　
そんな 喰わず嫌い のような理由で、なんとなく避けてきてしまった。

けれど 『 レキシントンの幽霊 』 が気に入ったことと、
『 海辺のカフカ 』 の表紙デザインが気に入ったことが決め手となり、購入と相成った。

結構いいかげんな理由で我が家のホンバコの一員となってしまった “ カフカ ”。
苦手意識もなんのその、私の心をグッと掴んで一気に上下巻読破させてしまうのか？
はたまたホンバコの奥で陽の目を見ぬまま、２年３年寝かされることとなってしまうのか？！

『 海辺のカフカ 』 とはいうものの、今のところ
海のものとも山のものともつかない というしかないのであった・・・