【DWE・歌詞分析 107】 Which Way? ： 2回収録されている理由って？？？

ゆーくん、3歳 5か月 26日
あやちゃん、1歳 4か月 23日
DWE歴は、2年 10か月 11日になりました
　　　
DWE教材は、歌とストーリーがリンクしていることに魅力があります
そこで、良質な英語表現をインプットするために、作詞・作曲され、
長年、愛され続けている Sing Along! の歌詞に注目して、
どこまで考えられた歌詞なのか、私なりに分析をしてみたいと思います

今回は、Sing Along! 10 のDVDに収録されている
"Which Way?" について取り上げてみます
DWEソングの歌詞分析、107曲目です

歌詞は、"Songs Guide" か "Sing Along!" の Book でご確認ください　
　　　
この曲は、動物園に来た ヒューイ・デューイ・ルーイが、
分かれ道で「どちらに行こうか」と迷っている様子を描いた歌です

この曲で取り上げられている文法事項は、
　　疑問詞 which　：　Which way should we go?
　　助動詞 should　：　Which way should we go?
　　間接疑問文　：　I don't know which way we should go.　　　です

この曲は、グリーンにも収録されています
　（　　関連記事　　Which Way?　～「間接疑問文」 に注目！！～　）

今回は、「"Which Way?" が2回収録されている理由」 について考えてみたいと思います


Sing Along! には、全131曲が収録されていますが、2回収録されている曲があります
"Which Way?" は、そのうちの1曲です
　　　



"Which Way?"の1回目の登場は、Sing Along! 4 の DVD です
場面設定は――
　　　
よく晴れたある日、ミッキーと仲間たちは、ピクニックに出かけます
途中、グランマやガスを誘って、ピクニック・パラダイスを目指すのですが、
道順が分からず、「どの道に行けばいいの？」と歌っています


"Which Way?"の2回目の登場は、Sing Along! 10 の DVD です
場面設定は――
　　　
日曜日、ヒューイ・デューイ・ルーイが動物園に出かけます
動物園での約束を確認した3人は、
どの動物から見ようか迷い、「どの道に行けばいいの？」と歌っています


この "Which Way?" が 2回収録されていることで、

　　　同じ歌詞を歌った曲でも、
　　　歌っている状況・歌っている人物が違うと、
　　　曲が持つ意味合いに微妙な変化が生じる

ということが、明確になっています


"Which Way?" は、家族でドライブに出かけているときの車内の歌にもピッタリですし、
動物園・水族館・公園・テーマパーク・デパートなどの施設はもちろん、
親子や友達と「電車ごっこ」するのにもピッタリ

"Which Way?" が2回収録されていることで、
いろいろな場面・状況で歌える曲だというヒントがもらえました


さらに――

　 (Which way,) Which way should we go?
　 I don't know which way we should go.

という、この曲の歌詞ですが、
英語教師としての視点からとらえると、
以下の3つの点で、優れた歌だと言えます

　　疑問詞 "which" が使われていること
　　助動詞 "should" が使われていること
　　間接疑問文 が使われていること

「間接疑問文」を学んだときは、理解して使えても、
自分の表現として使いこなせる教え子は、少数派でした

　　知っていても使わなければ、知識だけで終わってしまう――
　　使わなければ、そのうち忘れていく――

私の中で、「間接疑問文」は、そういった文法事項なので、
英語の表現が増え始めた「第2段階・グリーン」の Sing Along! 4 で扱うだけではなく、
英語の表現が豊かになってきた「第4段階・イエロー」の Sing Along! 10 で
再確認できるというのは、とてもありがたいなぁと思います


歌詞の量が少ない曲ですし、
子どもにも覚えやすく、親しみやすい曲だと思います

子どもがこの曲を覚えると、いろいろな場面で楽しめそうですね





最後まで読んでくださり、ありがとうございました