9月11日（土）、18日（土）12:00-12:50 NACK5「J-POP MAGAZINE」にて、
氷室京介アルバム特集＆インタビューOA!
■氷室京介ファンクラブ会報KINS SWINGでもおなじみ、
音楽評論家・ノンフィクション作家の、
田家秀樹氏がパーソナリティーを務めるラジオ。
■番組HP
http://www.nack5.co.jp/timetable/program332.shtml
■田家秀樹氏ブログ～新・猫の散歩
http://takehideki.exblog.jp/
■HIMURO INTERVIEW part2（後編）
※インタビュー中の相槌、笑い等は一部省略しています。
氷室京介の考え、思いという、「データとしてのインタビュー」をお楽しみください。
【田家氏】ツアータイトルの、そのBORDERLESS（ボーダーレス）っていうのは、これはどこで？
【氷室】これは本当は、今回ランダムに選んでいる人達がTAKURO君（GLAY）であり、
松井（松井五郎氏）さんであり、Y.T.にしても、ひっちゃかめっちゃかじゃないですか？（笑）
で、ポリーニョ（ポリーニョ・ダ・コスタ）に、チャーリー（チャーリー・パクソン）、全然脈略がないので、
そこの境を取ってカテゴリーを外したところで、作った物だっていう意味と、
あと、まあ、、ジョン・レノンがイマジンの「（Imagine）there's no heaven」（天国はないと想像してごらん）
って言ったのと同じ感覚で、境が無いことで何かが生まれるんじゃないかっていう、、こじつけですけど。
まあ、それプラス、Bマイナーの曲が多いんで、
ビー・オーダーレスでって、洒落でって（笑）いくつかの意味で。
【田家氏】なるほどね。なんでBがこう（"B"ORDEERLESS）なってるんだろうと。そっかぁ。
【氷室】でも、最後のビー・オーダーレスっていうのは、それこそ本当のこじつけなんですけど、
マスタリングの時に、前の日に曲順を決めるのに、もう凄い大変だったんですね。
逆に言えば、どう並べても凄く気持良く聴けちゃうんですけど。
そっ、リフが多い、Bマイナーが多い、、、BマイナーとAマイナーばっかりなんで。
並べ方によってはね、その、繋がった曲に聞こえちゃったり、
それがコンセプシャルじゃなかったりすると気持悪かったりするので。
【田家氏】なるほどね。で、ツアー・タイトルは？
【氷室】BORDERLESSってタイトルでRock'n'Roll Suicideっていうのはサブタイトルで付いたんで。
【田家氏】あ、サブタイトルで付いたんだ。
【氷室】50×50（フィフティー・バイ・フィフティー）ロックン・ロール・スーサイドっていう。
で、そのロックンロール・スーサイドっていうのは、
その・・スーサイド・ミッションっていう言葉が英語であるんですけど、
絶対不可能なことを仕事をやることをスーサイド・ミッションって言うんですね。
で、「50×50 Rock'n'Roll Suicide」っていう。我ながら良いタイトルだなっていう（笑）。
【田家氏】で、まあ、年齢がどう、、何だってことなんでしょうが、５０代になるわけで。
【氷室】あの、精神的には多分、全然変わってないと思うんですね。
誰かがその５０にして天命を知るって、、天命知りてーーよっていう（笑）
全然、全然ね、それこそさっき言いましたけど、
一歩進んではね、壁にぶつかり（笑）毎日煮詰ってるわけですよ。
何も変わってないんですけど体力だけは落ちてきますよね。これ、どう都合付けていくのかなっていう。
ただ、その、ある意味ね、自分が音楽をもっ（もっと）、、まだ続けたいってことを、
許される権利は与えられてるわけですよ、ラッキーにも。
で、それは俺がやってきたことが凄くラッキーにも周りの人が認めてくれてる部分があって、
それが成立してるんだと思うんだよね。逃げちゃまずいと思うんですよね、ここまで来ると。
あの・・たとえ惨めに不様になるんだとしても、
坂本竜馬じゃないですけど最後は、前のめりにやっぱり倒れるべきだと思うんですよね。
で、そこのところは最後まで持ってれば、後は、その、恥ずかしくないように自分に？、
辛くなってくると体力的にも弱くなってくるし、チーティングも増えてくるかも知れないけど、
自分に対して、、、世間なんかどうだっていいですよ、世間がどう思おうが。
ただ自分に対して自分がこれほど、なんか駄目になってしまったって恥ずかしくない程度に頑張る。うん。
【田家氏】もし、あの・・何年か前に、
その・・お腹が出ちゃったりしたらスッパリ辞めるって言われてましたけど。
【氷室】そう、そうですね。だから・・あれですよ。今回のツアーが分かれ目じゃないですか？
今回のツアーの時に腹が出てたら辞めるべきでしょうね。きっと。うん。
【田家氏】あぁ・・・で、出てないですよ（笑）
【氷室】あ、出てないですか？（笑）出てきてますよ（笑）
【田家氏】いやいや・・・
【氷室】あのね、同じにまず走れないし、当たり前に。あんな風に走ったら死んじゃうし。
それはそれですよね（笑）やっぱり歳取るっていうのはね。
でも歳取っても、他の５０歳と例えば喧嘩した時に、絶対負けちゃいけないわけで、、、
それはありますよね？田家さんもそうでしょ？他の６０幾つで、負けない感じはあるじゃないですか？
そうじゃないとまずいですよね、やっぱね。
【田家氏】腕力じゃなくても・・・気持は負けないっていう・・
【氷室】もちろんそうですよ。そういう腕力の話じゃなく。そう、そこのところをね。
それが出来なくなったら辞めるつもりでいますよ。それはもう、全然公言していいですよ。
【田家氏】まあ、矢沢さんの還暦のあの姿を、、
【氷室】だから、だからカッコイイんですよ。
自分が絶対に手が届かないところをあの人はやってるからカッコイイんですよ、そう。
もうね、矢沢さんやっぱ凄いですね。絶対、敵わない。
でも逆に自分が１２（歳）の頃はその人を選んでるっていうのは先見の目があるっていうか、
やっぱ、本物を見る目があるわけで（笑）そういう意味ではね。
そう、あの人はやっぱりね、ロッカーっていうよりは俺の中では鉄人なんですよね。
そう、あの人の生きざまで俺の人生は凄い変わったし、本当に、感謝していますよね。
【田家氏】まあ、でも、ああいうステージを６０で、１０年後に氷室さんが、、
【氷室】うん！もちろん。憧れで、憧れでやりたいと思いますよ。
俺が６０の時に、ああいう感じでね、堂々と人前に立てたら、やっぱ素晴らしいですよね。
でも、まだ、あと１０年もあるんで（笑）そりゃあね。
【田家氏】で、下ではTAKUROさん達が、こう、氷室さんを見てたりするわけで。
【氷室】そうですね。そういう意味ではTAKURO君達にも恥ずかしくないように。
でも、結構、何だかんだ言いながら俺、熱血漢なんで、
ステージが、その、始まったら、、フィジカルに、弱音を吐いたりってことは多分あまり無いだろうし、
どちらかと言えば心臓が止まっちゃっても、そのまま行っちゃうようなタイプだと思ってる、、自分では。
だから・・・そうですね。多分、それ程みっともないことにはならないと思いますけど。
次はカッコイイっすよ、絶対。かっこよくする。かっこよくする。
【9.18 OA part2 END】
■part2前編はこちら
■NTT docomo FOMA限定 氷室京介インタビュー裏話動画はこちら
http://www.fm795.com/i/foma2_4.php
■9月11日放送に関する記事はこちら
NACK5「J-POP MAGAZINE」HIMURO INTERVIEW part1（前編）
NACK5「J-POP MAGAZINE」HIMURO INTERVIEW part1（後編）
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