【著者】 三雲 岳斗
【内容】 ミステリアスなヘッドフォン少女の美しく冷徹な論理
欠落した記憶を抱えた青年と心を閉ざした孤独な少女。
彼らが出会った場所は無数の学生たちがすれ違う巨大な進学塾。
夕陽に染まるビルの屋上から二人が見つめる恐ろしくも哀しい
事件の真実とは――。
気鋭の作家が送る青春ミステリーの傑作!
今まで読んだ本とは違ったタイプの内容の本でした。
推理小説・・・とはまたちょっと違う感じかな???
どういう分類に入るのかはちょっと分かりませんが、
でも面白かったのでそんなの関係ないです
数本の短編が収録されていて、
だけど一冊で瞑とスカ二人の物語が進んでいく感じ。
身の回りでおきていく事件を二人で(ほぼ瞑一人ですが)
謎を解いていくって感じなんだけど、
本格推理小説って感じではないと思うので、
推理が大好きな方にはちょっと物足りないかもしれません。
私は個人的に、瞑とスカ、二人の関係性とか好きでした
いろいろな事情から心を閉ざし問題の多い瞑のツンデレなところとか、
でもすごく寂しがり屋で、付き合っていくうちにそういうのに気付いて
下僕扱いされながらも、実は凄い瞑の支えになってる
これまた過去のとある事件のせいで恐怖症&変な性癖を持つスカとか
二人のお互いの凹と凸がぴったり重なっていくところが
私的にはとても好きだったな~
まだまだ二人のこれからが読みたいなって思いました
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