つれづれなるままに・・・仕事日記。

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横領されて財務諸表に偽りが出たらどうなるの?

2007-10-01 00:47:45 | 内部統制
東芝元課長が架空リースで詐欺…被害60億、4容疑者逮捕
(2007年9月21日1時38分 読売新聞)

 大手重電メーカー「東芝」(東京都港区)の元課長級社員が在職中、コンピューターソフトの架空のリース契約を結び、東京都内のリース会社から約5億2400万円をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は20日、元社員ら4人を詐欺容疑などで逮捕した。
 4人は昨年3月までの4年9か月間に、リース会社4社から総額120億~130億円を不正に引き出し、少なくとも60億円は返済されないまま焦げ付いている。同課は、4人がだまし取ったとみて、資金の使途などを追及している。
 逮捕されたのは、東芝の社内カンパニーの一つ「セミコンダクター社」のITプロジェクトチーム元参事(課長級)・高橋和男容疑者(56)と、北区のコンピューターソフト開発会社「日本ノーベル」社長・毛塚幹雄容疑者(66)、千代田区内のソフト開発会社社長・笹田行夫容疑者(60)ら。
 調べによると、高橋容疑者は2004年8月~10月、偽造した社印を使って、東芝が特殊なコンピューターソフトを大量に使用するという虚偽の契約書を作成。NTT系列の「NTTファイナンス」(港区)にこのコンピューターソフトを購入してもらったうえで、東芝がリースを受け、5年間にわたって毎月リース料を支払う契約を締結、購入代金名目でNTTファイナンスから約5億2400万円をだまし取った疑い。
 購入代金は取引を仲介した会社の口座から、笹田容疑者の関連会社の口座に振り込まれた。4人はこの一部を、毛塚容疑者の「日本ノーベル」を通じて、NTTファイナンスにリース料として支払うことで、契約が履行されているように装っていた。
 同じ手口で4社から引き出された資金は総額120億~130億円に上る。架空契約は06年秋の東芝に対する国税当局の税務調査で発覚し、高橋容疑者は、東芝子会社に勤務していた同年10月に懲戒解雇された。
 120億~130億円のうち60億円以上は未返済で、高橋容疑者は、このうち7億円について「自分が経営する人材派遣会社の運転資金や、複数の女性との交際費などに使った」と供述しているという。
 東芝広報室の話「(高橋容疑者は)無断で当社名義の契約書を偽造して金員を受け取っており、当社の社会的信用を失墜させる悪質な事件。従業員の法令順守に取り組んできたなか、このような事件が起きたことは誠に遺憾である」

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070920i314.htm?from=main3