今日は国立感染症研究所の一般公開に。
近くに寄ると、看板が見えます。
「秋の週末行ってみようか感染研」
字余りの俳句にも思えるコピーが印象的です。
お目当ては標本展示。カビや寄生虫、衛生害虫の実物を観察できると案内にありました。
魚に寄生する条虫の写真を軽く見て、視線を回虫の標本コーナーへ。
液体の中で何か動いてます。標本が動く? 液体の中だから揺れてるのねと納得してたら、担当の方が「生きてます」と、説明してくれました。
でも、丸いタッパーに麺類と水を入れてるようにしか見えません。全粒粉のパスタに見えます。
え?
飼ってるの?
こちらが雌であれは雄ですよ、と重ねて説明してくれました。全部同じに見えますが、プロには違いが簡単にわかるのです。当然です。
飼育してるわけではなく、今日の展示のために豚から採取し、あとでホルマリン漬けにするそうです。
隣にはアニサキスの生きた標本が!
シラスをひと回り小さくしたものにしか見えません。それが少し動いてます。
いずれもインパクトが強過ぎました。
お勉強のため、講演も聞きました。
「インフルエンザ」の会場は満員で、あふれた人には食堂での中継があります。
第一線の研究者から生の声で聞ける機会は貴重です。
A型インフルエンザウイルスは鴨やアヒルの水禽の腸内に常在するそうです。今さらですが、直接聞いたら印象が違います。引き続き、話題の「エボラ出血熱」と「デング熱」の講演を。それぞれニュースから伝わっている知識の裏付けとさらに詳しい話が聞けました。
まだまだ蚊は生息してます。もう少し注意して、それとインフルエンザの予防接種も受けなくては。
他には、ゲームやクイズ、ラボ見学、各種体験コーナーなど、工夫を凝らした企画が沢山あって、家族連れも多く見受けられました。
こういう一日も面白いものです。