南ひだ健康道場日誌

南ひだ健康道場の日常や、健康体験の様子をお知らせします。

「薬草の森」の紹介(アケボノソウ)

2007-09-23 22:27:53 | Weblog
 今日森の案内人のIさんが花の咲いたアケボノソウを健康学習センターに持ってきてくれました。
 今、健康学習センターのカウンターに飾っています。明日ぐらいまでは花を見ていただくことができます。
 飾ってあるアケボノソウを見ながら今日の道場日誌はアケボノソウにしよう!と思い、今パソコンに向かっています。
 アケボノソウはリンドウ科センブリ属の2年生草本です。
 下痢止めの薬草で有名はセンブリと同じ仲間です。
 葉だけを観察していると同じ仲間かな?と思ってしまいますが花は似ていて同じ仲間であることを実感できます。
 アケボノソウとセンブリの生活史は類似しており1年目はロゼット葉(根生葉)
だけで過ごし発芽してから2年目に本葉を開き花を咲かせて短い生涯を終えます。
 アケボノソウの花を、よく観察すると緑色や黒色の斑点があります。
 この模様が夜明の空に見える星に見立てたことからアケボノソウという名がついたとのことです。
 名の由来からアケボノソウのアケボノは曙であることがお解りいただけるではないでしょうか。
 「薬草の森」のアケボノソウは環境に合っているようです。植栽圃場以外でもアケボノソウが増えてきていていますので、今「薬草の森」を散策すると至るところでアケボノソウを観察することができます。
 また「薬草の森」の環境をよくするために管理を行ってきたためにアケボノソウの生育環境が更によくなったようで1年目のアケボノソウの根生葉は昨年より多くなっているようです。来年は更にアケボノソウの花を多く観察できそうです。
 薬用としてのアケボノソウですが消化不良といったような胃腸薬として効果があるようですが、近縁種のセンブリと比較すると薬効は少ないとのことで利用されることはまずないようです。
 このアケボノソウですが下呂市萩原町を流れる山之口川流域では良く観察することができます。(担当K)

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