鮨 水谷 ２

さよりに乗っていた「おぼろ」
これがこはだにも入っていたので聞いてみた
すると「変わっていていいでしょ？」と一言
確かに初めて食べました
意外な組み合わせだけど美味しくて気に入った♪

上に乗せるのではなく山葵と一緒にネタとシャリの間にあるので
食べてみないと解らない
（自分は見てたので何を入れてるか解ったが・・）

少し話してくれたのでいい気になって（？）また話し掛けてみた
「あの大きい貝はなんですか？」と聞くと
「どれ？　これ？　平貝」
「たいらがい？・・ってどんな・・？」
「知らないの？（他のお客さんを見て）　知ってる人教えてあげて」
・・・・みんな沈黙・・・

誰も一言も発しなかったので仕方なかったのかしばらくたって
「これは瀬戸内海で採れる貝なんだよ
　昔は有明で採れてたんだけど今は採れなくなっちゃったからね」
と　教えてくれました
帆立をでっかくしたような切り口だったけど
食感は全く違ってシャキシャキとした不思議な貝でした
（高い鮨屋は行ったことが無いのでネタを知らない自分・・）

しばらくしてふと大将が奥に行ってしまった
何をしてるんだろうと思ったら酢飯を作っているではないか・・！
酢飯も自分でやるんだ・・　すごいな

鮑はとーっても柔らかくて美味しいし大トロも溶ける美味しさ
しかし入ってからずーっと気になっていたカステラのような玉子焼き
にぎりの最後に出てきてその断面のキレイさに思わずうっとり
焼き色はほんとにカステラと見間違うほどの茶色なのに
気泡は全く無くキレイな黄色で所々に赤い粒を見つけられた
（赤いのは何か聞けなかった）

舌触りは滑らかで噛むと柔らかさとトロッとした食感が素晴らしい
こんな美味しい玉子焼きは初めて食べた！
とっても甘くてデザートのようだ
最高級の伊達巻というのが一番近い表現か
この玉子焼きは絶品なので是非食べて欲しい1品だ
　　　　　　


このあとまだ食べられるか聞かれたので「まだまだ」と言うと
巻物を作ってくれた
「もうご飯がないからね」と空のおひつを見せられた
「１升くらい入るんですか？」と聞くと
「そんなにない　８合くらい」との事
「普通は一人０．７合くらいなのに１．２合くらい食べたよ」と言われてしまいました　(-_-;)
４人で来ていた男性陣に「負けてちゃだめだよ」と渇
「これでも食は細くなったんですよ　昔はもっと食べたんで・・・」というが
もう聞いちゃくれない
友人にも「そんなこと聞いてないって」とツッこまれる始末・・

帰るときはきちんと目を見て挨拶をしてくれた
最初は怖くてどうしたもんかと思ったがなかなかどうしてお茶目な面もお持ちで
お鮨も大満足の味でまた是非訪れたいと思う店だ
（そんなにしょっちゅうは行かれないけど・・・）



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