私は女狼

女狼と書いてMellow。
金の眼で世を巡り、狭間に生きる私は狼。

・死の商人に踊らされる、北朝鮮ミサイル騒動

2009年04月06日 01時18分42秒 | 蠢く闇に光る眼
もうすっかり春だね。
桜が満開。
道ばたには、私の好きな「ホトケノザ」が咲いてる。
なのに、イヤだねぇ。
一年の内で一番良い時期に、何やら物騒なニュースが駆けめぐっているじゃないか。

この所の北朝鮮のミサイル騒動。
これもまた とんでもない茶番だねぇ。
北朝鮮じゃ、ミサイルを打ち上げた5日には 5回も6回も「人工衛星は無事に打ち上げられ、成功した」と報道しまくっているけど、アメリカ軍の声明は違っている。
■「軌道上に衛星なし」北朝鮮打ち上げは失敗と米軍司令部
(読売新聞) 2009年4月5日(日)20:32- goo ニュース

 【ワシントン=小川聡】米コロラド州の北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)と米北方軍司令部は5日朝、声明を発表し、「北朝鮮が日本海と日本の上空を越えるテポドン2ミサイルを発射した」としたうえで「軌道に入った物体はない」と指摘、北朝鮮が主張する「人工衛星打ち上げ」に失敗したとの認識を示した。

 声明は「ミサイルの1段目は日本海に落ちた。残りの数段は搭載物とともに一緒に太平洋に落ちた」としている。「残りの数段」とした複数形の表現は、ミサイルが3段式だったとの分析とみられる。また、「この宇宙への運搬手段は、北米やハワイへの脅威ではなく、対応措置はとらなかった」とした。

大体、北朝鮮にミサイルの技術提供をしている企業はアメリカだろ?
その企業が今度は迎撃用のミサイルを買え、MDシステムに金を出せと、日本に迫っている。
両方に同じ武器商人が絡んでいるんだから、開いた口が塞がらないじゃないか。
世界のあっちこっちで、紛争を巻き起こせば、儲かるのはアメリカの武器商人だ。

日本も、連中の口車に乗っかって、国民の血税から高い金を出して、当たりもしない迎撃用ミサイルなんか何基も買うんじゃないよ。
*アメリカの武器商人*
■レイセオン
■ハリバートン
戦争の不当利益とハリバートン
米国防省は秘密裡にハリバートン社にイラク石油産業運営を指名していた
■ベクテル
巨利をむさぼる世界最大の企業「ベクテル社」
ベクテルで検索するとわんさか出てくる

軍事に明るい人の話だと、
『燃料抽入などの発射準備にあれだけ時間がかかるミサイルが、実戦に使用可能でしょうか?』と言っている人もいる。
何でも、北朝鮮がテポドン2ミサイルに使用した液体燃料というのは、
『一旦燃料を注入すると、極低温の酸化力の強い燃料がミサイルそのものを腐食させ、燃料漏れをおこしてしまうため、いつまでも発射を延期することはできない』ものだそうだ。
しかも北朝鮮はこれまでの報道通り、『天候悪化がミサイル打ち上げ延期の理由になるようなオペレーションシステムしか持っていない。』という。
なんと、せっかく燃料を注入しても、天候次第じゃ全てがパーになる可能性が高いシロモノなのだと言う。
…………。
確かにそんなものは、実戦向きじゃないわな。
おまけに『日本にとって必要なものは、高額な費用対効果の薄いMDではないのです。
発射準備に一日もかかるなら、発射する前に破壊できるわけです。
つまり自衛艦や潜水艦から発射可能なクルーズミサイルであり、ステルス爆撃機です。
落ちてくるミサイルを打ち落とすよりも、よほど確実で効果的。しかも安価です。』
と。
報道されてたけど、発射準備に1日かかる 今回の北朝鮮のテポドン2ミサイルってどうよ。
致命的なまでに準備時間がかかるし、
準備している間に、クルーズミサイルやステルス爆撃機でドカンと一発されたら終わりだなんて、益々実戦から遠ざかるじゃないか。
『茶色文字』は、陳さんのWorld viewより)
ところが、こんな事、日米安保の絡みやら日本のMD出資の絡みやら何やらで、国際舞台じゃ大きな声で言えません。
情けないほど様々な欲が絡んだ「北朝鮮ミサイル騒動劇場」じゃないか。

さて、そんな武器商人達の正体は…
 ・1980年代のレーガン時代以後保守化したアメリカは、「人口のわずか5%ていどの少数の超大富豪とエリートが世の中を支配しておれば良い」という、南部諸州古来の貴族制的伝統Southern Aristocracy に回帰することを志向しはじめた。

・それと共に、冷戦体制崩壊で利益の激減した武器商人が地域戦争の勃発を切に望むようになる。

・ブッシュ元大統領は、親子二代で大統領職をつとめる世襲の貴族であり、
元副大統領のチェイニーや、元国防長官ラムズフェルドは、巨大兵器産業のセールスマンである。

・そうした南部貴族的な政治家と「死の商人」の支配が、アメリカ政界に根をはってしまった。

・チェイニーはイラク復興事業を請け負う予定のゼネコン(ベクテル社)重役であり、かつ、油田消化産業(=ブッシュ大統領の地元選挙区テキサスの大手企業)の重役である。(12兆円ほどもうかる)

・アメリカの元国防政策部長パールは、中東最大の武器商人カショーギとの「黒い仲」が取り沙汰されたため、首が飛んだ男。
カショーギの御曹司がダイアナ妃の元婚約者だった。

・戦争には病人・ケガ人がつきもの。ラムズフェルドは世界的な製薬会社、G・D・サール&カンパニーの最高経営責任者、社長、そして会長。

おおー、これはこれは、どちら様も小泉君や小沢君のお友達ではありませんか。
何とも凄まじくドロドロだねー。
しかもベクテルと言えば、私達の間じゃ、えらく有名なメーソン企業。
あー、やだやだ。
どうにもこうにも欲だらけじゃないか。

今度のミサイルもそうだけど、テレビや新聞から垂れ流される情報を簡単に鵜呑みにしないで、その裏を見なきゃ、この先とんでもない事になるだろうね。