昔々、直木賞作家でエッセイストの村松友視さんのマニア本(村田さんぐらいしか知らないだろうからタイトルは抜きで)の中でこう主張していたことがずっと記憶に残っておりまして・・・。忘れない能力も必要だが、忘れる能力も必要だと。それは忘れないで精進することよりもとても難しい。それができないと人間輝きを放つことはできない・・・というような趣旨でして。
なんともコンニャク問答のような話ですが、人間というものは対他存在である以上、自分が思っていることと、他人や社会が求めていることのズレを修正していかないと何の役にもたたないし、コミュニケートも成り立たないし、存在理由がなくなってしまうわけですね。以前、優秀であったこと(あっそう)が。以前、とても偉かった(本当かい)ことが。以前、属してところが優越感を感じられるところ(ふーん)であったことが。以前、可愛がられていたこと(まぁ)が。悲しいかな人間忘れられないようです。また、職歴からにじみ出てくる日頃の判断や行動(今はそんな商売ではないというところですか)もありますね。それが欲なのか性なのかはむずかしいところですが。今、あなた(ワタシもですが)が取引先から、社内から、パートナーから求められていることと、自分のイメージやプライドがすりあわないために、実は発揮できるはずの能力の発揮されていないなんてことはとてもありそうなことです。
とどのつまりは、自分にとって都合の良いことはすっぱり忘れて後々に引きずらず、都合の悪いことや面白くないことはしっかりと憶えておいて同じ轍は踏まないということでしょうか。いやはや難しいものです。
イシマルハヤミ
なんともコンニャク問答のような話ですが、人間というものは対他存在である以上、自分が思っていることと、他人や社会が求めていることのズレを修正していかないと何の役にもたたないし、コミュニケートも成り立たないし、存在理由がなくなってしまうわけですね。以前、優秀であったこと(あっそう)が。以前、とても偉かった(本当かい)ことが。以前、属してところが優越感を感じられるところ(ふーん)であったことが。以前、可愛がられていたこと(まぁ)が。悲しいかな人間忘れられないようです。また、職歴からにじみ出てくる日頃の判断や行動(今はそんな商売ではないというところですか)もありますね。それが欲なのか性なのかはむずかしいところですが。今、あなた(ワタシもですが)が取引先から、社内から、パートナーから求められていることと、自分のイメージやプライドがすりあわないために、実は発揮できるはずの能力の発揮されていないなんてことはとてもありそうなことです。
とどのつまりは、自分にとって都合の良いことはすっぱり忘れて後々に引きずらず、都合の悪いことや面白くないことはしっかりと憶えておいて同じ轍は踏まないということでしょうか。いやはや難しいものです。
イシマルハヤミ
