亀井三千代 HP/Michiyo Kamei official web site
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驚く出会いがあった。
何年か前、お世話になっている人から
「奏デル盆栽ノート 」という本をいただいた。
私の植物好きを知り、送って下さったのだ。
つい先日、
この本の著者と偶然出会うことになった。
品川、高輪にあるオキュルスという画廊
ここは、父が頻繁に出入りしていた画廊だ。
この日 何となくぶらっと立ち寄った。
植物関係の展覧会をしていたことは知っていたが
絵なのか、写真展なのか…
そしたら、本物の盆栽が画廊の中に展示されていて
驚いた。
以前盆栽を見て、
死の美学だなぁなんて勝手に思ったことがある。
老いゆく長い年月を小さな世界にぎゅっと閉じ込めたような
そんなおもしろさを感じていたのだが、
(ちょっとだけ纏足を連想したりして)
でも、この人の盆栽は全く違う。
まるで自由な生の世界だ。
強制はない
生きるに任せる
鉢によっては、複数の植物が共生している。
共生に適するもの、適さないもの
それぞれの個性を生かす。
優しいまなざしの
とてもすてきな人でした。
で、結局…
その人の
キンシナンテンを育ててみることにした。
そのプロペラのような自由な形に
飛んでいきそうな軽さに
あこがれを感じたのだ。