細野豪志ブログ

衆議院議員 細野豪志の活動報告です

汚染米に象徴される馴れ合い政治

2008-09-18 23:13:34 | 国会活動
農水委員会で汚染米に関する質疑が行われました。96回も立入り検査を行っていながら、三笠フードの食用への流用をとめられなかった農水省。

検査は、業者に対して事前に通知をしたうえで行われいましたので、隠蔽するのは難しくなかったのでしょう。内部通報が行われた後も、全く漫然とかたちだけの立入り検査を続けた事実からすると、善意に解釈しても、業者と農水省の間に、「暗黙の了解」があったとしか思えません。

今日は与党サイドからも、農水省の官僚に対して厳しい質問がとんでいました。あの手の質問を見ていて私が違和感を覚えるのは、自分達の責任をどう考えるのかということです。

企業に例えるならば、官僚は社員、国会議員である大臣や副大臣、政務官が役員にあたります。与党、特に役職経験者が国会で官僚を叱責する姿というのは、顧客の前で役員が社員の悪口を言うようなものです。顧客からすれば、「自分の責任を棚に上げて」という話でしょう。最も責めを負うべきは、自民党です。

今年は米の豊作が予想されています。外国産の汚染米、しかも行政の大失態が原因で米価が下落するようなことがあったら、一体誰が責任を取るのでしょうか?


今朝は久々に永田町に行きましたが、総裁選挙は全く話題にならなくなりました。汚染米に金融危機と来れば、結果の決まっている総裁選で大騒ぎをしている自民党は、いったい何なんだということでしょう。

自民党政権はすでに限界です。麻生暫定総理に、さっさと解散してもらいましょう。


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