MID NIGHT-XXX

~眠れない夜のために~

NACK5「J-POP MAGAZINE」HIMURO INTERVIEW part1(前編)

2010-09-12 00:00:00 | Weblog


9月11日(土)、18日(土)12:00-12:50 NACK5「J-POP MAGAZINE」にて、

氷室京介アルバム特集&インタビューOA!




■氷室京介ファンクラブ会報KINS SWINGでもおなじみ、 
  音楽評論家・ノンフィクション作家の、
  田家秀樹氏がパーソナリティーを務めるラジオ。


■番組HP
http://www.nack5.co.jp/timetable/program332.shtml

■田家秀樹氏ブログ~新・猫の散歩
http://takehideki.exblog.jp/
※9.9-10の氷室武道館の記事もあったそうですが送信した時に原因不明の消去があったようです。





■HIMURO INTERVIEW part1(前編)
※インタビュー中の相槌、笑い等は一部省略しています。
  氷室京介の考え、思いという、「データとしてのインタビュー」をお楽しみください。


【田家氏】というわけで氷室京介さんであります。おかえんなさい。
【氷室】お久しぶりです。
【田家氏】こんにちは。
【氷室】どうも。
【田家氏】9月8日にですね12枚目のオリジナルアルバム"B"ORDERLESSが発売になりますが、(発売中)
前作のIN THE MOOD(以下ITM)からですね3年9ヵ月ぶりということになります。

【氷室】あ~長いですね。気が付けば。
【田家氏】でもその間にはITMツアー、2007年、
それから2008年の20周年JUST MOVIN' ON(以下JMO)のツアーもありました。

【氷室】そうですね。途中でベスト盤を受けてのツアーに入ったんで、
ずっと感覚が空いたっていう感じは無いですけど、結構久しぶりのオリジナルアルバムですね。

【田家氏】でもかなりITM以降の3年9ヵ月っていうのは密度の濃い~時間でしょう?
物凄く色んなことがあった感じがあるんじゃないですか?

【氷室】ん~そうですね。
ちょうど20周年を迎えたりだとか精神的には気分的には凄く色々なことがあった感が強いですね。

【田家氏】じゃあJMOツアーは2008年9月28日神戸で終わって、その時にはどういう状態だったんですか?
【氷室】それはもう、ツアーが終わるといつもの事ですけど、ぐったりしちゃっていて、その、あれですよね。
燃え尽きてる状態なので大体2カ月くらい何も出来ない感じですね。いつも。

【田家氏】で、2008年が終わって、で、2009年に入って僕らのところにですね、
氷室さんの情報というのが流れてきたりするんですけど、
2009年になってまず入ってきたのがマイ・ケミカル・ロマンスのジェラルド・ウェイとのコラボという。

【氷室】そうですね。20周年ツアーが終わった後に、
元々ツアーの最中にジェラルドと何かコラボレーションやろうかっていう話はもう既にあったので、
それを具体的な形にしたのがそのツアーの後でしたっけ。
そもそも時間軸が殆ど憶えてないんですよ(笑)。
毎回毎回計画を立てて進んでるっていうタイプのアーチストでもないんで、
その都度その都度自分の目の前に現れた凄く自分を、こう、、
感覚を沸き立たせてくれるような出来事に対してていつもフォーカスして動いてるだけなので。
殆ど覚えてないんですけど確かそうですよね。
ツアーが終わった後にジェラルドと「Safe And Sound」を制作して、
その後にしばらく空いてからウォーター・エイド
それから矢沢さんのコンサートに飛び入りで出させてもらって、まあそういったことをやってましたね。

【田家氏】でも今回のアルバム、色んなミュージシャンの方とかですね名前を拝見してると、
氷室さんが4,5年って言うんでしょうかね、
ロスに行かれてから事あるごとに名前を出されてた向こうのバンド、
このバンドが好きだとかこのバンドに憧れているとかっていう人達のこう、まあ

【氷室】そうですね。
ここ4、5年の間にクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジってバンドが好きだったので良く言ってましたけど、
そこの一連の人でアラン・ヨハネスっていう、
正規メンバーではないんですけどサポートメンバーのアランって奴と今回やって。えぇ。

【田家氏】まあ、そういう意味では、IN THE MOOD以降の活動の在り方に
全然ぶれが無かったんだっていうのを証明されたような気がしましたけど。

【氷室】ん、あの、そこと繋がってるかどうかはちょっと分からないですけど、
今回のアルバムはその、もうL.A.に住んで12年くらいになるじゃないですか。
良い意味で自分の中に日本人である氷室京介の血と、
12年間向こうで生活してきた向こうの文化圏で生活してきた自然に体の中に残ってる氷室京介、
新しい氷室京介っていう、なんて言うのかな、
要素というか、それが上手く、融合をそろそろきちっとさせなきゃ不味いなと。
なんで凄く今までよりは俺の中でのロックテイストというか、
ロックの解釈を凄く注入しないと不味いなと思いながら作ったアルバムではありましたけどね。

【田家氏】あ、それは意識しながら?
【氷室】凄く意識してました、今回。リフの曲が凄く多いですし。
【田家氏】まあ、今回のツアーのリハーサルは今日から始まるわけですが、
8月19日にリハがロスで終わってって、
ツイッターでお書きになってて(※ツイッターは氷室本人が書いてるわけではありません)

【氷室】1週間くらいやってましたかね。
【田家氏】それは・・そんなに長くない・・
【氷室】長くはないですね。
で、こっちで1週間、トータルで2週間くらいですか。まあ、いつもの感じですけど。

【田家氏】その・・日本に帰ってくる時ってのは毎回こう、同じものなんですか。
飛行機の中で過ごしてる時間とかっていうのは。

【氷室】いや毎回違うと思いますけど、いつもドタバタしてますね。
飛行機の中で試験の前の学生じゃないですけど、
全部こっちでやることのデータの整理したりだとかそういう事をやってますね。飛行機の中では。

【田家氏】去年はそういう意味ではライブは少なかったんで、
そんなにやることはなかった、今年は大変ですね。

【氷室】今回は大変ですよ。
アルバムを仕上げてからライブを行わなければいけない日にちが凄く短いので凄い大変ですね。
そういう意味では。

【田家氏】しかもいきなり武道館ですものね。
【氷室】えぇ。そういう意味で緊張しますよね。えぇ。
最初はその、自分の体力の配分もあまり分かっていないので、
武道館でボーンと行ってしまったらその後が大変になっちゃったりするので。


■HIMURO ITERVIEW part1 後編に続く

※田家氏のラジオによると、
「KING SWING最新号」は10月の上旬に届くとのこと。(田家氏は原稿をまだ書いてないとか。)














■番外編■TAKURO氏が語るHIMURO
~NACK5「J-POP MAGAZINE」の後にOAしたRADIOより
※インタビュー中の相槌、笑い等は一部省略しています。
  作詞家TAKURO氏の思い、氷室とのエピソードという、
  「データとしてのインタビュー」をお楽しみください。


【田家氏】実はこの放送の前、J-POP MAGAZINEの本編のインタビューのゲストがですね、
今週と来週と氷室さんでありまして。

【TAKURO氏】う"~ん!!
【田家氏】で、氷室さんのアルバムにですねタクローさんが詞を4曲書いてるってのがあって。
その話もちょっと伺えたらなと思っているんですけど。

【TAKURO氏】いや~、あれですね。
氷室さんに歌ってもらうじゃないけど、歌を作ったのこれで3回目なんですね。
最初「ANSWER」という曲、その後は「SAY SOMETHING」をお願いされて。
とにかくアルバムの中の1曲じゃないし、4曲ということだと、
アルバムの中の凄く大きな部分になるってことで、嬉しかったけど凄くプレッシャーでしたね。
ツアー中ってこともあったんで、ステージの勢いみたいな物を持って帰って、
ホテルにまっすぐ帰ってそこで書くみたいな感じだったんですけど。
ずーっと安全地帯を書いてる頃から松井五郎さんの詞が凄い好きだし、
氷室さんとの付き合いも長いことも分かっていたので、なんかこうちょっと不思議な感覚だし、
名前が一緒に並ぶってことになかなか慣れなかったですね。うん。だけどこう、
ずっと氷室さんが何年か歌ってきたことを僕はもう一ファンとして聴いてきた中で、
自分が氷室さんに、もしプレゼント出来る言葉があるとしたらなんだろうと。
それは多分、もっと具体的な歌の世界なのかなって思ってて、
こう、何だろう、氷室さんのイメージって凄く都会的なお洒落な恋だったり、
「魂を抱いてくれ」の松本隆さんもそうでしたけどね。
そういう松井さんが書く詞は、多分俺が見たことのないある種の世界観を持てて、
ちょっと現実とは違う世界へ連れていってくれるっていう詞だろうと多分勝手に予想して、
だとしたら俺はイメージが頭の中で分かりやすく広がる物にしようとか、
ちょっとダークサイドな氷室さんを聴いてみたいとか。
あと、恋の主人公ではなくて第三者的な立場の氷室さんっていう歌ってあったかなっていう。
詞を書く時にこの詞はこういった主人公で福生に住んでて歳は何歳ぐらいでっていう、
小説のポルトじゃないけどっていうような主人公が何十行の中に入りましたっていう。

【田家氏】そこまで説明をして?
【TAKURO氏】直接会ってお互いどうこうどうこうって、、お互いロスだし、
僕はツアー中だし、それこそメールは物凄いやりましたよ。もう家族よりしましたね(笑)

【田家氏】4曲本当にそれぞれタイプも違いましたしね。
【TAKURO氏】はい。今後自分が・・その、何だろう、、
いざって言う時に歌いたいテーマの幾つかはここで使いきってしまいました(笑)

【田家氏】攻撃的なことから(笑)
【TAKURO氏】TERUとはまた違って氷室さんの長いキャリアとか説得力っていう意味では、
ここまで言っても大丈夫だろうなっていうなんかその「My name is "TABOO"」っていう、
日本の、世界のタブーに対して、俺と氷室さんが思うところの、
触れちゃいけないことにちょっと突っ込んでいこうよっていう話になったんですけど、
氷室さんが「じゃあ、この詞はこうした方がいいんじゃないか?」
って出してくれたキーワードがあまりにも危なすぎて。
氷室さん、さすがに不味いと(笑)
もうちょっと歌として成立させましょうなんて。
やっぱトンガってんなぁとかね、なんかそういうの(笑)おっかねぇなぁとかね(笑)
そういうやり取りは凄く刺激でしたね。

【田家氏】なるほどね。なるほど。













      

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