ER10(終) 第223回「ドライブ」

この「ER10」は、僕の中で煮え切らず、すっきりせず、
けれど続きが気になるという扱いに困るシリーズだったのですが、
今日の最終回は、出色の出来。

しかし、やや反則も多めだ(笑)。

毎回こう、とは言わないけれど…。
そうか、多分モリスが出てこなかったというのもあるかも。

↓括弧内、ネタバレ要素。
『けど、最後が銃声+暗転でシリーズをまたぐのはナッシュ・ブリッジスと一緒？』



以下、シリーズ10全体の感想など…。



最近の(といっても僕が見始めたのも最近の範囲内ですが)ERのシナリオは、
どことなくバラバラ感がある。バラバラ感を感じる。

7や8の、僕が見始めた頃のERには、毎回テーマ性を感じる部分があって、
典型的な例で言えば、ERの人間の家族の悩みがあり、そこへ
まるで映し鏡のような、また逆に反面教師のような患者が運ばれてくる
といった展開。
気付かされる、けれどそこに万能の正解は無い。
ERとしての正解、も主張しない。
そういったある種「視聴者放ったらかし」「あとはお好きにどうぞ」
みたいな部分がとても良かった。

同じ一話でも、見た人の数だけ解釈が異なるし、
また同じ人間でも、時が経てば以前とは違う解釈に至るかも知れない。
そういった懐の深さこそが僕にとってのERの良さだった。

(ハーイ、ここで美男が死にましたヨー。これが死に顔ですヨー。よーくご覧下サーイ。
画面に大写しですヨー。どうぞココで泣いて下サーイ。この演出、最高でショ？
みたいなモンに、俺様は心底ウンザリしているのです。)

けど、シリーズ10ではどうだろう。

言っちゃなんだけど、「次の話を見れば、結末が分かるんだろう？」と
いうところに、僕の中では落ち着いてしまう。

確かに、次の話は見たい。とは思う。が。しかし。
のような言葉の継ぎ方になってしまうわけです。



そんな僕の解釈が間違っているのではないだろうか、と思いつつ、
9/26からのシリーズ10再放送で、確認したいと思います！
(結局なんだかんだ言いつつ、見てしまうのねん)

ちゅうわけで、mixさん。
再放送アッタヨ！！
ウレチーィ。
もう一度ロマノを愛でることができるぜ。

でもホント言えば 9を再放送して欲しい…。