心向くまま徒然徘徊紀

思うままに思い、思うままに徘徊し追憶・追記を重ねていきたい。

維新の名を借りた報復主義

2012-02-14 19:43:22 | 政治哲学

 

地方分権の名を借り

維新の名を借りた歴史の逆転運動

 

いま起こり始めているものは

明治維新のころの

文明開化の運動とは縁もゆかりもない運動といえる。

 

幕末の時代は

列強に囲まれ

大陸の眠れる大国中国は

列強による植民地化の嵐が

吹き荒れていた。

 

海からは欧米列強が

北からは大国ロシアが南下し

朝鮮半島・蝦夷の地に迫ろうとしていた。

 

 

 

わが祖国は

武家社会にあり、

国民は士農工商の身分制度の中で

武士階級の政府、江戸幕府によって

手かせ足かせのがんじがらめの中で生きていた。

 

江戸幕府はこのような中で

打つ手なしのまま国民を統率できず

風前のともし火の中にあった。

 

 

しかるに

当時の若者たちは、

脱藩は切腹という時代に

命を懸けて

京都や江戸に向った。

 

海外の列強・北のロシアの南下から

祖国の危機を救い出そうとした。

 

そのために

国民が一丸となって

(一丸となるための典型は高杉晋作の身分制を超えた騎兵隊がある)

内外の危機に立ち向かうために

身分制社会から

国民を開放する道を切り開いた。

 

また、

一丸となるために共通の指導者として

当時もっとも

時代と環境にふさわしい天皇家を担ぎ上げた。

 

今、

漫画的に天皇を担ぎ上げ、

何の国民の支持も大義もなく

「君が代」を

キリシタンの「踏絵」のように非民主主義的に、

明治維新以来切り開いてきた

民主主義の根幹をゆるがせ、

強制的・強権的に

個人の人権をはく奪、破壊するような代物とは

縁もゆかりもないことを

私たち国民は

固く肝に銘じておくべきだろう。

 

今の「維新運動」とは

縁もゆかりもないものであろう。

 

地方の選挙で

支持しなかった人々を報復主義的に

憲法や民主主義を踏みにじってまで

生存権を奪ってしまうような歴史に逆行する

地方権力の横暴に断固反対したい!

 

 

参考1  http://oneosaka.jp/policy/04.html

参考2 http://www.hige-toda.com/_mado04/oosakafutijisen/hasimototo-ru.htm

参考3 http://kuniohiramatsuosaka.blogspot.com/2011/02/blog-post.html

参考4 http://www.linelabo.com/ishin-undou.htm

参考5 http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/cat41859019/index.html

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お正月早々の一人旅 松本城へ-5 | トップ | 過去の旅の思い出(福岡-八... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

政治哲学」カテゴリの最新記事