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英語教師のママが綴るDWEの英語育児日記
~ゆーくん&あやちゃんの成長記録とママの心に残った出来事を綴ります♪~

【DWE・歌詞分析 17-2】 Clap Your Hands! : 「体の部位を表す言葉」に注目 (2)

2014-11-10 | DWE・歌詞分析 【ブルー】
ゆーくん、2歳 7か月 19日
あやちゃん、生後 6か月 16日
DWE歴は、2年 0か月 5日になりました
   
DWE教材は、歌とストーリーがリンクしていることに魅力があります
そこで、良質な英語表現をインプットするために、作詞・作曲され、
長年、愛され続けている Sing Along! の歌詞に注目して、
どこまで考えられた歌詞なのか、私なりに分析をしてみたいと思います

今回は、前回に引き続き、Sing Along! 2 のDVDに収録されている
"Clap Your Hands!" について取り上げてみます

歌詞は、"Songs Guide" か "Sing Along!" の Book でご確認ください
   
この曲は、元気に体を動かしながら体操する歌です
1つずつの動作を楽しむ中で、「動作を表す英語」を体に覚えこませることができます

Sing Along! では、この曲以外に、
  "If You're Happy" (ブルー)
  "Where Is Your Right Hand?" (グリーン) でも
体を動かしながら、楽しく英語をインプットできます

これらの曲は、"Learning by doing" がコンセプトの
Play Along! と同じ位置づけの曲だと思います
そういう曲は、子どもも楽しいですね

こういった「体を動かす歌」については、「命令文」の表現が使われていることが多いので、
「動作を表す英語」と「命令文」のインプットに最適だと思います

この曲では――

   Clap your hands!  (手を叩いて!)
   Turn yourself around! (回転して!)
   Put your hands up in the air!  (両手を上げて!)
   Bend down to the ground! (地面に向かって、上半身を曲げて)
   Touch your head and touch your toes! (頭に触って、爪先に触って!)
   Stand up straight and touch your nose! (まっすぐ立って、鼻を触って!)
   Now jump up and down! (さあ、上下にジャンプして!)

という 7つの指示が登場して、動作と英語をつないでくれます

今回は、この曲に登場する「体の部位を表す言葉」(第2回)に注目します
 (上記の英文の斜体で示した部分を、全2回で取り上げています

「日本語」と「英語」との間に、「意味のズレ」があることに気がつかないで、
うっかり誤った表現をしてしまうことは、誰にでもあることだと思います

前回は、「頭」 / "head" の意味のズレ と 「首」 / "neck" の意味のズレ を取り上げました

今回は――

  「手」 / "hand" の意味のズレ と 「腕」 / "arm" の意味のズレ
  「指」 / "finger" "toe" の意味のズレ

について取り上げたいと思います



  「手」 / "hand" の意味のズレ と 「腕」 / "arm" の意味のズレ

英和辞典では、一般に「hand=手」「arm=腕」となっています

しかし、日本語の「手」は、手首から先の部分だけでなく、肩から先の部分を指すことができるのに対して、
英語の "hand" は手首から先の部分を指し、そのようなことはありません

一方、日本語の「腕」は、肩から手首までの部分であって、"hand" (手首から先)の部分までは含まないですが、
英語の "arm" は、"shoulder" から "hand" までの間、または "hand" を含んだ部分を指します

例えば、「手を伸ばす」を英語にすると、"stretch one's arm" となり、"hand" は用いません
次の例文を見てみましょう

  【例】  She welcomed us with open arms.
   "arms" を使っていますが、「腕」と訳さず、「手」をとらえて、
   「彼女は両手を広げて私たちを迎えてくれた」と訳したほうが自然です。



  「指」 / "finger" "toe" の意味のズレ

英語では、「手の指」 は "finger"「足の指」 は "toe" とはっきり区別しますが、
日本語は、そういった区別をすることはありません

また、英語では、「手の指」については「親指」を "thumb" という独自の語で表すので、
"finger" の狭い意味には「親指」は含まれません
日本語の「指」には、この狭い意味での "finger" に対応する用法はないと思われます

つまり、英語では、
 "We have four fingers and a thumb." という表現が可能なのに対して、
日本語では「人間の手には4本の指と1本の親指がある」とは言えない、ということです


この曲の分析の中で、全2回で、「体の部位を表す言葉」に注目してきましたが、
「体の部位を表す言葉」以外にも、英語と日本語には「意味のズレ」があります
とても興味深いなぁと思います

次回は、この曲に登場する「手強い熟語」について取り上げたいと思います






最後まで読んでくださり、ありがとうございました
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