おとなりカフェ

子どもとボランティア~食育フェア~


11・12日と、馬事公苑のけやき広場と農大の「食と農の博物館」を使って、3回目になる東京都食育フェアがありました。
こういうイベントの手伝いは、独身の頃にはNGO活動の関連でしょっちゅうやっていましたが、ちゃんと一日手伝えるようになったのは久しぶり。
けっこう楽しかった。仕事じゃないのがいい。

子どもがしっかりしてきたので、私が何かをしていても、自分の行動ができるようになったので安心していられる、それは大きなことです。
今回は、前日にほんのちょっとリサーチ。
ひよことのふれあい?にはまり、農大のレストランでパスタを食べ(安くておいしい!)、次の日に何をやって過ごすか決め、楽しみなことだらけで、よかったと思いながら帰宅。
(帰りの道中、なんと携帯電話を落としてしまった!という初めての経験をしてしまいました・・今まだ出てこない・・困ったことです)

以前は、保育園や学校が休みの日に仕事で一日じゅうイベントで動き回る必要があれば、子どもを同じ会場に連れてきていても、必ずシッターさんか友達家族か、姪っ子か、とにかくそうやって一緒にいてくれる人を探すのが最初の必須事項でした。
ゆえに、ボランティアという立場で同じことをするまでには、とてもとても到達できませんでした。
子どものいる生活になって、ボランティアするって贅沢なことなんだ、とつくづく思ったものでした。
そういえば、子育ては楽しく豊かなものだと思うことは多くても、夜の時間にしかない、さまざまな立場の人たちが集まる勉強会に出かけられなくなったことは、さすがに損失だなと思うことも多かった、というのも思い出しました。

ともあれ、リサーチの翌日(昨日)は、そういうわけで、子どもは牛の乳しぼり体験やひよことの触れ合い、やぎのえさやり(野菜マーケットにくっついているので、キャベツ・白菜のいらない葉っぱがふんだんにある)、クッキーの飾り付け、その他いろいろと。

子どもは友だちを誘いたかったけれど、学校は学年閉鎖中。
本人はぴんぴんしていましたが、基本的にはそんなふらふらはしていちゃいけない期間なので、一応マスクをさせ、携帯消毒ジェルを持たせ、菌をもらわないようにさせて、まあ、それなりに忙しく過ごせたようでした。
ランチは、一緒においしそうなものを買って食べ、めずらしいものや市価より安いものをお土産に買って楽しんでしまう。ボロ市のような気分。

最後は、私が片付けをしている間、イベントのスペシャルプログラム『いのちの食べかた』を見に(私が見に行きなさいと言ったのでしぶしぶだったかも)。
家には森達也さんの同名の本(理論社のよりみちパン!セ)があるので、やっぱり豚が・・・とか言って、気持ち悪そうな顔をして帰ってきました。
その会場の「食と農の博物館」1Fは、かなりの人が見に来ていて、立ちっぱなしだったらしく、あーあとため息ついてました。

私が手伝っていたブースでは、
ヤクルトの空き瓶のプラスチックを粉砕して、いろんな色にしたつぶつぶ・ペレットを使って砂絵のようなものを描きます。紙の上で絵を描きますが、色ごとにボンドをつけて、ペレットをざざーっとかけて、やさしく抑えて、とんとんと落とすとボンドのところだけ色が残っていきます。
今回は、食育ですからね、野菜の下絵でした。
子どもたちは工作が大好き。いろんなセンスで彩られた野菜に、へぇーと思うことがいっぱいありました。
世田谷区内で食にかかわる仕事をしている人たちと学生たちで、子どもたちの創作をサポートしましたが、大人気のブースになりました。

これは、今後地域活動でも使えそう。
もう、ヤクルトの方にも、その時はよろしくとお願いしました!(笑)

社会人こそボランティアしよう。これは私が昔からよく言うフレーズの一つ。
学生や子どもだけのものにしておくのはもったいないよという意味です。
ボランティアは捧げるだけのアクションではなく、双方向コミュニケーションの楽しさ、つながりや連帯感を思い出す最適な機会です。
何と言っても、ボランティア(無償)という立場だから、準備や後始末の本当の最初と最後や、運営全体に責任を持つ人が他にいてくれて、自分は楽しく手伝えばいいだけ。
こんなにいい立場はない。
金額の大小にかかわらず、仕事としてイベントに責任を持てば、楽しんでいる余裕もないことだってたくさんありますね。

あ~参加できてよかった、と思えた一日。
一般論ですが、原則としてボランティア活動は、そういう気持ちを各々に持ち帰ってもらえなければ、改善の余地があるということです・・ボランティアする目的のずれ、受け入れ態勢、その他・・なんて、余談かな。





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