PINK SNAKE巣

私の愛する 私の闇

死んでるようには生きたくない

2007年10月10日 | 苦毒
最近やたらに小説を読んでいます。

よみてぇ~ なんかよみてぇ~
でも 勉強系はいやだぁ~ でも逃避もいやだぁ~
そんな、いやいや星人ながらも七転八倒しながら、あれこれ手をつけて読み漁っています。

幸い綾辻さん(絶対解かんない本格が好き)(どうしてテレビのサスペンスはあんなに解かりやすいんだろう。驚きがないストーリーは見ていて損した気分になる。)とかずっと読んでなかった本がどっさりある(けど古本屋にはあまりない。くぅ。池袋にブックオフ設立 激しく希望)ので、そこらへんを。と。

んで、手持ちが尽きたときに珍しく新作、新人(私が読んだこと無いってだけ)を
本屋で購入。殺し屋がいっぱい出てくるという設定に惹かれたんですね。
伊坂幸太郎のグラスホッパーを読みました。
(ジャック・クリスピンは、実在はしていないそうですね。念のため。あと、あの映画も存在しないようです。)
んで、そこには、何度も何度も現れるフレーズがありました。

死んでるようには生きたくない

この一行を読むために、この本を読んだんだなぁ、と感じました。

死んでるようには生きたくない
本当にそうだと思います。

解かっているはず、みんな知っているはずなのに忘れがちな真実。

人は絶対死ぬ 必ず死ぬ どんなことがあっても死ぬ。

輪廻転生・魂のサイクル等の立場で言ったとしても、その入れ物には、
その生には終わりがかならず用意されている。と言い換えることができます。

死 とは。
Wikipediaにはこう書かれています。

死(し)とは、生命活動が不可逆的に止まる事、あるいは止まった状態。
即ち、死ぬ事や死んでいる状態、滅ぶ事や滅んだ状態、存在しない状態である。
対義語は生(せい、いのち)又は誕生。
転じて、組織の滅亡や、そのものがもつ本来の機能が失われる事を例えて「死」と表現する事も多い。例:「星の死」「ローマ帝国の死」「相撲の死に体」「野球の死球」。


死ぬ という事は、やってみる事が出来ないのでなかなかどうなるのか解からないものです。

怖い、と感じる人もいれば、美しく気持ちいい、素敵な体験だという人もいる。
異世界へ移行すると言う人もいれば、無になる、と言う人もいるでしょう。
100人に聞いたら100通りのイメージがあるかもしれません。



やるしかないじゃない、そう君の言うとおり。


本当は、生きるしかないじゃない。ね。
それがしたいなら、生きるしかないのさ。

忘れられたくなければ、生きるしかない
幸せになりたければ 生きるしかない

死にたければ 生きているしかない。
死んだら死ねないし。
もう絶対どこへも逃げられない。

そして、結局、もう生まれたくなければ 生ききるしかないじゃないね。

一所懸命に死ぬ理由を考える。
一所懸命に死ぬ仲間を集める。
人のせいにしてみる。
恨んでみる、呪ってみる、蔑んでみる・・・

でも結局、

やっぱり、私たちは、結局の所生きたいんだろう。

ただ、色々めんどくさかったり、誰も解かってくれないと感じたり、
弱みを見せたくなかったり、被害者になって私さえいなければって思ったり
加害者になって、私の死で何かが変わればなんて妄想したりして
そうしているのは、やっぱり、生きたいから。

その生を意味あるものにしたいからだ。

誰かを傷つけても、誰かに憎まれても、誰かをだまし続けても
どうしても、なんでそんなに生きたいのか。


それはやっぱり 幸せになりたいから。


そして、今、幸せじゃないと感じているなら、必ず幸せになれる。





私は、もっと生きたい、見返りを求めない人生を生きたい。
私はもっともっと楽しい人生を生きたい。




だから、今までの私(のアイデア)は、死ぬ必要があるのだ。

それは生命を終わらす、という事ではなく、ただ、その今まで使っていた
シナリオを捨て、古い靴を脱ぎ、新しい場所へ向かう為なのだ。




人は寝るときに死に、朝、新たな生を迎えます。

寝ているように起きたくないし
いい人のようにして悪い人を生きたくもない。

マイナス表現ばかりだけど、本当にそのとおりだと思います。

私はこの所、すごい自分の心が枯れていると感じています。

こういう感覚はたまに起こっていたのですが、心が枯れている、と
感じたのは初めてです。

それは、感じた瞬間に、水を与えて復活できればいいのかも
しれないけれども、根ぐされを起こしそうで、どうしようもない状態です。

いつもは、そんなことを思ったら慌てて明るくしよう!とか
誰かに頼って早く解決しよう!セラピーにいこう!カウンセリングしよう!
などと思うのですが、いつもそうしても、いくらそうしても、ちっともこの
サイクルから抜け出ない。解決していない気がするので、今回は
思い切りこの、ドヨンとした世界にドップリつかってみようと思っています。
この黒い部分に何かとっても欲しいものが隠されているのだとして
それが欲しい事に気づけたとしたら、私はもうコレはすごいことで、
わざわざ人や自分を傷つけて、ここにこなくてもすむからです。

勿論、最悪もうだめだってなったら、助けてくれる仲間がいるという事。
そういう場所があることが、私にとってとても幸せな事です。

そこを頼ることの出来る私だからこそ、やってみようと思えるのです。
この闇の先に、光が見えるから、この闇に入っていこうと思うのです。

その光は、必ず私のビジョンの明確さ、実現に繋がるから。


お墓参りにいこう。
一緒に埋葬してこよう。

過去の私、頑張った私、泣いている私、つかれきった私たち、
がんばって私を支えてくれた私たちを、もう休ませてあげよう。

軽やかに生きる。
丁寧に生きる。
覚悟を決めて生きる。
感謝して生きる。
素敵に生きる。
楽しく生きる。



何より、生ききる為に。





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