goo blog サービス終了のお知らせ 

覚書あれこれ

かつて見た映画、かつてやったマイナーゲームなどの覚書と単発ラクガキなどなど

トルコにも腹芸があった!(「歌い、踊り、奏で、にぎやかにトルコ」レポート)

2008年03月25日 | タワゴトと萌え語り

3月23日 某方からのリークで伊丹市アイフォニックホールでイスタンブル工科大によるトルコ民族音楽の演奏会があるという秘密情報を得たワタクシ、やはり無類のトルコ好きの友人を強引に誘って行って参りました、そぼ降る雨をものともせず宝塚線に乗り換えて伊丹市へ!(詳細はアイフォニックホールのHPで→こちら

てっぺん禿げ+出腹の食べちゃいたいくらいかわゆらしいナイスおじさまに率いられた大学生、総勢14人の奏で踊るトルコの民族音楽を堪能してまいりましたよ!

衣装

民族衣装って、どうしてどこもそこも可愛らしいのかしら!トルコの民族衣装は多彩で、演目一番目のくるくるダンス…もとい、スーフィズムの教義に基づく舞いでは長くて白いスカートに円錐帽、次の勇壮なダンスではタイの山岳少数民族風、他にも、肩から袖をたらしたヨーロッパ風あり、腰布の上から上着を羽織ったような割合自由のきく衣装有り、ベリーダンス(トルコではオリエンタルダンスというらしい)の妖艶な衣装有り、どの演目でも目を楽しませてもらいました。楽器奏者の白いシャツに、黒のベスト・ズボン、黒のサッシュ、靴というシンプルないでたちもステキだったなあ。
女の子の衣装は、ベリーダンス以外は、足首で絞ったズボンの上にエプロンみたいな上着をつけてることが多くって、そのズボンのふくらみ具合がまたかわゆらしい。腰帯の背中側に装飾品をつけたヒモをたらしてることもあって、ダンスするたびにお尻の辺で飛び跳ねてカワイイの!頭に載せた小さい帽子とベールもステキでした!

管楽器

まさかクラリネットを使ってるとは知らなかった。そして、民謡の旋律を奏でるクラリネットがあんなに色っぽい音を出すとは知らなかった。チャルメラみたいな音を出すズルナという木管楽器も、…あの音、トルコ音楽には欠かせないよな~~!!と、しびれました。他の管楽器は、遠すぎてよく見えなかった…

弦楽器

これまた遠すぎてあまり見えず。弦でひくものと、指で爪弾くものがあるみたい。弦で弾く方、ヨーロッパの民族音楽のフィドル奏者がするように、弾き手が足でリズム取ったり踊り手を囃したりしながら弾いてるのがすごく楽しそうだったなあ。

打楽器

アタシも叩きたい!!!!

でっかいタンバリンみたいな、片側にしか皮を張ってない太鼓(多分ケス)も、軍楽隊にも使われてる肩からヒモで吊って演奏するダウル(ドリル演奏用の大太鼓のようなもの)も、すんごいかっこ良かったよ~!!!リズムがもう、全然日本のものとは違いますよ!まず早い!そして複雑!ああ、あんなリズムを演奏してみたい!!(そんな技術ないけど) ダウル奏者4人による掛け合いなんか、音量にもリズムにも度肝を抜かれましたもの!

演者

女の子は踊り一本なんだけど、団長のデミルバウ先生を含め男の子達は歌を歌ったかと思えば次のシーンではズルナを奏で、ケスを叩き、オマケに踊りまで踊っちゃうというマルチぶり。途中の解説で選りすぐりの学生を連れてきた、と言ってたけど、ほんとうに頷いてしまいました。

西洋式の発声とは明らかに違う、なんとも悩ましく色っぽい男性の声。どっちかというと演歌に近いのではないかと思いました。

イスタンブル工科大

「なんで工科大で民族音楽なの?」とは誰しもが心に抱く疑問。ちゃんとコレについての解説がありました。曰く、もともとオスマン・トルコ時代からあった由緒正しい音楽院だったらしいんだけど、トルコが近代化してから、どこかの大学に所属しないと資金が出ないことになって、とりあえず、近くにあった工科大学に所属させてもらったんだそうな。
…それでいいんだ…

トルコ人

解説の細川直子さん(アタシ、この人の本実は2冊ほど持ってる)によると、トルコ人は目上の人や教師なんかに対する尊敬の念があって、義理人情に厚く、感情表現が大らかで裏表がなく、そんでもって熱い人が多いらしい。カワユイ(笑)。でもって、結婚式や秋祭りなんかでは踊りまくったりする生活に歌と踊りがしみこんでる人々なんだそうな。
数少ない親日国なんですよ?イスタンブルでアパートに入居する時も、「ヨーロッパ人はアレだけど、日本人だったら信用できる」なんて身に余る言葉をかけてもらえちゃったりするらしいですよ!?アタシもトルコ人大好きだよー!

手拍子

最初はかしこまって演奏を聞いていた日本人観客ですが、真ん中過ぎたあたりから箍が外れ、また、演奏のトルコ人のほうも、「手拍子をねだると意外と日本人は応えてくれる」と察したらしく、最後のあたりはねだられるままに手拍子しまくりました(さすがに踊ったり歌ったりはようせんが)。楽しかった~!ただし、手拍子の拍は、通常日本人歌手にする手拍子の約3倍高速。

 

で、どの演目も楽しかったのですが、なかでも特に印象的だったものを以下にメモっておきます。

なんと、トルコにも腹芸があった!!

シリフケ地方の腹踊りAsukmasuk(アーシュクマーシュク)

胸から臍の辺りまでにかけて、でっかく顔を描いております。女の人まで眉毛つながってまっす!

 

男女の腹人間が出てきて、男は女に言い寄りますが、なかなか応えてもらえません。

言い寄る→断られる→追いかけっこみたいなダンス→言い寄る→断られる→ダンス…を繰り返します。

なんど追いかけても振られる男に、客席から思わず「頑張れー!」という声援が(笑)

もちろん、最後はちゃんとくっつきます。

 


最新の画像もっと見る