失なわれゆく風景

多摩地区周辺の失われた風景。定点撮影。愚問愚答。

山神社 多摩市東寺方地区

2008年09月07日 | 残ってほしい風景

9月7日は山神社の祭りだった。



 
8月30日に書いた「おばけ坂」を登り切ると、
大栗川の宝蔵橋から上がってくる道(乞田-東寺方線)にぶつかります(写真左)。
そこを左に折れて、すぐ、左の小道に入ります(写真右)。



進んでいくと、桜ヶ丘住宅のすぐ下とは思えない景観が展開します。


 
樹林や農地、生け垣の住宅などが断片的ながら残っていて、新興住宅街とは違う雰囲気があります。



大いに期待して先に進むと



少し先に森が見えてきます。



9月7日は山神社の祭りの日で、幟が立っていました。(この写真は9月6日のもの)
 山神社について『多摩市史 民俗編』(p.413)には

 「祭神は、大山祇(おおやまずみのみこと)である。
 山神社の社地はかつて寿徳寺の境内地であった。
 寿徳寺所有の「旧年代記」によると、
 弘治三年(一五五七)に開山の和尚が、寺の鎮守として境内に鎮座せしめ、
 三代住職守頓坊が生国の山城国伏見より神籠石を持参してご神体として祀ったという。」

とあります。


(以下、寿徳寺の写真は8月31日撮影)

山神社に隣接して寿徳寺があります。




『多摩市の町名』(多摩市 平成4年)(p.154)によると

 「入道谷戸
 寿徳寺の裏山付近で、入道が出没するとのことで恐れられていたところ。」

だそうで、この写真の奥から、写真枠外の右側にかけての場所だろうと思います。

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