語ろう! 宝塚とかジョジョとかガッチャマンとか。

まさかのここに来てヅカオタ状態、日々叫んでおります、ほかにジョジョ、初代ガッチャマン等好きです。
管理人 Masayo

"Love Never Dies"憶えている限りの解説 1(いろいろネタばれ)

2010-05-09 23:49:32 | Love Never Dies
ネタばれなので、いやー!という方はお読みにならないでくださいませね。
CD聴いたら話はわかっちゃうんですけど。一応場面解説も憶えているうちに。
すっ飛んでるところも多いと思いますけど(汗)。
しかも、チョーなげー。。。

なんせ、2回しか観ていないので、あくまでご参考でございます。
ロンドン移住したいくらいです、バカです。
CDは通しで一回、あとは主だった曲を抜きで聴いて、ざーっと歌詞読んだくらいで観劇だったので、きっといろいろ違っていると思いますが、お許しくださいまーせー。
いろいろ裏読みしながら観てしまったし。先日書いた歌詞の意訳が意訳じゃなくてウソこいてたし、すみませんです。今日のほうがまんず近いかなっていう。

日数かかると思いますが、まずは解説というか、説明を書きます。
場面の様子、歌、等々。その後感想。各場面の<>の中が曲のタイトルです。


・第1幕
プロローグ<#1 Prologue>

曲解説:オリジナルのオープニングにあったようなオーヴァチュアは無い。
映画版で老いたラウルが車で墓地へ向かう場面/ラウルが水に落ちたところのフレーズが少し違ったフレーズで流れる。 

明け方近いような夜(かもめの声くらいしていたかも)。波止場。真っ暗な舞台に、一筋の光が射している。一人の女性が壁に貼りつけられたポスターを見てつぶやく。
「ファンタズマ、驚くべき場所。Mr.Yが贈る...素晴らしく驚きに満ちた奇才...。"オー・ラ・ラ・ガールズ"のショウは一日5回! ...クリスティーヌ・ダーエ..."世紀のソプラノ"...。 全て去ってしまった」とつぶやく。

そばに伏せていた?黒いものが起き上がる。白塗りに黒い隈取り、黒い長い服の不吉な姿の女。「そう、何も残って無い。幽霊だけ。でもあんたは戻って来た、マダム・ジリー」
預言者のようにつぶやくように歌う。

最初に居た女性はマダム・ジリーであった。彼女はもう一人の女の存在におののく。
女は妖しくジリーに語りかけ、取りつかれたように、ここの場所であるコニーアイランドの素晴らしさを歌いだす。ジリーも加わってデュエット(抜粋)「ギラギラした光にあふれた夢のようなところ。まるで幻、海のそばにそびえるソドム!」

ジリー続けて(抜粋)。
「コニー・アイランド。奇跡に次ぐ奇跡、スピードと音、全てが回る。スリルに次ぐスリル、決してとどまらない。すべてのアメリカがここにある、物乞いの隣には億万長が居る どんな欲望もかなう場所!」等々。

曲解説:ここでジリーと女が歌うメロディはこのすぐ後の"コニー・アイランド・ワルツ"と同じである。

<#2 The Coney Island Walts>確かここで、スクリーンを駆使してコニー・アイランドの繁栄の様子が映し出される。オケのみ。

曲解説:ちょっと歪んだ感じの音で構成されたワルツ。本来のワルツの持つ舞踏のための楽しさはなく、どこか不吉でわざと耳ざわりな音を入れ込んでいるのが特徴。

音楽が止み、女はいきなりジリーを非難する。「あんたが自分の欲のために全てをダメにしたんだ! あの時何が起こったかあんたも憶えているだろう? 彼でさえ、その闇のような夢をもう一度見られたのに」<#3 "That's The Place That You Rined, You Fool!">


暗転(上記場面から回想になって次の場面?)

・シーン1<#4 Heaven By The Sea>
コニーアイランド随一の人気の遊興施設である「ファンタズマ」(名前から判るように、かのファントムが作り上げた)の外。
明るく楽しげなメロディーで、アンサンブルがMr.Yの功績を並べ立て、「ここはまるで海辺の天国のよう」と歌う。「Mr.Yは天才だけど、マスクを着けているんだって、何を隠しているんだろう?」「ここには素敵なボールルームも、滑り台も、カジノも、博物館もある、コロッセオだってある、METより大きなコンサートホールだってある!」等々。

曲解説:"コニー・アイランド・ワルツ"からのメロディー転用もあり、明るくアレンジされている。アンサンブルによって歌われる。全体的にはにぎやかで、ディズニーの「美女と野獣」の冒頭のベルの住む村の住人たちの歌を思わせる。

メグ登場<#5 Only For Him/Only For You>
彼女はここ「ファンタズマ」付き"Ooh la la girl"の一員でありスターダンサーとして人気を得ている。新しい出し物のせいで緊張しているのかやや落ち着かない様子。ほかの踊り子たちに「あなたはスターよ!」と賞賛されるも「彼」がショウを観に来てくれないことを気にしている。
踊り子たちはきっと彼も来てくれると励ます。メグは自分が彼のためにいかに努力を惜しまず研鑽を積んだかを歌う。ただ、彼のためにと。

踊り子とメグのやり取りがあった後、ファンタズマの門が開き、幻想的な様子が繰り広げられる。最初の場面でジリーと登場した女は鳥と人間のハーフのような衣装で高い吊り環につかまりどんどん上へ上がって行き、曲芸を見せる。空中ブランコやアクロバットなど様々な出し物が出ては消えていく。

"Ooh la la girl"の華やかなショウが始まる。
怪しげなフリークスたちがメグを紹介、ほかの出し物の宣伝もする。

曲解説:「オクラホマ!」に似た感じ、元気よくガールズソングとして可愛らしい。時代と場所をうまく表現した感じ、勢いがあり楽しい。

舞台がはねた後メグはジリーに、自分の出来はどうだったかを訊ねる。ジリーはショウのプロデューサーでもある。ジリーはメグにとてもよい出来だったと答える。
メグは「彼は観てくれたかしら?」と訊ねる。
ジリーは「そう思うわ、あなたの進歩をとても褒めてくれると思うわよ」と言いつつも、何とか「彼」に固執する娘の気を外らそうと、Mr.トンプソンがお待ちよ、と促す。

暗転

・シーン2<#6 The Aerie(演奏のみ)>
タワーの最上階。 コニーアイランドにそそり立つ塔、その最上階はガラス張りで、不思議な人の顔のようなドクロのような形をしている。
目の部分が窓になっている。中央には天井にまで届くほどの大きな、アール・ヌーヴォー様式の、女性をかたどった装飾、部屋にはピアノ。

暗い部屋に美しい女性が忽然と現れる。
次いで彼女の後ろに仮面を着けた男が現れ、女性を後ろから抱き締め、首に縄?のようなネックレスを着ける。恍惚としたようなふたり。
だが、女性は生きた人間ではなく、オートマタであった。
....クリスティーヌ・ダーエに生き映しの。
そして男はファントムである。

曲解説:ここでファントムが登場。前の場面から一転した、美しく哀愁のある旋律のオーケストラ、一部に不協和音が入り、何か起こりそうだという予兆になっている。

しばしの後、ファントムは我に返る。オートマタは閉めれば中が見えないようになったサークルに収まっている。

灯りがともると、そこがファントムの仕事部屋であることが判る。

オートマタに向かって、だが、彼にとってはクリスティーヌその人にに向かって、想いのたけを歌うファントム<#7 ’Til I Hear You Sing>(抜粋)。

「この10年もの長い間、みせかけの暮らしを生きて来た。
この10年の間、わたしは煙と騒音の上で無駄に時を過ごした。
わたしの心には澄んだ、えも言われぬメロディが聴こえているのに。
だが、気付いてしまった。きみが居なくてはそれらに声を与えることができないことに!

わたしのクリスティーヌ、去ってしまった。」

クリスティーヌが去ってからの10年の時をどんなに寂しく、眠れぬ夜を過ごし、虚しい時を重ねて生きてきたかを歌うファントム。
次第に感情が昂り、叫ぶように訴えるように歌い上げる。

「Let hopes pass, let dreams pass! Let them die!
Without you, what are they for?
I'll always feel no more than halfway real,
'Til I hear you sing once more!

望みよ消えよ、夢よ去れ、そんなものは死んでしまうがいい!
きみが居ないのに、何の役に立つというのだ?
わたしは半分死んだも同然だ、きみの歌をふたたび聴くまでは!」

曲解説:冒頭は"The Phantom Of The Opera"と同じビートで始まり、ロック調。
クリスティーヌ不在を怒りとも嘆きともつかぬ様子が歌われた後、メロディが切り替わる。ピアノだけのシンプルな伴奏に続いて美しいオーケストラの伴奏に乗せて甘美なメロディで歌われる。
最初はつぶやくように静か、次第にファントムのテンションが上がるにつれ音域が上がり、男性が歌うには限界を超えた最高音域が続く。観客の感動を誘う美しい曲で、ファントム役の聴かせどころのひとつ。 

・歌い終えた後、ファントムがオートマタのサークルにカーテンをしていたような。

部屋が明るくなり、マダム・ジリーとメグが登場。
メグはファントムに殺到し、「舞台を観ていただけたかしら、大盛況だったの、あなたがそれをとても喜んでくださると思います。新しい出し物では少し変更を加えたいけどどうかしら、でもきっとわたし上手く出来ると思いますわ」とまくしたてる。

曲解説:メグがいきなり割り込んでくるのがちょっと唐突。メロディーは#5と同じ。

ファントムはメグに「ああ、もちろんだ。きみはいつもよくやってくれている」と普通!!!に応えるが、心ここにあらずは明らか。
メグはそれでもまだ衣装はどうかとかファントムに付きまとうので、見かねたマダム・ジリーに止められる。
ジリーはメグに「マスターがお仕事中なのが判らないの?この方のお心はこことは別のところにあるのよ。あなたよりももっと大切なものがあるんだから」と、つい本音を吐いてしまう。
ファントムはムッとして「気を付けたまえマダム。立場を忘れないように」ときつく警告する。なおもジリーは食い下がり「今日は初日で大入り、大変な騒ぎだったのですよ、わたしたちの成功は、あなたが今なさっている「お仕事」に比べたら何の意味もなさないとおっしゃるのですか?」とファントムをなじる。

ファントムはイラ立ちを露わにし「もうたくさんだ!」とジリーを拒絶する。

ジリーはサークルに向かい、オートマタを覆っていたカバーを外す。クリスティーヌそっくりの人形を見て軽蔑したように「クリスティーヌ!クリスティーヌ!」と言う。
メグは人形を見てショックを受けたように「クリスティーヌ...」とつぶやく。
ジリーはメグに部屋を出るよう言う。メグは何も言えずそのまま退場。

ジリーはファントムに向き直り、我慢出来なくなって激しく訴える<#8 Giry confronts The Phantom>。
「パリであなたが暴徒たちに取り囲まれようとしていたとき、誰がそこに居ましたか?わたしたちですわ!あなたが法の執行官たちに追われていた時、彼女はいったいどこに居ましたか?あなたから遠いところじゃないですか。
わたしたちはあなたと共に居ました、誰があなたを(オペラ座から)遠く離れた場所に匿い、安全を確保しましたか?
あなたをカレーの港から(アメリカ)に密入国させるよう手配したのは?貨物船を探してフランスからあなたを脱出させたのは?」

ファントムは「何の問題も無い、昔の話だ」と切り捨てる。

収まらないジリーは更に続ける。
「ここに来て、あなたが見世物小屋に居たとき、そばに居たのはわたしとメグです」と、コニー・アイランドに来てからのファントムを見世物小屋の仕事から再び救い、金を工面し、ファントムの芸を売り込み、地元の政治家たちにワイロを渡し、投資家や記者たちを抱き込んでまであなたの成功を後押ししてきたのは誰かと主張する。

クリスティーヌはあなたを捨ててラウルに嫁いだ、彼の美と財力になびいたのです、あなたはそのことにずっと向き合って来た。

ジリーの言葉にファントムは我慢も限界に達して「止めろ!」と冷たく言い放ち、
「借りは返したはずだ。わたしはそう約束しただろう。
 さて、ほかに言いたい事があるかね?」と切り返す。

ジリーは言葉を返せず退場。

曲解説:「コニー・アイランド・ワルツ」のメロディと、あとはしゃべるような様子で続く。たたみかけるように重々しい響きで続く。ジリーのやりきれない気持ちがあふれ出す。

しばらくの後、ファントムは落胆した様子になるが、オートマタに向き直り歌う。
<#8の後半部分:'Til I Hear You Sing(Reprise)>

「Oh Christine! My Christine!
Yes, You fled from my face once before, but Christine,
What we shared, even you can't ignore,
My Christine!
I'll be no longer dinied! I'll have you back by my side,
My sweet Christine!

ああクリスティーヌ!わたしのクリスティーヌ!
そう、きみはかつてわたしの顔を見て逃げた、だが、クリスティーヌ、我々が共に分かち合ったものをきみは(でさえ)無視することは出来ないはずだ!
わたしのクリスティーヌ、もうわたしは拒絶されまい、わたしはきみを取り戻す!
わたしの愛しいクリスティーヌ!」

更に情熱的に
「And come what may, I swear somehow, someway,
I will hear you sing once more!

何が起ころうとも、どうしても、どんなことをしても、
わたしは再びきみの歌を聴くだろう!」

と歌いあげ、コニー・アイランドの外観の照明が浮かび上がる黒い背景と同化するようにフェードアウトして行く。

曲解説:#7のリプライズ、前半はロックビートが低音で鳴り、ファントムの燃え上がる気持ちを表現する。後半はビート無し。
#7場面での歌詞から変わって、クリスティーヌの歌を聴きたいという願いのような気持ちから、もっと情熱的に「聴くためにはどんなことでもする」と断言するまでに感情が昂っている。

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