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高地のお話。高地で得する、損する!?

2005年06月18日 14時39分37秒 | Weblog

空気が薄いと人の体ってどうなるのか、知っていますか?

 

空気が薄いと、当然その中の酸素も少なくなるわけですね。

海抜0mのところと比較すると、私らが住むデンバーでは約20%酸素量が減少します。

 

これだけ酸素が減ると、どんなことが起るでしょうか?

 

簡単に言うとそれだけ酸素を取り込もうと体が自然にしますので、心拍数、呼吸数が増えること、また時間を掛けてですが、赤血球や毛細血管を増やすことなどが起ってきます。

 

ただ、1600mくらいでは大抵の人がその変化には気が付きません。デンバーの高度で高山病の症状が出る人はかなり稀ですから、ご旅行を考えている方はご安心ください。

 

ただ、ちょっとした運動で、息が切れたりする感じで、ああ、高地なのだなぁと実感することが多くなるくらいです。それから、お酒はいつもの半分くらいの量で酔ってしまったりということが起ってきます。

そうです!普段の半分のお酒で酔えるので、安あがりぃー!

 

お酒を飲むと、体はアルコールをアセトアルデヒドという有害物質に分解し、さらに酢酸、脂肪酸にしていくのですが、最初のところで大量に酸素が必要になるらしいのです。
それで、酸素が少ないところでは、アルコールに対する処理のために酸素を必要とするため、体の中では酸素の取り合いが起ります。

酩酊状態というのは、こんな感じで脳内の酸素が欠乏することが原因ですが、高地ではその段階が直にやってくるんですよ。

 

逆に、長い間高地に住んでいると、赤血球が増え、毛細血管も増え、酸素が少なくとも自然に対応できるようになるんです。

そう、そして日本に戻ったときは、酒豪になれる!?のです。ただ、もともとアルコールを代謝していく酵素が無い人は、どちらにしても飲めませんから、全ての人が酒豪になるわけではないので、注意してくださいね。

 


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