時にタイムラグと言う物に、
残酷さ、せつなさを感じることがある。
例えば、その人が亡くなる前に書きとめていた日記を、
亡くなった後に目にしたり、
或いは、どこか旅に出かけるその朝に、満面の笑みで撮った写真を、
最悪の旅を終えてから見る等。
そこに共通するのは、
そう、
「記録」というもの。
今回の会報「KING SWING vol.034」で氷室はAFIと対談した。
もちろんそれは「WaterAid ライブ前の話」。
そして、その「記録」で氷室はこう言った。
「俺のオーディエンスもすごく盛り上がってくれると思うし、
きっと気に入ってくれる」・・と。
しかし実際にライブに参加した方ならお分かりだろう。
俺はスタンド席からその様を見ていたが、
まあ、アリーナ連中の盛り上がらなさと言ったら悲惨な物だった。
「氷室のオファーで連れてきた連中だぜ?」
その曲を知ってようが知らなかろうが、
普通に体が動いてもおかしくはないような曲もあったのに、
殆どの人達が「最後まで棒立ち状態」。
AFIがどうこうでなく、
氷室の友人だからとかではなく、
アメリカから来た連中に、
「日本のオーディエンスがそんなもんだって思われたまま帰国させるつもりか?」
何かそんなプライド、
感情が頭をよぎったあのもどかしい時間だった。
皆、立ちっぱなしのアリーナエリアで疲れていたのだろうか?
来年開催されるであろう大型イベントライブに、
もしAFIが出演したとするのなら、
「俺がそのリベンジを果たしてやる」、、、
何かそんな青臭い気持ちを抱かずにはいられない切ない夜でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/c5/7d7ee544b7a29e657f051ea1189faf81.png)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/05/cfb4c0ad56ee06a4403485009e50a6e1.png)