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腎炎

2009-02-10 01:58:53 | 慢性腎炎(IgA腎症)
IgA腎症の今までの経緯を記しておこうと思います。

きっかけは健康診断でした。
7年前、市の健康診断の尿検査でたんぱくと血尿が出て泌尿器科で再検査をしました。
そこでもやっぱりたんぱくと血尿が出たので慢性腎炎の疑いがあるということで、腎臓内科のある今のクリニックを紹介してもらいました。

詳しく検査をしたところ、「継続的にたんぱく尿と血尿が出ているので慢性腎炎ですね。」と診断されました。

慢性腎炎にはいろいろな種類があって治療も違うので、種類を確定するために腎生検をすすめられましたが、それには1週間ほど入院が必要とのことでした。
しかし、当時幼稚園の年少だったぷーちゃんを置いて私が1週間も入院するのはどう考えても絶対ムリでした。
なので、しばらくは尿たんぱくを減らす薬を飲みながら様子をみることに・・・。

この段階では私もまだ慢性腎炎を甘く見てたので、危機感も感じず診察もさぼりがちでしたねー。自覚症状はまったくないですから。

そんなこんなで3年たち、ぷーちゃんは小学1年生になりました。
きちんと治療していくためにはやはり早く腎生検をして腎炎の種類を確定した方がいい、と先生がすすめるので腎生検を受けることにしました。

問題はぷーちゃんだったんですが、直前まで黙ってて入院の2・3日前に話しました。話した1瞬だけポロっと涙を流しましたが、後は案外けろっとしてましたねー。「泣かんとがんばったら千円ちょうだいな。」と要求されましたが・・・。

腎生検は腎臓の組織を採って検査をします。
背中にばねじかけになった針をパチンと刺して組織を採ります。
それ自体は麻酔もするので全然痛くないのですが、たいへんなのはその後です。
針を刺された腎臓は当然出血しているので、止血のためじっとしていないといけません。
トイレも行けないのでおしっこの管を入れられてます。
食事も寝たまま。(おにぎりにしてくれてます)
寝返りも禁止。
そんな状態で一晩過ごすわけです。寝られませんよね。

順調だと翌日の昼には動けるようにしてくれます。
そして1週間で退院できるのですが、私は退院予定の日に熱がでたので3日延期され結局10日の入院になりました。

結果は後日ぷーぱぱと2人で聞きに行きました。
先生の説明によると・・・

腎生検の結果、慢性腎炎の中のIgA腎症である。
慢性腎炎は良くはならない、悪くなっていく病気である。
悪くなるスピードが早ければ透析になる。
しかし、普通の健康な人でも、年と共に腎臓の機能は衰えていくものである。
大事なのは腎臓が悪くなっていくカーブを健康な人のカーブにいかに近づけられるか、である。
うまくすれば、透析にならずにすむかもしれない。
ひどい風邪をひくと腎炎が悪化するので要注意。
塩分やたんぱくの食事制限はまだつきませんが、ひかえめにすること。

ということでした。

しばらくは落ち込んでましたねー。
食べ物の塩分にもすごく神経質になってた。
薬も忘れることなくきちんと飲んでたんだけど・・・

時がたつとまた診察をさぼりがちになって・・・
1度お説教されましたねー。
「腎臓はな、怖いんやで。自覚症状がないと思って油断しとったらいかん。自覚症状が出てきた時にはほんまに悪なっとんやで。悪なっても透析さえしたら生きていける。でも女の人は更年期とか子供の受験、就職、結婚なんかと透析の開始が重なるとパニックになる人がおる。透析になるにしても、できるだけ遅らさないかんのや。」

このお説教で心を入れ替えてまたまじめに治療しだしたんだけど、しばらくするとまた怠けてた。

先日、病院に行ったのでまたまじめになろうと思います。
薬もきちんと飲もう!!
もう怠けることのないように、ずっとまじめに治療しようよ、ぷーまま。