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英語教師のママが綴るDWEの英語育児日記
~ゆーくん&あやちゃんの成長記録とママの心に残った出来事を綴ります♪~

【DWE・歌詞分析 17-1】 Clap Your Hands! : 「体の部位を表す言葉」に注目 (1)

2014-11-08 | DWE・歌詞分析 【ブルー】
ゆーくん、2歳 7か月 17日
あやちゃん、生後 6か月 14日
DWE歴は、2年 0か月 3日になりました
   
DWE教材は、歌とストーリーがリンクしていることに魅力があります
そこで、良質な英語表現をインプットするために、作詞・作曲され、
長年、愛され続けている Sing Along! の歌詞に注目して、
どこまで考えられた歌詞なのか、私なりに分析をしてみたいと思います

今回は、Sing Along! 2 のDVDに収録されている
"Clap Your Hands!" について取り上げてみます
DWEソングの歌詞分析、17曲目です

歌詞は、"Songs Guide" か "Sing Along!" の Book でご確認ください
   
この曲は、元気に体を動かしながら体操する歌です
1つずつの動作を楽しむ中で、「動作を表す英語」を体に覚えこませることができます

Sing Along! では、この曲以外に、
  "If You're Happy" (ブルー)
  "Where Is Your Right Hand?" (グリーン) でも
体を動かしながら、楽しく英語をインプットできます

これらの曲は、"Learning by doing" がコンセプトの
Play Along! と同じ位置づけの曲だと思います
そういう曲は、子どもも楽しいですね

こういった「体を動かす歌」については、「命令文」の表現が使われていることが多いので、
「動作を表す英語」と「命令文」のインプットに最適だと思います

この曲では――

   Clap your hands!  (手を叩いて!)
   Turn yourself around! (回転して!)
   Put your hands up in the air!  (両手を上げて!)
   Bend down to the ground! (地面に向かって、上半身を曲げて)
   Touch your head and touch your toes! (頭に触って、爪先に触って!)
   Stand up straight and touch your nose! (まっすぐ立って、鼻を触って!)
   Now jump up and down! (さあ、上下にジャンプして!)

という 7つの指示が登場して、動作と英語をつないでくれます

今回は、この曲に登場する「体の部位を表す言葉」に注目します
 (上記の英文の斜体で示した部分を、全2回で取り上げます

「日本語」と「英語」との間に、「意味のズレ」があることに気がつかないで、
うっかり誤った表現をしてしまうことは、誰にでもあることだと思います

「意味のズレ」とはどういうことかを明確にするために、例を挙げてみます
次の日本語に対する英訳は、実は 間違っています
いったいどこがいけないのでしょう???

  【例】 窓から を出してはいけません。
   ×  Don't stick your face out of the window.

正しくは、このように英訳されます
     Don't stick your head out of the window.
   

日本語では「顔」というところを英語では "head" としなくてはならないことがあります
実は、英語の "head" と日本語の「頭」とは意味が食い違っているのです

日本語の「頭」は、一般的に、頭髪( hair )のある部分をいうのに対して、
英語の "head" は、「首から上の部分全体(=頭部)」 を指します


上の日本文の「顔」というのは「顔面」( face )ではなく「頭部」を指していますから、
英語では "head" を使わなければなりません
「頭」と "head" を比較すると、"head" の方が広い範囲を指す用法が多いようです

日常的な使用場面を考えるとき、
日本語で「首から上の部分」という広い意味でいうときは、「頭部」という硬い語を用います
ところが英語では、"head" は「首から上の部分(全体)」を指し、"face" は "head" の一部なのです


次の例文を見てみましょう

  【例1】 She shook her head.
 この英文は、"head" という単語を使っているものの、
 和訳するには、「彼女はを横に振った」とするのが自然です。

  【例2】 He put his head out of the window.
 この英文は、"head" という単語を使っているものの、
 和訳するには、「彼は窓から)を出した」となると思います。

「頭」と "head" 同様、日本語の「首」は英語の "neck" と完全には一致しません
英語の "neck" は頭部と胴体の中間の部分を指しますが、
日本語の「首」は、上の例の「首を横に振る」「窓から首を出す」や「首を縦に振る」「首をかしげる」のように
頭部も含むことが多いのです

この場合は、英語では "neck" を使わずに
"nod (one's head)" や "incline one's head" のように "head" を用いて表現します

また、日本語の「頭」は英語の "head" には見られない「頭髪」の意味にもなることもあります
  【例4】 Wash your hair. (を洗いなさい)


この曲の歌詞にも、"head" が出てきますが、
DWEキッズは、日本語の「頭」と 英語の "head" の意味の違いを
感覚的に理解している人が多いかもしれません
   
このDVD映像は、"What's in Your Basket?" の「ボキャブラリー・レビュー」なのですが、
「頭部全体」を表すものが "head" なのだということを 視覚的に訴えています

この曲は、英語の指示で体を動かすのを楽しむのが一番ですが、
「体の部位を表す言葉」に注目するのも、興味深いと思います

次回は、また別の単語を切り口に、「体の部位を表す言葉」に注目してみたいと思います






最後まで読んでくださり、ありがとうございました
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown ((。-_-。))
2014-11-09 14:27:36
お久しぶりです!
clap your handsやTaking turnsは体で覚えられるので比較的理解しやすい曲ですよね♪
実際、Taking turnsはお菓子作りの時に妹と歌ってたりします笑

英語と日本語だと若干意味が違うんですね!
毎回毎回勉強になります( ´~`)♪

今度バスや電車でこういった文を見つけたら注目して見てみようと思います^ ^
返信する
(。-_-。)さん☆ (Mirei)
2014-11-10 06:28:37
(。-_-。)さん、いつもコメントありがとうございます!
中学生になっても DWEを愛用している (。-_-。)さんのように、
我が家でも長く楽しんでいきたいなぁと思っています。

歌詞分析の記事は、私の子どもたちが、
英語を学問的に学び始める中学生・高校生になったときに
活用できるように書いています。
私の見解がすべてではないですが、
(。-_-。)さんの参考になれば、嬉しいです。

英語と日常生活の場面をつなげて考えられる(。-_-。)さんの視点、
素晴らしいですね! 興味深いです!
私も、身の周りの英語にアンテナを張りめぐらせてみようと思います。

コメント、ありがとうございました!
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