インターネットデボーション

ここでは、聖書を読んで、思ったこと、教えられたこと、励まされたことなどをつづっています。

創世記37:36~38:11

2007-12-02 07:09:55 | Weblog
37:36 あのミデヤン人はエジプトで、パロの廷臣、その侍従長ポティファルにヨセフを売った。
38:1 そのころのことであった。ユダは兄弟たちから離れて下って行き、その名をヒラというアドラム人の近くで天幕を張った。
38:2 そこでユダは、あるカナン人で、その名をシュアという人の娘を見そめ、彼女をめとって彼女のところにはいった。
38:3 彼女はみごもり、男の子を産んだ。彼はその子をエルと名づけた。
38:4 彼女はまたみごもって、男の子を産み、その子をオナンと名づけた。
38:5 彼女はさらにまた男の子を産み、その子をシェラと名づけた。彼女がシェラを産んだとき、彼はケジブにいた。
38:6 ユダは、その長子エルにタマルという妻を迎えた。
38:7 しかしユダの長子エルは主を怒らせていたので、主は彼を殺した。
38:8 それでユダはオナンに言った。「あなたは兄嫁のところにはいり、義弟としての務めを果たしなさい。そしてあなたの兄のために子孫を起こすようにしなさい。」
38:9 しかしオナンは、その生まれる子が自分のものとならないのを知っていたので、兄に子孫を与えないために、兄嫁のところにはいると、地に流していた。
38:10 彼のしたことは主を怒らせたので、主は彼をも殺した。
38:11 そこでユダは、嫁のタマルに、「わが子シェラが成人するまで、あなたの父の家でやもめのままでいなさい。」と言った。それはシェラもまた、兄たちのように死ぬといけないと思ったからである。タマルは父の家に行き、そこに住むようになった。

ここには、ヨセフがエジプトに奴隷として売られていったという出来事と並行して、ヤコブの息子ユダの長男の嫁タマルという異邦人女性の半生が記録されています。彼女は夫が死に、その後、生活の保障がつかなくなっていきます。そして、明日の聖書個所では、そのことのゆえに彼女は自分の将来のために大胆な行動にでるのです。どうして、このような事件が、ヨセフの生涯の合間に記録されたのかはよくわかりませんが、これは後々になって大きな意味をもってきます。新約聖書マタイ1:3には、このタマルがキリストの系図の中に登場するのです。マタイ1章のキリストの系図には、母マリヤを含め4人の女性の名前が登場しますが、それらの女性はそれぞれが旧約聖書の中で「わけあり」の女性達でした。イエス様はそのような家系の中に生まれたのです。異邦人であり、数奇な半生を送ったこの女性がイエス様の先祖とは!タマルもユダもヤコブも、自分の子孫がそうなるとは考えもしなかったでしょう。私たちが神のご計画の中に生きているとは、こういうこともあるのですね。私の考えもしないところで、神様は私の人生の中にあった出来事を通して働いておられるんですね。

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