昨日は「世田谷区子ども計画」シンポジウムで、午前中は平成22年度から26年度までの後期計画の素案説明と、午後は子どもの意見発表がありました。
子どもたちは総勢12名。
私と一緒に各地の施設回りをしてくれた子どもたちも4人。
ステージ上から堂々と意見表明していました。
頼もしいみんな。
子ども・・・と言っても、さすが、いろんな行事のリーダーを経験しているということと、良くも悪くも(誤解を恐れずに言えば・・・ですが)、大人慣れしているというか、大人とのやりとりに慣れているので、子どもっぽさや頼りなさがない。
高3になっている子どもたちは、もう子どもではないですね。
私たちの同年齢の頃よりもずっとずっとオトナです。
よい意見をいっぱい表明しました。例えば、ほんの一部ですが、
大人の中には、自分達に注意していることを自分でやっている人がいる。
こういうことをしたい、と言っても聞くだけで「お金がない」と言って最初から相手にしてもらえない時がある。
大事な決定の過程の説明がないまま、持ち帰って検討して、できないよ、と言われて納得ができないこともある。
子どものことを子どもに聞いてくれないのはよくない。
など、大人がドキッとしてしまう意見もいろいろありました。
シンポジウム後には、今後「子ども・青少年問題協議会」という区の諮問機関の中に、子どもたちの小委員会が設けられることに決まったというニュース。
昨年からの提案が叶い、ようやく次のステップに。
かねてから、児童館改革や子どもの居場所づくりは子どもたちが中心になってマスタープランづくりを進め、それを行政がサポートしていけばいいのに、と考えていましたので、いい進み具合です。
ただ、間違っちゃいけないのは、昨日の12人全員が大人との絶対的な信頼関係をベースにもっている子どもたちであること。そういう子は想像以上に少ないし、こういう風に物おじせず意見表明をしてくれる子は、もっと少ない。
そして現代社会においては、さらに、さらに、子どもの考えていることがわかりにくくなっていますね。多くの人が実感しているとおりです。
優秀であるがゆえにソツなく、シンポジウムの段取りに沿って意見を表明してくれる子たちには、さすが!とおしみなく称賛をしますが、称えすぎる必要はないし、よき対等性を築いていくパートナーであると認識してつきあっていきたいものです。
10月19日まで、区民意見提出手続(パブリックコメント)を実施しています。
http://www.city.setagaya.tokyo.jp/030/d00024940.html
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