小さな応援歌

集団ストーカーの被害者の方々に小さな応援の言葉と、ささやかな祈りをお届けします。

ファチマの予言

2017年10月17日 | キリスト教
カトリックでは今年ファチマ100周年を迎える。

ファチマとはポルトガルのある村のことで、100年前にルチア、ヤシンタ、フランシスコという幼い牧童に聖母マリアが出現し、何回かの啓示がなされたできごとだ。5月13日から10月13日まで一カ月おきに6回のご出現があった。

カトリックではこのような出来事がいろいろあるが、公式な認可までの行程は大変で、いくつかが公認されているにすぎない。ファチマはそのひとつだ。


この啓示の中で私の関心を引くのは地獄の啓示だ。
キリスト教信者としては地獄の教えは当然のものであるが、最近では地獄はないとか、人はあまり地獄に落ちないとかいった楽観的な考えが主流になってきているように思う。

このようなことを考えるとき、100年前になされたこの啓示は重要性を増すように見える。


以下は7月13日の3回目のご出現のときになされた啓示。

マリアのご出現を受けた子供のうち、後年シスターになったシスター・ルチアの叙述によるもの。


「マリアは私たちに広大な火の海をおお見せになりました。それはまさに、地の下にあるもののようでした。この火の中に、サタンと人間の形をした魂とが閉じ込められていました。この魂は、透き通るように燃え上がる燃えさしのようで、すべては黒く、あるいは光り輝く青銅色をしていて、大きな炎の中に漂っていました。彼らは自分の中から放つ炎によって、巨大な煙の雲とともに空中に吹き上げられ、ぞっとするような、しかも恐怖に震え上がるような苦痛と失望の悲鳴とうめき声を上げながら、重さもバランスも失って、火花のように大火の中を四方八方に飛び散っていました。サタンは、見たこともない奇怪な動物の形をしていたのでそれと分かりましたが、戦慄を覚えさせるような気味の悪い形相をしており、透明で黒い色をしていました。このビジョンは、ほんの一瞬の間続いただけでした。天の母マリアが、最初のご出現の時に私たちを天に連れていくことを前もって約束していてくださっていたことに、私たちはどれほど感謝したことでしょう。もしそうでなければ、私たちは恐怖のあまり死んでしまったと思います。」
(教皇庁教理省『ファティマ 第3の秘密』カトリック中央協議会 17ページ)



聖母は多くの人が地獄に落ちているとおっしゃった。子供たちはその日以来、罪びとが地獄に落ちることのないように、彼らの改心と償いのために祈り続けたという。


このように見てくると、たしかに地獄についての意識は現代人に希薄で、宗教でさえあまり言わなくなってきた。しかし人は死ねばどうなるのかは大きな問題であり、地獄に落ちるような悪い生き方を避けなければならない。


集団ストーカー、その他の悪事に加担している人々も同様で、ばれなければ悪いことをしても大丈夫という意識を考え直さなければならないだろう。神はすべてお見通しだ。人は死ぬ。そして人はみな神の裁きを受ける。地獄のことを知っている人であれば、ばれなくても悪いことをしてはならないという意識を持つ。地獄について知ることは大事だ。


そんな意味で、私は100周年を迎えるファチマの中の、地獄の啓示の重要性を改めて思う。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする