高校卒業から温めていた曲も 沖縄の女性ボーカルグループ「ティンクティンク」が新譜
女性ボーカルグループ「ティンクティンク」が12月23日に新アルバム「ユイヤサ!」をリリースした。メンバー4人がそれぞれ作詞と作曲を務め、各楽曲で個性を前面に出した。コロナ禍を受けて、昨年4月に手探りで始めた生ライブ配信は同22日で200回を数え、継続に意欲的。
・2021年を迎え「自分を見つめて、飛躍の年にしたい」と声をそろえる。
・「ユイヤサ」の全13曲から、各作り手の個性と自立が伝わってくる。
・「いちまでぃん友達小」(作詞、作曲・譜久村)は、譜久村が高校を卒業した頃から構想を温めていた曲だという。
・「島ぬ恵み」(屋嘉比)は沖縄の自然の美しさをシンプルな歌で表現した。
・「島や今日ん」(波名城)は、出身地、宮古島の言葉で故郷を思う気持ちを伝えた。
・「渡中」(我那覇)は我那覇の出身地、恩納村の歌人・恩納ナビーに思いをはせた。
<新年への思い>
「いつも前向きに、笑顔で明るい年にしたい」(譜久村)
「時間を有効に使いながら、作品をつくっていきたい」(屋嘉比)
「聴く人の耳にやさしい歌い方、表現力を身に付ける」(波名城)
「苦しい中でも時代に流されず、粘り強く物事に取り組みたい」(我那覇)
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/687911
ティンクティンクが新譜「ユイヤサ!」 「この時代だからこそ元気でポップに」
配信 琉球新報
音楽家の照屋林賢がプロデュースする女性ボーカルグループ「ティンクティンク」は、アルバム第2弾となる「ユイヤサ!」(アジマァ)をこのほど発売した。メンバーの波名城夏妃、我那覇セイラ、譜久村さやか、屋嘉比奈々が作詞作曲を手掛けたオリジナル曲が収録されている。4人は照屋の元でウチナーグチと琉球音階を学ぶ。収録作品は、情感の込められた歌声で、ポップで耳になじみやすいメロディーに仕上がっている。
表題曲「ユイヤサ!」(我那覇作詞、照屋作曲)は4人が共に唱う曲。我那覇は「この時代だからこそ元気でポップに。4人で力を合わせていこうね」と“決意”や“スタート”の意味を込めたと話す。
沖縄の自然の豊かさや海への憧れを表現した「島ぬ恵(みぐ)み」(屋嘉比作詞作曲)や、島を離れていく人の愛情や絆を書いた「時(とぅち)や夢(いみ)ぬ如(ぐとぅ)に」(波名城作詞作曲)など、故郷「宮古島」への思いを唄に乗せて、情景を思い浮かばせる。
「渡中(とぅなか)」(我那覇作詞作曲)では、琉球王府時代の代表的な女流歌人、恩納ナビーを主人公に、女性が旅に出る心情や風景を物語にした。「いちまでぃん友達小(どぅしぐゎ)」(譜久村作詞作曲)は、就職で沖縄を離れることになった友人に向けて書かれた曲。歌詞は日常から着想を得て制作された。
アルバムは全13曲収録。税込み3千円。ティンクティンクは公式ユーチューブチャンネルで無料の配信ライブを開いている。CDの予約や問い合わせはアジマァ(電話)098(982)7272。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ce7e8bc70f6dd8a49de5328c138c534ff1494517