鉄道が好きだ。
乗っている時の音や振動が好きで、
古い車両の味わいが好きで、
新型車両の匂いが好きで、
無人の駅舎のおもむきが、好き。
もちろん我らがデイケアにも「鉄道好き」はそこそこ居るので
時々「鉄道club」と称したプログラムを行っている。
しかしひとくちに「鉄道好き」とは言ってもその中にもいくつかのジャンルがあって、
みんなそれぞれ微妙に好みがズレているところも悩ましいところだ。
撮りたい人、乗りたい人、模型見たい人、走行音聴きたい人・・・。いろいろだ。
さらに「ちょっとお出かけしたい！」だけの非鉄メンバーのことも考える必要がある。悩ましい。
そんなこともあって、いつもプログラムの内容はみんなで相談しながら企画している。
そういった企画についての「話し合い」とか「相談」というのはデイケアの醍醐味の一つであると思っていて、
鉄道に限らず毎月のイベントの内容についても、幹事になったスタッフとメンバーが連日のように打合せをしたり、
シミュレーションしたりする姿がよく見かけられる。
こういった話し合う、自分の意見を言う、アイデアを持ち寄る、という経験は大事なリハビリでもあるし、
他のメンバーとの距離を縮めたりしてくれるし、
（結構疲れるけど）何よりもやっぱり楽しい。
前回の鉄道クラブで大宮駅へ新幹線を観に行ったときは、
オリジナルのウォークラリー式クイズを作ってきてくれた人もいて、おかげで皆より一層楽しめた。
みんなで行くからこその楽しさ。それが「鉄道Ｃｌｕｂ」なのだ。
さて、次は何処に行こうか。いっしょにかんがえよう。
