私の職場でもこの夏から確定拠出年金制度が始まりました。
サラリーマンは、国民基礎年金と厚生年金の二つに加入し、企業によってはさらに、厚生年金基金(企業年金基金とも言います)に加入することがあります。
今回、制度の対象となったのは、厚生年金基金の部分です。
従来は、確定給付型年金制度の下で、基金を運営する機関が、そこで働く従業員が積み立てている原資を年間利回り5.5%を維持しながら長らく、運用して来ました。
ところが、昨今の低金利時代に突入し、それが限りなく長期化していることから、運用益が予想を下回り、基金の運営が悪化し、機関の存続が危惧される事態となったのです。
日本でも数年前から確定拠出型年金の導入が検討され始めていましたが、実際に企業が導入に踏み切るようになったのは、ここ2,3年のことです。
これからは、年金の運営も「自己選択と自己責任の時代」が来ると言われても、最初はピンと来ませんでした。
申込み前の2,3週間で、一通り、配布された資料に目を通し、制度の概略とこれからの年金運用の方法を勉強しました。
ただ、初めてのこともあり、申込み当日のギリギリまで、原資をどのように配分して運用するのが利殖を増やすことにつながるか、真剣に悩みました。
しかし、今後の金利政策や経済状勢は予測しがたいものであり、必要以上に悩んでも解決しないと悟ると、運を天に任せる気持ちで申込書に記入し、提出しました。
そして、後日、口座開設のお知らせが届き、インターネットにアクセスして申し込んだ内容を確認すると、「これからは、マネーゲームに放り込まれたのと同じだな。」という感想を持ちました。
そうなんです、これからの運用はすべて自己選択になり、増益も減益も自己責任となったのです。
すべてを定期預金にすることも考えましたが、現行の金利では利殖分が僅かなため、それを選択するにはためらいがありました。やはり、老後は少しでも余裕資金を持ちたいという願望を持っていることが自覚できたからです。
しかし、ギャンブル性を高め、リスクを取って、ハイ・リターンを狙うことも決断できませんでした。それは、絶対に、マイナス資産にだけはしたくないという本能的判断からです。
どういう金融商品を選んだかは、推して知るべしですが、これからは定期的に傾向を把握し、現在の残高がどうなったかをチェックすることになったのです。
サラリーマンは、国民基礎年金と厚生年金の二つに加入し、企業によってはさらに、厚生年金基金(企業年金基金とも言います)に加入することがあります。
今回、制度の対象となったのは、厚生年金基金の部分です。
従来は、確定給付型年金制度の下で、基金を運営する機関が、そこで働く従業員が積み立てている原資を年間利回り5.5%を維持しながら長らく、運用して来ました。
ところが、昨今の低金利時代に突入し、それが限りなく長期化していることから、運用益が予想を下回り、基金の運営が悪化し、機関の存続が危惧される事態となったのです。
日本でも数年前から確定拠出型年金の導入が検討され始めていましたが、実際に企業が導入に踏み切るようになったのは、ここ2,3年のことです。
これからは、年金の運営も「自己選択と自己責任の時代」が来ると言われても、最初はピンと来ませんでした。
申込み前の2,3週間で、一通り、配布された資料に目を通し、制度の概略とこれからの年金運用の方法を勉強しました。
ただ、初めてのこともあり、申込み当日のギリギリまで、原資をどのように配分して運用するのが利殖を増やすことにつながるか、真剣に悩みました。
しかし、今後の金利政策や経済状勢は予測しがたいものであり、必要以上に悩んでも解決しないと悟ると、運を天に任せる気持ちで申込書に記入し、提出しました。
そして、後日、口座開設のお知らせが届き、インターネットにアクセスして申し込んだ内容を確認すると、「これからは、マネーゲームに放り込まれたのと同じだな。」という感想を持ちました。
そうなんです、これからの運用はすべて自己選択になり、増益も減益も自己責任となったのです。
すべてを定期預金にすることも考えましたが、現行の金利では利殖分が僅かなため、それを選択するにはためらいがありました。やはり、老後は少しでも余裕資金を持ちたいという願望を持っていることが自覚できたからです。
しかし、ギャンブル性を高め、リスクを取って、ハイ・リターンを狙うことも決断できませんでした。それは、絶対に、マイナス資産にだけはしたくないという本能的判断からです。
どういう金融商品を選んだかは、推して知るべしですが、これからは定期的に傾向を把握し、現在の残高がどうなったかをチェックすることになったのです。