農暦新年の年明けにふさわしいとっても楽しいコンサートに行ってきました。
香港のグループサウンズともいえる温拿(Wynners)の33周年記念コンサートです。
私は20周年を見て以来の2度目、一緒に見るPさんはファンになって以来苦節17年の
末の温拿ライブ初体験です。温拿は私が香港好きになったきっかけの一つでもあるし、
私にとって重要な位置を占めています。そんな私達なので、お互いの
ごひいきメンバーの名前のボード(Pさん-阿B、私-陳友)やポンポンなどの応援グッズを
携え、コンサートに臨みました。Pさん製作ありがとう!
まずは香港コンサートお決まり行事の拝神をしっかり見に行きました。
中からメンバーが出てきた時、マイダーリン陳友に向けて、
「陳友~!」と大声で呼んだら、「え?」って感じで振り返られました。
まさかワシが呼ばれるとは!って感じですかね(笑)
温拿の中で人気があるのは、基本アラン・タムとケニー・ビー(阿B)なので。
拝神を見るため待っていたファンの中にもアランや阿Bファンがいたはずですが、
声はそんなにかかってなかったですね。
年齢層が高いので、そういうことはあまりしないのかも知れません。
というわけでマイダーリン陳友が一番人気者みたいなかっこうで、拝神の行事は
進んでいきました。
ひととおり拝神が終わり、普通は会場の中に戻るところですが、
そこはさすがサービス精神の旺盛な彼ら、記者やファンがいる方に歩み寄ってきました。
ファンからのプレゼントを受け取ったり、カメラマンのリクエストに応えて写真をとらせたり、
インタビューに応じたりしていました。
私がボードを取り出して見せたら、陳友がまた「お!」って感じで
驚いて、私ににこっと笑ってくれました。阿Bも私たちのボードを見てにっこり。
多分「おー、日本からわざわざ来てくれたファンだな」って思ったでしょうね。
また、そこにいたファンの中では見た目若い方だったので、「よしよし」
とか思って・・ないかな?!
ともあれ存在をしっかり認識してもらい、大満足で拝神見学を終えました。
今回は会場でグッズも販売していました。
Tシャツ、キーホルダー、小銭入れ、腕時計、帽子等それぞれ200セットの限定販売です。
私もいくつか買っちゃいました。
コンサートは定刻より15分遅れて、8時30分から始まりました。
代表曲ともいえる「千載不変」の1節から始まるメドレーでスタート。
コンサートしょっぱなから15分はあろうかという長いメドレー中、ずっと踊り続けて大丈夫?
陳友が一番ダンスが危なっかしいと言われていたけど、
そんなに目立ったミスもなくこなしてて、エライ!
Rundown
熱 舞 Medley
《 幾 多 都 經 過 》
《 陪 著 她 》
《 曲 中 情 》
《 不 可 以 逃 避 》
《 日 日 是 好 日 》
黄 霑 紀 念 劇 《 千 載 不 變 之 大 家 樂 》
Bee Gees Medley
《 滄 海 一 聲 笑 》 ( 葛 民 輝 出 場 )
《 錢 最 親 》
《 人 靠 衣 裝 》
《 好 學 為 福 》
《 地 球 圓 又 圓 》
《 始 終 都 係 朋 友 好 》
《 點 解 手 牽 手 》
《 齊 心 就 是 成 》
短 片 ( Making it )
《 霧 之 戀 》 ( 阿 倫 )
《 愛 在 深 秋 》 ( 阿 倫 )
《 一 段 情 》 ( 阿 B )
《 二 等 良 民 》 ( 健 仔 )
《 鼓 Solo 》 ( 陳 友 )
《 你 知 我 知 》 ( 阿 強 Rap 版 )
短 片 ( 千 載 不 變 )
《 今 天 我 非 常 寂 寞 》
《 朋 友 》
《 真 心 去 唱 》
《 友 情 相 關 照 》
《 自 然 關 係 》
《 I'll never dance again 》
披 頭 四 Medley
本 地 Band 壇 致 敬
《 點 指 兵 兵 》
《 半 斤 八 両 》
《 光 輝 歲 月 》
《 Sha la la 》
《 鍾 意 就 鍾 意 》
《 玩 ロ下 啦 》
《 33 轉 》
encore
《 夢 幻 的 笑 容 》 ( 阿 倫 )
《 香 腸 蚊 帳 機 關 槍 》 ( 阿 B )
《 陽 光 大 減 價 》 ( 健 仔 )
《 千 載 不 變 》
タオさんもやってたけど、温拿もやりましたビージーズものまね。
ビージーズのものまねっていうとどうしてもビジーフォーを思い出しちゃうんだけど、
ビージーズってつくづくまねされやすい人達なんですね。
ゲストの葛民輝は温拿の育ての親ともいえる故黄霑(ジェームス・ウォン)の役で登場。
映画「大家楽」の再現コーナーとなりました。
葛民輝は途中、長~い鼻毛の付け毛をつけたりして、
意味がよくわからなかったけど、可笑しかった。
あと香港のバンドに敬意を表するコーナーでサミュエル・ホイの
「半斤八両」やBeyondの「光輝歳月」をやってくれたのもうれしかった~
デビューして10年後から5年ごとに記念コンサートを開いている彼ら、30周年の時は、
メンバーの1人の鍾鎭濤(ケニー・ビー、通称阿B)が破産した頃で開けず、
今回その処理を終えて、晴れてコンサートを開けることになりました。
コンサートの構成にいつも盛り込まれる彼らのヒストリーの中に
その事情も語られていました。なので阿Bは今回特にうれしかったんだろうなあ。
コンサート中その話をして、「朋友」の歌の時にちょっと涙ぐむ場面もありました。
そんな阿Bは私たちの応援振りにちゃんと注意を向けてくれてました。
何の曲の時だったか忘れちゃったけど、角部分の小さいステージにメンバーが来たときに
ボードを持ってその近くまで降りていったのですが、
先に阿Bが私に気付いて、陳友に教えてくれました。阿Bってばやさしいぃ。ありがとう~
阿Bはその前からも私たちがポンポン振ってることに気付いてくれてて、
指差ししてくれたりしたんですよね。
そういう応援してる人がほとんどいなくて目立ったんでしょうけど、うれしかったです。
陳友も拝神の時にすでに会ってるので、「さっきの子だね」って感じで
結構長く私の方見ててくれて、握手してもらいました~。あーよかった~
あったかい手だったよーん。
Pさんによると阿Bの手は冷たかったらしい。阿Bは緊張してたんやね~
ちなみに陳友は今回ドラムソロをやったんですけど、これも画期的!
頑張りましたね~
もお若いときより絶対ドラムの練習量多いだろな
あとちょっと感動したのが、周りのお客さん達がとってもいい人だったこと。
隣の女性二人連れは多分温拿が若い頃からのファンって感じの年頃だったけど、
私たちの応援ぶりを見て、感心してくれたのか、しきりに前へ行け行けと促してくれたんです。
座ってる前を人に通られるのはうっとおしいことだと思うのだけど・・
「そんなに熱心なら前へいって応援するべきよ」とでも言わんばかりに。すてきだー
最後アンコールの時にまた前へ行った時も、
コンサートが終わって私達が席に戻るまで荷物の番をしててくれた感じで、帰らずに待っててくれたりもして。
コンサートで見知らぬ人にそこまでしてもらったのは初めてです。ホントにいい人達でした。
また、後ろの家族連れも私達がボードを使っていない時に、勝手に自分達でボードをまわして使ったりして
盛り上がってました。なんか自分達の応援グッズが他のお客さんにも楽しんで使ってもらえてうれしかったです。
みんなある程度中年になっておとなしく見ているようでも、やっぱり気持ちは盛り上がっているんだなあ。
そしてあげくに人のグッズも使っちゃう香港人のざっくばらんさ、親しみやすさ。
こういうのって最初に旅行で香港に来たときに感じた香港人のいいところ、好きな部分なんだけど、
それを久々に思い出させてくれました。
そして温拿彼らも5人合わせて年齢が200以上になるまで、一緒にコンサートを開くことができる
いい関係を保持しているなんて幸せだなあ。
まだコンサートは3月2日まで毎日続きます。
あともう1回くらい行こかしら