Green Forest-北国の庭づくりあれこれ-

雪国、青森市を中心に活動しています。ガーデニング、外構、造園、エクステリアから、趣味の事まであれこれと綴ります。

雪囲い⑥ 生垣の囲い

2005-11-29 23:59:31 | 雪囲いについて・・・


ようやく我が家の雪囲いが終わりました。

適当な時間を見つけてやってたので、長くかかった気がしますが、

この程度なら本気を出すと、1日はかかりません。

基本的にあんまり、めんどくさい木は植えない様にしています。

皆さんも、庭を計画する時は、

どれ位自分で出来るのかという事をまず検討してみて下さい。

全部、造園屋さんに任せてもよし、

半日や一日でできる程度にしてもよし、

自分の割ける時間、出来る範囲を事前に設計者に話しておくべきです。



よく打ち合わせに行ってみて、多いのが、

庭が半分ジャングルになってしまっている。ケースです。

きっと、造園屋さんに言われるがままに、木を植えて、

最初は管理なんかもお願いしてたかもしれませんが、

そのうち手付かずになって・・・

庭って一度放置して荒れてしまうと、

近寄りたくなくなります・・・。怖くて。

そうして、あっという間に月日が流れてしまうのです。






それで、雪囲いの話です。

イチイ(オンコ)の生垣があります。

リフォーム前からあったもので、長さは短くなったけど残してます。

赤い実もおいしいし、常緑の生垣の中では、好きな物の一つです。

だいぶボリュームが出てるので、こういうのは屋根を架けます。

骨組みを作って、板を打っていくのですが、

いくつかやりかたがありますので、そのうち紹介します。

僕は、材料の都合と、道路からの見た目で、水平に板を打ってます。

重要なのは、頑丈さです。

何百㎏という、雪の重みに耐える必要がありますので・・・。

板も厚い物を使いましょう。

去年ケチって3分(9mm位)板を使ったのですが、かなり、折れました。

5分以上は欲しい所です。

薄く安い材で、すぐ壊れて、また買いにいったり、処分するより、

いい材で、長く使った方が、経済的にも、労力も、環境にもいいと思います。

僕は去年の大雪でそれを学びました。


皆さんも、失敗を繰り返しながら、雪囲いを楽しんで下さい。

せっかく雪国でしか、味わえない事なので。





雪囲い⑤ いまさら聞けない荒縄の使い方

2005-11-27 06:21:35 | 雪囲いについて・・・
今日は、買ってきた荒縄の上手(というか基本)な使い方。

縄を買ってきたまま取り出して使って、

いつもグチャグチャになってしまう。

そんな人向けの内容です・・・。



まず、買ってきた縄をよく見ましょう。

形が崩れない様に、タスキ(十字)で掛かっている縄があります。

その表裏を縦に繋いでる縄を探します。

これが、グチャグチャになる元凶なのです。

そんな訳で、これを外します。







で、外したままでもいいですが、

形が崩れ易くなったり、捨てるのももったいないので、

タスキの交点(表のみ!)を縛っておきます。







下ごしらえはこれだけです。

それから、内部の空洞のどこかに隠れている先端を探します。

これが、縄によっては非常に解りづらかったりします。

あとは、シュルシュルと引っ張って行けばいいだけです。

解っていれば、当たり前なのですが、

僕も初めて習った時は、目から鱗・・・でした。



でも、これで安心しきって、タスキの部分がほどけちゃうとOUTです。

くれぐれも、丁寧に取り扱いましょう!




雪囲い④ 男結び

2005-11-23 23:41:31 | 雪囲いについて・・・
今日はいわゆる男結びのやりかた。

これは、縄を無駄なく使う事ができ、見た目もいいので、

雪囲いやるうえで、基本の結び方となります。

新聞結んだりする時も役立ちます。

ひたすら画像(10枚)なので、興味の無い方は見ないで下さい!!!

ちなみに僕は左利きです。

右利きの人はどうやるか解らないので、やり易い様にやって下さい・・・。

気に入らない人は、ほかのHP探して下さい!

ではスタート。





① こんなふうに、ぐるっと回して、交差させます。
  長い縄(写真左)は必ず上に来るように交差です。
  短い縄(写真右)で仕上がりの長さが決まるので、ここで調整。(要熟練)
  まだ、強く回さなくていいです。後のオタノシミ。

  ちなみに、今回は写真の都合上、頭を結んでからやってますが、
  本当は下から順に縛り上げていきます。




② 長い縄(上の縄)を短い縄を中心にぐるっと回す。下から。
  輪っかの中に、短い縄が通ってるイメージ。 





③ こんな輪っかが出来ます。
  ここで、交点を片手で持ち替えます。(写真の左手)





④ 左手はそのまま。右手で今度は短い縄を持ちます。
  ここでおまたせしました。思いっきりしめます。(短い縄を引っ張る)





⑤ 今度は、右手の短い縄を、長い縄中心にぐるっと回す。(上から)
  短い縄が一周してまた、輪っかの中に入ってきます。
  
  短い縄の輪は小さい方がいいです。
  ただし、あんまりキツ過ぎると最後締め付け苦労するので注意。
  場数踏んで感覚を身に付けて下さい。





⑥ ここで持ち替えます。交点を右手に。
  短い縄を持つ手を緩めると、④でしっかり締めたのが緩むので注意!





⑦ 長い縄(左手)を思いっきり引っ張ります。
  右手は引き続き交点を抑えてます。ここで⑤の輪がキツいと苦労します。
  
  荒縄すべりが悪く、締めにくいです。(濡らしてやる人もいます。)
  力無い人は、ジュートロープの方がやり易いかもしれません。





⑧ こんな感じです。最後にコブの形を整えながら強く締め直します。
  ここで、①で話した、短い縄の調整がバッチシだと、長い縄を切るだけです。
  つまり、縄のロスが出ません。
  
  2本の縄(コブからでる、短いのと長いの)は同じ長さで切ります。
  見栄え良く!ちょっとした事ですが、心掛けましょう。





⑨ 完成です。こんな感じに仕上がります。
  
  今回はあじさいを支柱に結んでいます。
  結び目が3つありますが、(結び目の)位置、(縄の足の)長さを
  揃えると、きれいに見えます。

  また一本の縄で、下から上に巻くやりかたもありますが、
  見栄え、縄のロスを考えると、こっちの方がいいと思います。

  結び目が増えるのはめんどうですが・・・。

  でも、なれると、一結び10秒かからないですよ。  

雪囲い③ 弘前城

2005-11-21 22:28:55 | 雪囲いについて・・・


今日の夕刊見ました?(東奥日報の)

弘前公園の雪囲いが今日からスタートって記事です。

実は・・・

今日見て来ました!

あまりのタイミングに自分でもビックリです。


本当に久しぶりの天気だったので、もううれしくて。

柏に行こうとしたら、五所川原方面の空がドンヨリしてたので、

吸い込まれる様に弘前へ・・・。

そろそろ雪囲いしてるかなと、行ってみました。


去年の今頃は、造園屋さんで修行をしてました。

毎日雪囲いをしてました。

そんな折、ちょうど弘前公園の雪囲いの記事を見て、

一度見てみようと思いつつそのままになってたので・・・。


着くなり空が暗くなり、雨が降り出してはきましたが、

すばらしい雪囲いでした。

見せる雪囲い。

しかも、作業が早い!

大変勉強になりました。

昨日も触れましたが、大切な北国の文化だというのを再認識しました。



あとは、紅葉もすばらしかったです。

実は、雪囲いそっちのけで、桜やモミジを見てました。

時期も天候もあいにくでしたが、それでもとっても楽しめました。

来年はもっといいコンディションで見てみます。





この扇状にかけてるのと、板も釘を使わず縄止めしてるのがスゴイです。





これは植物園の前。これだけ大きいのに美しいです。






で、これが内部。複雑かつ合理的な骨組みです。







これはオマケ。大銀杏の前です。

まっ黄色。辺りは薄暗くてもここだけ黄色。

これが全部この銀杏の落ち葉です。感動しました。



雪囲い ②常緑樹の囲い方

2005-11-20 20:35:28 | 雪囲いについて・・・


常緑樹(コニファー類や、イチイ、ツバキ、ヒイラギなんか)の雪囲いの仕方です。

写真左右の小さいのは簡単です。支柱を立て、ムシロで巻くだけです。

問題はでかいのです。

まず、最初に支柱を建てます。今回は3本にしてますが、5、6本の方が、丸く見栄え良く仕上がります。

次に、スダレを巻くのですが、写真のスダレ上部を見て下さい。
あらかじめ縄を通しておきます。こうすると、作業が早いです。








それから、そのスダレを下の段にぐるっと回します。
この時、ちゃんと2段目の高さを検討しておきます。
また、所々支柱と結束させるのですが、スダレが太いとやりにくいです。

ちゃんと、上の段の為に次のスダレに縄を通しておくのを忘れずに。









上の段を回して完成です。こっちもやはり、所々支柱に結んでおきましょう!




雪囲いは、

はっきり言ってめんどくさいです。

しかし、昔から雪国だけに伝わってきた文化でもあり、

見るところの少ない冬期間の景観を作ってくれます。

子供は親から、釘やのこぎり、ロープの結び方なんかを習います。

ひょっとしたら、樹木に対する興味も沸くかもしれません。


僕は基本的にあまり手間の掛からない落葉樹を好みますし、

お客様にも勧めています。

だからと言って、雪囲いを嫌ってる訳ではないのです。

たしかに、手間ですが、雪国でしか味わえない大切なものだと思っています。


それを言いたいのと、自分でも忘れてしまわないようにと、

玄関前の一番目立つ、しかも屋根雪が落ちる所を

コニファーにしたんですよ。


玄関前や目立つ所は綺麗に雪囲いしましょう!

①板やスダレ、縄なんかをきちっと地面に平行にする。

②結び方にも気を配る。(結ぶ位置を揃える。かっこよく結ぶ。)

③スダレの継ぎ目なんかは、見えない位置(後ろ)にする。

④荒縄やジュートロープを使う。ビニールロープは・・・。

⑤薄い板、細い杭、垂木なんかはすぐ折れます。少々高価でもいい材料の方が、

 長い目で見ると経済的です。

要は、丁寧に心を込めて作る事です。全ての物作りに共通です。




どうですか?

冬場でも寂しくない、フロントヤード(玄関前)です。


まだ生垣や、低木やってないので、また次回紹介します。





雪囲い ①竹について

2005-11-20 13:25:02 | 雪囲いについて・・・



とうとう重い腰を上げて、自宅の雪囲いを始めました。

今朝、足りない材料をチェックし、いざホームセンターへ。

縄や竹を買ってきたのですが、

竹について一言。

切ってる位置がなってません・・・。

通常竹は、節のすぐ上で切るものです。

そうしないと、中に水が溜まり、すぐ腐ります。

左の写真が買って来たまま。右が切った物です。

わかりますか?

竹の中は空洞なので、水は節まで入って行きます。

一番左のものなんかは、何十センチも水筒状態になっちゃいます。

手間は掛かりますが、きちんと頭を節で止めてから使いましょう!


そして、竹もそうだったけど、木材も、

ホームセンターで買うと、バーコードのシールが・・・。

剥がすのめんどうなんですけど・・・。

綺麗に取れないし・・・。

なんとかなりませんかね~。



ちなみに、天地(上下)の見分け方もあります。

建築で使ったり、門松なんかは、大切ですけど、

この程度の囲いの竹はあんまり気にしなくていいと思います。

気になる人には個別に教えます。


あと、本当は青い竹が、油分が多く長持ちします。(高いけど)

しかし、その辺のホームセンターでは、扱っていません。

消耗品と割り切って、白竹で我慢しましょう。


では、また囲いの続きします。

天気のいいうちにやっておけば良かったのに。





工事と天気

2005-11-18 18:15:29 | いろいろ思うところ
外構工事というのは、とかく天候に左右されます。

ここ、2週間の青森の天気は酷いものです。

雪が降るのはしかたないです。青森だから。

しかし最近は、降ったり、止んだり、

ちょっと晴れた位にして、人を喜ばせておいて、また降ったり・・・。

さっぱり読めません。女心と・・・とはよく言ったものです。

この天候の中、職人さんの頑張りで、工事は順調に進んではいますが、

来週こそお日様を拝ませて下さい。お願いします。

すみません。ただの愚痴でした・・・。

きっと皆さんもタイヤ交換や、雪囲いが出来ず困っているんでしょうね。





ガーデニングもそろそろ休暇時期ですね。

来春へ向けての準備、計画をじっくり練りましょう。




今だからこそ、薪ストーブ

2005-11-15 20:35:56 | my favorites(おきにいり)


11/14の東奥日報の夕刊見ましたか?(青森の地方紙です・・・スイマセン)

薪ストーブが取り上げられています。

http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2005/1108/nto1108_8.asp

これは、11/8朝刊分。


昨日の分がわからない方の為に、かいつまんで話すと・・・

地球温暖化にからむ、二酸化炭素排出削減のお話です。

石油を燃やしても、薪を燃やしても二酸化炭素は発生します。

ただ、薪の場合は、木を切った跡にまた新しい芽が出て育つと、

二酸化炭素を吸収し、排出と吸収がほぼプラスマイナスで循環するそうです。

また、里山、雑木林に定期的に手を入れる事により、

落ち葉や、木が腐って放出する二酸化炭素も減少させる事ができる。

地球温暖化抑制の為、見直しましょう。

と言う内容です。



で、ここからが、僕の考え。

大学で建築を学んでいた頃です。

建築には、中心(核)が必要だと習いました。

ぼくは、それを人が集まる所と解釈し、

課題で暖炉を中心に人が集まる住まいを設計した記憶があります。

昔は、薪ストーブを中心に人が集まっていました。

(じいさんちがそうでした。)

今みたいな、高気密、高断熱の家でなくても、暖かさがあった気がします。

火を見てるだけで、得られる安心感。

パチパチ燃える音の前では、特に何もしなくても、

時が過ぎるのを忘れてしまいます。

よく上にはおでんが乗っていました。

子供ながらに、薪をくべれる様になると、なんだか大人になった気がしました。

TVの前で集まって、各自自分の世界に入ってるよりは、

健全な子供が育つと思いませんか?人を殺めるのになんの抵抗も感じない子供で無く。

やかんを載せておくだけで、今の建物の様に過乾燥にも悩まされないハズです。



今日はちょうどいつもお世話になってる

鉄工房アールさん

のところに行ったので、ご自慢の薪ストーブ(オーブン付き)

の前で、パチパチ燃える薪と炎を見ながら、そんなことを考えていました。

でも、このストーブすごくいいですよ。薪ストーブに興味がある方は、

ぜひ、見せてもらって下さい。



こんな事書いてる時に限って、

ストーブが油切れで、ピッピッ、ピッピッ、言い出しました・・・。

いつかは絶対薪ストーブの家に住むぞ~!!!














黄色いカーペット

2005-11-14 23:05:43 | 樹木について・・・


今日は日中久しぶりに、日が差しました。

やっぱり、晴れの日は気持ちがいいです。

僕の住んでいる団地は、イチョウの並木道に囲まれています。

先週までは、綺麗な黄色で、楽しませてくれていたのですが、

もう、だいぶ葉が散ってしまいました。

赤や黄色、色とりどりの紅葉もいいですが、

黄色一色の風景もとってもいいですよ。


だんだん、街並みから葉っぱが無くなり、冬の足音がそこまで聞こえてきます。

でも、今日は風で、イチョウの葉が舞って、

道路脇も黄色く埋め尽くされて、とっても綺麗でした。

桜の花びらが池や川を埋め尽くしている風景を思い出しました。

次は、桜の時期ですね。

その前に、雪囲いをしなければ・・・。



1時間後同じ道を通ったら、枯葉掃除がされた跡でした・・・。

せっかくの綺麗な枯葉が、お金掛けてまでもったいない感じがします。

街路樹の管理って、年間いくら位税金投入されてるんだろうか・・・。

なんて、生々しい事を考えさせられました。






サッカー&フットサル

2005-11-12 13:12:56 | my favorites(おきにいり)
僕は体がデカイのでよくお客様に何かスポーツやってるのか聞かれます。

実は・・・

サッカーをずっとやっていました。

サッカー雑誌も、もう何年も購読しています。

前の会社では、サッカー部が無かったので、自分で作ったほどです。

最初は4人しか居なかったのが、どんどん勢力を拡大し、

(バスケ部や、野球部から引き抜き廃部に追い込みました・・・。)

最終的には、15人近い大所帯になりました。

実は会社を辞めるとき、仕事以上に心残りだったのが、

サッカー部のことでした。

今でも、しっかり練習してるようすで、安心してますが。



先日、ブログ内で、トレーニングしてる話をしましたが、

青森に帰って来て約一年。ようやく、サッカー部に入りました。

ずーっと入ろう入ろうと思いつつノビノビになってましたが、

高校の同級生の入っているチームに先週から入れて貰いました。

いきなり試合(フットサルの)だったのですが、

一年ボールに触れていなかったので、

ボールは足に付かないし、

緊張と興奮とで余裕もなく、ズタボロでした。

前半だけで、ガソリンがカラッポになってしまった感じです。

そして・・・

次の日から猛烈な筋肉痛・・・

日頃、元気プラザで鍛えていたはずが、相当ショックでした。

実戦の疲労はまた違う様です。

明日も試合なので、頑張ってきます。



ところで・・・

ユニフォームがピンク色ってのがショックです。(ユベントスの3rdだった気がします。)

なんか、弱そうなのです。あの色はいったい・・・。





これは学生の時。フットサル大会で準優勝だったかな?

クライフ(オランダの偉大な選手の名前です)ってチームでした。

この頃が一番ボールを蹴ってて楽しかった時期です。

このユニフォームは大好きでした。

若かりし頃のベッカムがいたチームですよ。




CADについて

2005-11-09 21:02:45 | 庭づくり


日頃、お客様へのプレゼンテーションはCADを使って、

パース(上の図面みたいな立体的なもの)を提出しています。

建築の平面図や立面図なんかは、

2D(平面的な)の図面でなんとなく解るかもしれませんが、

外構になってくると、平面図を一目見ただけでは、さっぱりイメージがわきません。

図面に触れる機会の多い僕ですら、人の書いた図面なんかは、

読み取りに時間がかかります。

そこで、パースの出番になってきます。



昔はもちろん手で書いていたものです。

しかし、非常な労力を使います。

上の様なカラーで仕上げるとなると、もう大変です。

それを、2カット3カットなんて不可能に近いです。

ましてや、変更なんてあった日には・・・書き直す気も薄れます。

手書きは味もあっていいのですが、

もう一つ欠点が・・・

それは、ちょっと美化して書いちゃう事です。

平面や立面は図面ですが、パースは絵に近い所があって、

そこには、書き手の感情を入れる余地があります。

当然ちょっとでも広く、かっこ良く、見栄え良く書きたくなっちゃいます。

だから、出来上がりとイメージの違いがおきやすい・・・気がします。



そこで、CADの出番です。

操作はとっつきにくく、高価だし、(線が機械的で)図面にメリハリが出ないし、

パソコンありきなので、トラブルも多いし・・・

賛否両論あるとは思いますが、それでも使う価値があります。

僕が図面を書いて、それを職人が形にするだけなら、

手書きで、平面と立面を書けばいいので、CADより早いです。

しかし、お客様にイメージを伝えるには、

パースを提出するのが、最良だと思います。

そんな訳で、今日もひたすらパソコンに向かう日々です。

でも、たまには手書きしますよ。

やっぱり手書きも捨てがたいので・・・。書かないと下手になるし・・・。



ちなみにこの図面は今度工事させて頂くお客様へ、最初に提案した図面です。

今度完成写真をお見せします。








人に喜ばれること

2005-11-07 08:18:22 | いろいろ思うところ
先日ふとしたことから、人に言われた事がありました・・・

「人を喜ばせる様な事するのが得意だね」って。

今まで、そんな事言われた経験も無いし、考えた事もありませんでした。

それで、ちょっと考えて見ました。

僕が今の仕事で独立したのは、


一つは自分のやりたい事を仕事にしたいと思ったからです。

難しい事は解ってますが、人生で一度は好きな事でゴハンを食べてみたいと思っていました。


それから、青森が好きなので。

何度か言いましたが、自分の出来ることで、

この町の為になる事は無いかな?もっといい町に出来ないかな?

という思いでした。


それと、接客が好きというか、そういう畑で育ったので・・・

今まで、ハウスメーカーで設計や現場監督やってた時から思っていました。

技術屋ではあるけど、基本的には接客業、サービス業だと。

いかにお客様に満足してもらうかだと。

最初は、自分の事、現場の事、会社の事ばかり見ていました。

そう気づいて、行動出来るようになったら、仕事も楽に、楽しくなりました。



こんな事がありました・・・。

大正時代からの住まいの建替え工事でした。

古くなった直径40cmはある木の門柱がありました。

根元から腐って、倒れる恐れがあること、

また息子さん夫婦の要望で、撤去することになりました。

僕はお客さんの要望なので、当然というか、

ただ黙々と工事の段取りをしていました。

それで、実際の解体日です・・・

切り倒される木の前で、おばあさん(建主のお母さん)が泣いていました。

おばあさんが、子供の頃からあった門柱だったそうです。

毎日その木の間をくぐっていたそうです。

おばあさんはきっと息子さん夫婦に気を使って言えなかったんだと思います。

僕は全然お客さんの方を見ていなかった事に気づかされました。

一番長くそこに住んでいる人の気持ちを考えていませんでした。

後日・・・

その木を加工して、イスを作りました。

大きな庭があるので、そこで家族みんなで座れる様に。

おばあさんはとても喜んでくれました。

数多くの現場に接して来ましたが、とても印象深く覚えています。

人に感謝される仕事だというのを再確認し、誇りを持てました。



それで、先日褒められた話です。

そんな仕事をしていたから身についたのかな?なんて今は思います。

人に喜んで貰うとうれしい物です。

これからも、常々そうありたいと思わされました。

その言葉を貰ったときは、すっごく照れくさかったのですが、感謝しています。

陶芸について

2005-11-03 09:10:30 | my favorites(おきにいり)


昔から陶芸に興味がありました。

いつかは、習ってみようと思い続けはや7,8年・・・

高校時代からの友人で、

獣医になろうとしてたのに、大学から強制送還(訳はないしょです)され、

頭を丸められ、金山焼き(五所川原)の修行に出された輩もいました。

幼稚園のころ作った、コーヒーカップや雛人形、灰皿は今でも良く覚えています。

建築の世界でも、水鉢や照明やら、露出が増えて来ている気がします。


それで、この写真!!

いつもお世話になってる不動産屋さんで打ち合せしてる時、見せてもらいました。

彼女(不動産の)の知人の息子さんが作られたそうで、

今度紹介してもらう事に。

なかなかいい明りです。



僕は、この前見学会でお見せしたロートアイアンやら、陶器、ガラスなどの

地元の職人さんが作る、手作りの物を少しでも使って行きたいと思っているので、

ちょうどいい機会です。



今の世の中、工業化された大量生産の商品が安価に、簡単に手に入ります。

それはもちろん僕も使うし、批判してるつもりもありません。

ただ、昔ながらの手作業で作る物には、魅力が、存在感が、文化があります。

すべてが工業製品になってしまうと、せっかくの文化が消えてしまいます。

物作り、職人に憧れる僕にとっては、

そういう道に入る若い人がうらやましく、頑張って欲しいと思います。

だから、少しでもそういう道を広げられないかなと・・・。

色々思うところはあるのですが、徐々に実行して行ければと思ってます。

いいものが作れたら報告しますので。


早起きは三文の・・・

2005-11-02 09:03:09 | いろいろ思うところ


訳あって最近毎朝トレーニングしています。

近所の野球場です。

大きな公園に隣接していて、散歩にもとってもいいところです。

やっぱり、郊外は違います。



朝7時ともなると、小学生の通学ラッシュが始まります。

子供は元気だな~って年寄りっぽく見ていると・・・

・・・子供たちがこっちを ジ~っと見ています。

僕のトレーニング姿に見とれてると思いきや・・・

きれいな虹を見てたのです。

やっぱり、早起きはいいですね。本当に得した気分になりました。



僕は昔から朝型人間です。

会社も1,2を争う程早く行ってたし、

よく、トレーニングもしてたし、

休みの日なんて嬉しくて寝てられません。

朝からいっぱい動いて、そして力尽きて昼寝をしています。

当然夜は苦手です。23時にもなると目がショボって来ます。

若い頃は相当無理も利いたのですが、最近はそうも行きません。

飲み会で遅くなりそうな時は、一度寝てから出かけるようにしています。

でも、いいですよ朝は。

すがすがしいし、電話は来ないし、いろんなアイデアも浮かぶし、

何をするにも効率が上がります。



早起きの小学生や太極拳やってる人には負けてられません!

また、トレーニングに励みます。ちょっと寒いけど・・・