Michiyo Kamei "Shape of life"いのちのかたち  

画家 亀井三千代 記
「身体曼荼羅」春画と解剖図
michiyokamei diary

亀井三千代 HP/Michiyo Kamei official web site 

https://michika-6.wixsite.com/michiyokamei

のみ続けています…

2014年12月14日 07時08分48秒 | 日記


結局、個展が終わっても毎日飲んでいる…
3週間くらいは、ずっと飲んでいる
このままアル中になっちゃったら、どうしよう(@_@;)

そして今回初めて飲んだスコッチウイスキー
「ボウモア」写真右
師匠が買ったのを、少しいただきました。

遠くスコットランドのアイラ島というところにあるらしい。

容赦ないスモーキーな香り。
口に含むと、甘みを感じて
次の段階で、猛烈に煙の味が広がります。

味に複雑な段階があるって凄いな、と思う。

ウイスキーはほとんど飲んだことがない。
鼻に クワッツ とくる、っていうか
舌もビリビリするでしょう?

もちろん、一口目はボウモアもそれがあったんだけど
慣れてくると「甘ッ煙~、甘ッ煙~、」が癖になり
止まらなくなりそうで、怖くなりました(笑)



先日、新宿のリマ* に買い物に行く。

マクロビの食材を扱っているお店です。

食品を美味しそうに見せる添加物は一切加えられていないので
写真で見ても地味ですが、
一個一個にパワーがあります。
どれもちょっと堅いかもしれません。
ふわっとさせたりして 食べやすくするような配慮はなされていません。
その分、良く噛んで食べることになります。

素朴でクセがないのがクセ、というか
他の食品は、わざわざ香料や着色料、添加物を加え
食べやすくしすぎだと思います。
客に媚びすぎです。
「おいしさ」と「食べやすさ」はイコールではないと思うんですよね。

で、ここまで考えてふと思う。

本で「読みやすい」
展示で「わかりやすい」
絵で「見やすい」

は、本質とはあまり関係ないかもしれない。

一般に言う「わかりにくさ」をまとった作品が
面白くなければ興味がもてないし
逆にわかりやすくてもつまらなければ、素通りしてしまう。

(自分の事を棚に上げて言わせていただくなら)

ようするに、食べやすいものばかりを食べていると
「食べにくいけど、美味しいもの」に気づかなくなる。

見る側にわかりやすいアートばかりを見ていると
「わかりにくいけど、面白いアート」が楽しめなくなる。

「わかりにくさ」が取り除かれたその瞬間に
ぶわーっと魅力的な世界が広がるかも知れないのに。

私は、
そもそも人間は、そんなにわかりやすい生き物だとは思わないし
生物を取り巻く環境だって、未だによくわかっていないのだから
未知の部分に目を向けるなら、
わかりにくいものになって、当然だと考えている。

すでにわかっているところにドップリ居たって
仕方ないじゃん、って思う。


変な花、咲いた❤

* リマ http://www.lima.co.jp/index.html