おひとりさまの健康な食卓

毎日の食事から考える「おひとりさまライフ」

くるみ三昧パート3:鶏ささみとくるみの洋風生春巻き

2010-07-30 16:35:35 | 鶏肉料理


7月27日(夕食)

食いしん坊の私にとって、アメリカでいちばん楽しい場所のひとつといえば、
オーガニック・スーパーマーケットだ。
全米チェーン店のWhole Foods Marketや、Wild Oats Marketの看板を見かけると、
まっしぐらに飛び込んでしまう。

とにかく量も種類もハンパじゃない。
日本ならメガスーパーと言われるほどの巨大なスペースに、
果物、野菜、肉、魚などの生鮮食品はもちろん、
オーガニックの加工食品、ワイン、冷凍食品、果てはビタミン剤や化粧品までが、
これでもか、とばかり並んでいる。

とくに充実しているのがテイクアウトのセクション。
10種類以上のスープ、30種類以上のサラダ材料や50種類近くのお惣菜、
雑穀や豆を使ったベジタリアンメニュー、ピザ、揚げもの、
ハム売り場では、その場でスライスしたローストビーフやハムを使って、
お好みサンドウィッチを作ってくれる。

アメリカのスーパーでは、こうしたデリは珍しくないが、
オーガニックスーパーのテイクアウトは、種類と質では群を抜いている。
今回のアメリカ・ドライブ旅行のランチは、
ほとんどこうしたスーパーで調達した。

というのは、アメリカのレストランの食事は量がメチャ多い。
しかも、とくに田舎に行けばバラエティは少ないし、
なかなかおいしいものには、ありつけない。
野菜料理も少ないので、食いの私にとっては拷問に近い。
加えて、チェーンのファーストフードを除けば、値段はそう安くないし、
15~20%のチップというものもある。

だが、こうしたスーパーに飛び込めば、
野菜も果物もよりどり見どりで、サラダも惣菜もふんだんにある。
10センチも中身の詰まったサンドウィッチが5~7ドルで買えるし、
お米が食べたければ、寿司だって手に入る。
いろいろ買い込んで、イートインのコーナーに陣取れば、
その場でゆっくり食べられる、という具合。

オーガニック・スーパーの総菜は、マクロバティックの影響が強く、
汎アジア料理的なものが多い。
そうか、この材料はこういう使い方もできるのか、というアイディアの宝庫。
とくに興味深いのは、雑穀、豆、ナッツや乾燥フルーツの使い方だ。

前置きが長くなったが、戻ってきて一息。買ってきたお惣菜にも飽きたので、
残ったくるみと手持ちの材料を使って、夕食用に1品だけつくってみた。
こういう料理が実際にあったわけではないが、今回の旅行の残り香で。

用意するのは、生春巻きの皮、鶏のささみ、チーズと野菜。
鶏のささみは、お酒に漬けてチン。
くるみはオーブンでカラリと焼き、ザクザクと切っておく。
裂いたササミとくるみ、それにチーズを混ぜ、
乾燥ガーリックと塩・コショーで味付けをする。
アボカドなんかも入れるとおいしいはず。

巻き巻きの材料は、戸棚の奥で寝ていた生春巻きの皮。
ぬるま湯で30秒ほどもどして、キッチンタオルで水気を取ったこの皮に具を乗せ、
ちょうどあったもやしとバジルも乗せて、くるりと巻く。
ヴェトナムの生春巻きの皮が偉大なのは、1年前のでもちゃんと使えるこの保存性。
2枚でも4枚でも、人数に合わせてお湯でもどせばいい。

ソースは、ザクザク切ったトマト+バルサミコ酢+醤油+タイの甘いチリソース少々。
カットして盛りつけたら、くるみをどっさりと振りかけてオシマイ。

メキシコ料理で使うトーティアを生春巻きに替え、
ソースをささみとチーズに合わせたのがミソ。
鶏肉+チーズ+くるみの組み合わせもよかったが、
歯ごたえのあるもやしと、香り高いバジルのマッチングが抜群だった。
ミソといえば、ソースに味噌を混ぜてもおいしいかもしれない。
いろんなソースで、また試してみよう。


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