misty green and blue

Life is like an onion...

薔薇 3

2017-05-14 | something
                  


ルイ16世王妃マリー・アントワネットとナポレオン皇妃ジョゼフィーヌが愛した宮廷画家―
そのキャッチフレーズに惹かれて、過日そごう美術館で開催中の『ルドゥーテの「バラ図譜」展』に足を運んだ (4/29)

Pierre-Joseph Redoutéの名を知ったのは、この時が初めてである
“花のラファエロ”“薔薇のレンブラント”の異名に相応しく、彼の描く繊細にして優美な手彩色が施された点刻彫版による多色刷り銅版画の植物画は、芸術のみならず学術においても重用されるベルギー生まれの稀有な植物画家である
ルドゥーテの最高傑作作品集『バラ図譜』(1817-24)を中心に、世界的にも貴重な犢皮紙に描かれた原画などで編まれた展示品の数々に知らず知らず引き込まれていた....

中でも犢皮紙に描かれた水彩画『バラのブーケ』が圧巻、花束の質感は元よりその周りを飛び交う蝶、花弁から滴る雫に至るまで懇切丁寧に描かれたどこか翳りのある緻密にして典雅な美しさにしばし立ち尽くしてしまったほどである

“儚い人生を慈愛に満ちた純粋な心で優雅に生きる高潔な人”― その画から感じ取った私の印象
ふと私の脳裏に浮かんだのは、Princess of Wales ― ダイアナ元皇太子妃

離婚、慈善活動、非業の死―
彼女には白薔薇がよく似合う



「毎月5のつく日はスクエア感謝Day」と銘打ったFANCL GINZA SQUAREのプレゼント(5,000円(税込)以上のレシート要)が、楽天のギフトマグカップシリーズのひとつ、“ギフトコーヒーマグカップ ルドゥーテ”(780円)だった (5日)
前々から当日は母と銀ブラを決め込み、一足早い“母の日”を満喫した



薔薇を象徴する色はピンクが一般的である

“薔薇色の人生”は、幸福な人生、前途が希望に満ちていることを表す
しかしながら、薔薇には棘がある
艱難辛苦を味わう“茨の人生”もある

There's no rose without a thorn.

希望と失望
幸福と不幸

矛盾を併せ持つ薔薇は人生の象徴―
だからこそ多くの人は、無意識のうちに惹かれるのかもしれない


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