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英語教師のママが綴るDWEの英語育児日記
~ゆーくん&あやちゃんの成長記録とママの心に残った出来事を綴ります♪~

【DWE・歌詞分析 13 から】 「椅子に座る」を英語で表現すると・・・

2014-11-03 | DWE・歌詞分析 【ブルー】
ゆーくん、2歳 7か月 12日
あやちゃん、生後 6か月 9日
DWE歴は、1年 11か月 29日になりました
   
DWE教材は、歌とストーリーがリンクしていることに魅力があります
そこで、良質な英語表現をインプットするために、作詞・作曲され、
長年、愛され続けている Sing Along! の歌詞に注目して、
どこまで考えられた歌詞なのか、私なりに分析をしてみたいと思います

今回は、前回に引き続き、Sing Along! 2 のDVDに収録されている
"Huey Is Sitting at the Table" について取り上げてみます
歌詞は、"Songs Guide" か "Sing Along!" の Book でご確認ください
   
この曲は、ヒューイ・デューイ・ルーイが、それぞれで膨らませた風船を持って
座っている様子を描写した歌です

この曲のボキャブラリー・レビューの映像で、以下の表現が出てきます
この表現は、曲の歌詞に直接登場する表現ではありませんが、興味深い表現なので、
今回は、「椅子に座る」という英語表現について注目してみたいと思います
   
   
「椅子に座る」という表現を英語にするとき、私がいつも考えることは、
"sit on a chair""sit in a chair" か――
ということです

英語教師になりたての頃、ALTに
 「日本人は、"sit on a chair" を使う人が多いみたいだけど、
  私たちは、"sit in a chair" の方が、より自然に感じる」

と言われたことがあります

あれ???
「母国語方式」が売りのDWE教材なのに、
じゃあ、なぜ、この曲で "sit on a chair" の表現が出てくるの???
と思うかもしれませんが――

その時、彼女に教えてもらったネイティブ・スピーカーの感覚が、
まさに、DWEの教材にも生きていました


椅子に座るときの前置詞を考えるとき、
日本人の感覚なら、「椅子に座る(接触する)イメージ = "on"」 になりそうですが、
ネイティブ・スピーカーの方の感覚では "in" の方が自然というのは、以下の理由からだそうです

椅子は椅子でも、「アームチェアー(ひじ掛け椅子)」をイメージしてください
ネイティブ・スピーカーの方は、「アームチェアー」に座るとき、
「体が包み込まれている」 イメージを持つそうです

体を横に動かしても、後ろにそらせても、アームチェアーから落ちることはありません
この 「体が包み込まれている」 イメージが 前置詞 "in" のイメージ なのです

DWE教材の "Fun With Words 1" 36~37ページに
"sit in a chair" "sit on a chair" に関連するものがありました
      
ヒューイが座っている椅子は、
「アームチェアー」ではないので、"sit in a chair" という表現を避けたのだと考えられます

ネイティブ・スピーカーにとって、より一般的なのは "sit in a chair" のようですが、
"in""on" の違いを厳密に表現したところが、DWE教材らしいですね


ちなみに…
「ソファー」に座るときはどうなるのかですが――
これも、"Fun With Words 1" 37ページにありました

実は「ソファー」に座るときは "in" ではなく "on" なのです

この "Fun With Words 1" では、
「1人掛けのアームチェアー」と「ソファー」を対比して、
表現してありました

「体が包み込まれている」イメージの「アームチェアー」は、
"in" を使うというのは、前出の通りですが――

「ソファー」は、「体が包み込まれている」イメージではなく、
ソファーに 「体の一部が乗っかっている(接触している)状態」
つまり "on" のイメージなのです

ソファーに座れば、お尻と背中がソファーに接触、
横たわれば体全体がソファーに接触というイメージです

だから、横長の椅子である「ソファー」や「ベンチ」などに座るときは
接触を表す前置詞 "on" を用いるのです

このレベルは、「習うより慣れよ(Practice makes perfect.)」の域ですね

幼児英語で、ここまでのことを追求することはないですが、
DWE教材の英語表現の忠実さと丁寧さには、すごいなぁと思います






最後まで読んでくださり、ありがとうございました
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