なんとなく健忘症

1「昨日の夕飯のおかずが思い出せない」
2数ドクやニンテンドウDSにハマっている、に該当する人は読んでください。

元気になってきたヲ

2006年02月26日 07時35分37秒 | 日刊うにっき
あーバカみたいに遊び狂ったおかげで元気になってきた!!

自分を取り戻しました。

「超バカの壁」と「こんな夜更けにバナナかよ」
を読んで「生きる」ことについて本気出して考えました(byポルノ)

私は私だ。

バカだけど。

ほんの少しだけオトナになりました。

手あたり次第雑誌を読んだおかげで
視野も広がったし
ちょっとずつ目的も具体的になってきてるし

いい社会人に囲まれて本当に幸せだ。
これからも、そういう人たちに出会っていきたいな。

さー講談社のES仕上げるぞ。(まだやってない)

白紙のとこどうすんだよ~

テラヤバス!

干物女

2006年02月26日 02時22分17秒 | 日刊うにっき
干物女、カマヤツ女

私のことかよッ!!
思わずツッコミ。

【「干物女」の行動パターン】(「ホタルノヒカリ」より)

□メールの文章がやたら短い、返事が遅い

□「めんどくさい」「てきとーに」「ま、いーか」のいずれかが口癖

□健康番組で「へええ~」「なるほどねえ」などとテレビに向かって相 づちを打つ
□休日はノーメーク&ノーブラ
□脱毛は夏にしかしない
□ひとりで居酒屋に入れる(つまりお一人様)
□ほつれたスカートのすそを、両面テープでとめている
□うっかり半年ほど美容院に行ってない(行った様子がない)
□たまに海外旅行に行きたくなるが、成田まで行くのがめんどくさくて 挫折する(海外旅行に行った話を聞かない)
□もっているセーターの半分以上は毛玉、もしくは猫の毛が付いている



*( )内は注釈

上位3個と面倒くさがりの部分が当てはまる上に
これから当てはまっていくような
項目がいくつかあるから、私は本当に現代っこだな~と思います。
はい。

でも、毎度のようにニューカテゴリーの中に入ってるということは
実は特徴的なのかしら。

あ~いつからこんなんになっちゃたのかしら~
遺伝子レベルでそういう女なのかしら。

ギザワカラナス!(←使いたがり)

高校生の時のように
再び一般男子に受け入れてもらえないツラさを
かみ締め生きてゆくのでしょうかね。

もしや・・・水でもどせばお嫁系になれる??笑

あひょ~ん
あひゅ~ん

タオタオ~


たわごと

2006年02月24日 14時56分56秒 | 日刊うにっき

さて、私はどうするのでしょうか。

ある社員さんに人生とはなんでしょうか?という
たわごとを投げてみると、

「人生なんてね、死ぬまでの暇つぶしだよ」

と言われました。

ナルホドね!

と思う反面

お前、そんなん今だから言えるんだろうがよ

と悪態ついてやりたくなりましたが
喧嘩になるので辞めました。

与えられた課題もクリアーできずに
どうするんでしょうかね。全く。

悔しいからなんとかES書いて出して
受かってやる。

畜生。

と言いつつ、結局さっきまで寝ていました。

遊び疲れているわー

地に足をつけた途端
余裕が生まれて
この間までの殺気立った
やる気がどこかへ消えてしまいました。

荒川静香すごいなあ。
練習シーンだけしか見てなかったけど
絶対に金とってもおかしくないって
思ったもんな。

自信に満ち溢れて
いつもどおりにこなしていた。

あとは、本番ですべるだけって感じだった。

一方、ミキティは一発逆転の奇跡を
信じてひたすらに4回転の練習をしてました。

その姿を見ながら
自分と重なる部分がある
気がした。

ミキティのがプレッシャーと戦っているし
頑張っているけど
状況として
準備不足な感じのところとか。

ジタバタしても慌てても
今ある分しか出せないんですよ。

私は何者でもないし
ただ普通に生きているだけ

私の向かうベクトルがその会社のベクトルと
合うか合わないか

今のレベルとか色々

与えられたチャンスに答えられる力が
今はないんだと思う

ちょっとクサリ気味だし
ふてくされている所もあるけど

いつか私と仕事したいと
人が集まってくれて
雑誌を作れるようになれればいいかな。

けいちゃんにイラストを頼んで
まきの小説も載せて
スタイリングはかとかとに頼んで
ひんちゃんに広告取ってきてもらって
それまでに培った人脈で
仕事頼んでみんなにも人脈広げてもらって
私が仕切って世の中に雑誌を出したい

10年後に私は頑張っている友達に
刺激を提供しながら仕事できる人になる。

それが社会でどう影響を与えるのか
どんな影響をもたらしたいのだろうか。

人に助けられて生きているからこそ
人とつながる大事さを私は知っているし
そこに喜びを感じる

要領が悪いしデキも悪いからこそ
悩んでいる人の気持ちも痛いほどわかるし
力になりたいと今日思った。

そうだ!そのためにも私は頑張らないと
励ますことだってできないんだよーー

とか未成年の主張じみたこと言っちゃったりして

そこを考える時なのかもしれぬ。


とりあえず
わずらわしい筆記の勉強くらいはやらねばと思うがね。
ははは~ん。


自己PR

2006年02月20日 07時47分03秒 | 日刊うにっき
もう頭使うのやめた。

思い入れるのもやめた。

もっともらしいこと適当に書いてみる。

「自己PR」
<その1>
私の強みは人見知りしないことと人の話を聞いて、話している相手を主役に
してあげることです。他人の人生というだけで、一冊の小説を読むくらい面白みを感じるからです。「なんで?」「どうして?」と相手の話につっこんで話し込むので、割と早く一対一の関係を築けます。おかげで、人が知らない一面を知ることができます。そうやって、湧き上がる疑問を投げかけることで新たな一面が引き出せる面白さを知った。
この特性を生かして、経験を積んで、マスコミ嫌いの○○さんなどに
いつか、「フジタだったら取材を受ける」と言ってもらい、この会社だけのスクープを取りたい。

<その2>
人の立場に立つことができることが私の強みです。
そのために、自分と違う価値観や生き方をしている人を理解しようと
自分が興味のないものや理解できないと思っているものにも
手を出してきた。それは、小説において読者の立場に立つことでもあり、
小説の設定によっては登場人物の気持ちを理解することにもつながると思う。

例えば競馬。何が面白いのかわからないが有馬記念に行ってみた。
そこでであった50歳くらいのおじさんが
「ディープ(インパクト)のためだったらね
会社やめてもいいって思って一昨日から並んだからね」
と生き生きとした表情で語っていた。
競馬には、賭けというスリルを味わう一面だけでなく
馬を応援することで、自らの夢や希望に投資しているという
楽しみ方があることがわかった。おかげでまた一つ、興味の種が私の中に
増え、賭け事をする人の気持ちも少し理解できた。賭け事の好きな作家さんが居たら話のきっかけに使いたい。


<その3>
人の立場に立とうと努力すること。
学生新聞を作って居た時のこと。私は大塚愛に会う機会を得た。
全国的に人気のある歌手の彼女だが、私は魅力がわからなかった。
だが、多くの人が好きだと言うには理由があるはずだと思い、
ファンの言い分を聞いてみようとブログを読んだ。
私としては、歌詞や曲に彼女の価値観や人生観が反映されていないので
物足りなさがあるが、中学生の女の子(ブログの)はまだ恋愛もしたことが
ない子が多数であるため、リアルな体験の歌詞よりもわかりやすく、
想像を掻き立てるような「好きだったのに、もういないのね」という
王道の歌詞が人気の秘密のようだった。
そこで、私は大塚愛のファンには小中学生の層が多いと判断し、
彼女達が聞いて欲しいであろうことを中心に考えるようにした。
そこで、まだ音楽誌が書いていない短大時代の話を中心に現在までに
どんな生活を送り、進路を決めたのか聞く事にした。できたらそこから
ブログを書いているような中学生たちの参考になればと思った。
新聞が出来上がり、反響のメールを読むと、「こういう進路の選び方もあるのだと
参考になった」などがあった。歌手に必要な技術を磨くために
専門学校へ行くのではなく、人間性を深めるために短大を選んだ大塚愛の
進路選びは、「学ぶために学校へ行っている」小中学生には
新鮮な意見だったようだ。
私は、読者の立場を意識したことで、大塚愛の新しい一面を
提供すると共に、読者にとって有益な情報を提供できたことが嬉しかった。
これからも、人の立場にたって、欲しがられている情報に
敏感になって取材をしたり企画を立てていきたい。

<その4>
100円の重みを知っている。
私は面白いかも!と浮かんだアイデアを形にしようと行動してきた。
今までに自分でフリーペーパーなどを作ったりした。
その時、新しいファッション誌を作れないものかと
考え、写真と文字をあわせた絵本のようなファッション冊子を
友人と二人で作ってみた。
それを学祭で売るため、練り歩いた。自分たちが目立ち、冊子も
見えるようにビニールのCDケースに入れて
体に貼り付けて歩いていたが、売れたのは4冊だけ。100円なのに。
絶対に新しいし面白いと思ったが自己満足だったことに気がついた。
初めて100円の重みを知った。売れなかったことは
すごく惨めで悔しかったが、人はどんなに安くても
自分にとって有益であるものにしかお金は使わないのだと
実感した。
この経験がある私は、読者の立場に立って誌面を作っていけるので
雑誌の売り上げに貢献できる。





疲れた

2006年02月20日 05時32分15秒 | 就活難民
もうやだ・・・

就活やめちゃおっかな。
疲れてきた。
ひたすら走ってきたけど
結局、核のところが見えてこない。

私が10月くらいからやってきたことってなんだったんだろう。

作文を上達させようと思ってWセミナーに通ったのに、
提出した作文は結局、10月の時より悪くなっている。

授業で雑誌の比較研究のやり方を覚えて会社研究をした。
毎週、文春、新潮、ポスト、現代、週刊朝日、ダカーポ、AERA
に目をとおし、新刊の本も気にかけつつ
新書も読みながら、

時にはファッション誌もJJとかCanCamとか買ってきて
比較しようとしたり、

TV雑誌も5誌くらい買ってきたり

少女コミックとかマーガレット読んだり、カルチャー系の
スウィッチとかHとか、宣伝会議、編集会議、
写真雑誌、シネマ旬報、日経ウーマン、ダ・ヴィンチ
女性自身、週刊女性、女性セブンにも目を通して、クーリエも読んで
FRIDAYも買ってMyojoも買って、経済誌も買ったり
文藝春秋も買って、読んでもいないのにハードカバーの本を買って買って
買いまくって本屋でストレス発散。結局読んでない。
新聞もバイトで持って帰ってきたりして

とにかく、ありとあらゆる雑誌に手を出して
一体何をやっているのかチェックしているのに
全く身についていない。

こんなことをずっと繰り返し
お金もさんざん使って

結局、今の私はなんだ?

やってる事自体は楽しいけど
うまく反映させられていない

筆記の勉強はやってないし

いまいち流行にもついていけてないし

何より、自己PRができない。

もう疲れた。

甘えている。

分かっている。

根拠のない自信を持つことも時には大事である。

が、しかし、作文を書くためのネタが思い出せない。

批判されることを恐れては、これから先やっていけない。

わかっている。

一体何をおびえているのだろうか。

一体なぜ、働くのだろうか

人生のよろこびとはなんだ?

私にとって人生ってなんだ?
働いて、その成果を褒められることで
人に必要とされていると、
自分の価値を見出されること以外に
どんな楽しみかたがあるというのだ?

恋愛なんて期間限定の消費物でしかない。

信じて身をゆだねるのはあまりに危険すぎると
私自身の経験で思う。

いつかは消える。

そして私は裏切る。

人生の楽しみ方とはなんだ?

遊びまくればそれでいいのか?

私は間違っているのか?

心がないのか?

こんな人間に何ができるというのだろう。

自分の人生も楽しめないやつが
人に楽しみを提供することなんて
できない。

もうフリーターにでもなって適当に
働いて
適当に恋愛して

適当に新しい人間関係築いて
欲しいものなんとなく
買って

モテ系の服でも着てりゃ
たいしてかわいくなくても
合コンに行って
適当にちやほやされたり
男を誉めそやして金使わせることもできるでしょう。

なんだかちょっと特別な人間になれたような
気分を味わって

フラフラ~っと

生きていくのもいいのかもしれない

所詮、今やりたがっていることなんて
誰のためにもならないような
独りよがりの行為なわけだし

少しの問題意識が何を変えるというのだろうか。

言葉の力ってなに?

本ってなに?

結局は消費物でしかないんじゃん

私は何か勘違いしているようだ。

すべてはお金なんだ。

売れるか売れないか

売れない真実は売れる虚実に負けるんだ

誰も本当のことなんて知りたくないし

面白ければそれでいいわけでしょう

笑いの悪だ。

お笑い文化が進化したせいで
日本の情報産業は狂ったのではないか?

昔からこうなのか?

金にならないことはやっても意味がない。

そういうことだ。


たいくつ。

2006年02月12日 01時42分39秒 | 日刊うにっき
はー。就活し始めてからロクなことがない。

バイト休むからお金がない。

食費と交通費と本代がかかるからおしゃれできない

肌が荒れまくって、思春期の高校生並みにデキ物が芽を出している

髪の毛は伸び放題。

自分のイヤなところばかり目に付く

口を開けば就活の話しかしないので

つまらないやつだという烙印を押されている(気がする)

太った。はんぱなく太った

社会に出たくない

25歳くらいまでフラフラするなり引きこもるなりして

ある日突然、交通事故で死にたい。

それか、連続通り魔に合うとか。

奇怪な事件に巻き込まれてしまった

とかして死にたい。

あー不謹慎な発言。

ごめんなさい。

最近、生命線が短くなったので
ありえない話でもない気がします。


バカの生きる道を教えて。

粘る粘る粘る

2006年02月09日 11時08分04秒 | 日刊うにっき
眠気を覚ますためにやたら食べてます。

全身鏡に映る自分を見て同情してしまいました。

今日までの日経BPは諦めました。企画20個も無理!3個しか浮かばなかった。

そして今日こそ説明会に行こう。歩けばやせるやもしれぬ。

でも、集英社のES終わってない。なんとかなって!神様お力ぞえを。

明日の消印有効だから今日、寝なければ平気?

今日も寝てないよ?

明日も説明会だよ?だよだよ。

あさっても説明会だよ?

明々後日はフジのES締め切り。


がんばれ~あたし。

今週忙しいなあ。カレー食べたい。一晩寝かせてうまみ倍増。

水を入れて量も増える。


マジレンジャー

2006年02月06日 23時26分47秒 | ツッこんでいいっすか?
子供たちが妙な宗教にはまっています。
テレビ朝日のESを書こうと思い、HPを見ていました。

問題です。
番組のアクセストップはなんでしょう?











答え:仮面ライダーカブト。

カブト役の天道総司くん、21才(タメです)まーーーじかっこいい。
仮面ライダークウガ以来の正真正銘イケメンライダーです。

アクセス2位は「魔法戦隊マジレンジャー」だそうです。

魔法の一部をご紹介。

「マジ・マジュール・ゴゴール・ジンガ!」
最大限に高めたマジレンジャー5人のエレメントの力をひとつに合わせて、必殺技“ファイブ・ファンタスティック・エアリアル”を放つ呪文。

「ファイブ・ファンタスティック・エアリアル!」
って名前言うのじゃダメなの?


「ルルド・ゴルディーロ」
魔法部屋が素敵な教会に!

彼らのとって教会は尊い場所なのでしょうか?
エルサレムみたいな?

「マージ・ジルマ・ゴル・ジンガジン」
マジファイヤーバードとマジライオンが伝説合体して伝説の凄まじき魔神“マジレジェンド”に!

「マージ・ジルマ・マジーロ」
5人が縦に積み重なった“マジカルタワー”で、5人のエネルギーを最上部のマジピンクに集結。

呪文にも一定の規則があるようだ。
どうやら合体するには「マージ・ジルマ」
を頭につければいいらしい。


「ジルマ・ジー・マジカ」
マジバスターを撃つ呪文。

これはマジ・ブルーの必殺技。


脳の発育がよくなりそうですね。


マジレンジャーの方のキャストはあまりよくないです。
その分、内容が凝っています。

ついでにアクセス3位は轟轟戦隊ボウケンジャーです。

ジャー!ジャー!

4位は時効警察です。

時効警察はコメントしがたいくらい面白い。
木更津超えてます。

はーい。





・・・

2006年02月02日 04時28分52秒 | 日刊うにっき
バイト先で泣きました。

自分から作文を見せたくせに
言われたことに対応しきれず
泣いてしまいました。

やはり、感情の起伏の激しさは
直っていないようです。

3人の大人に囲まれ
励まされ、とても恥ずかしかったです。
なんか、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

その後、飲みに連れて行ってもらいました。

みなさん、こんなにいい人で大丈夫?と
思うくらいいい人でした。

世の中捨てたもんじゃないです。

帰り道、タクシーに乗り
「すいません、たばこ吸っていいですか?」
と運転手さんに尋ねると
「いいですよ、タクシーくらいゆっくり吸ってください」
とこれまた良心的な反応が返ってきました。

そこから禁煙ブームの昨今の話になり
運転手さんが
「禁煙禁煙ゆってるから性犯罪が増えると思うんですよ」
と結構突拍子もない思想をバクロしてきました。

短絡的思考の私もこれには驚いたのですが
「ええ、そうですよね。イライラしますもんね」
と同調。

そして話は彼の半生に移ります。

彼の名は「矢賀部」さん。60歳。
昭和20年生まれ。戦後まもなく生まれました。
当時の暮らしは「貧困」そのものでした。

食事は一日に2回。そのうち一回はいも。もう一回は
3分の2の麦飯と3分の1の米。
麦飯になれぬ私のために
彼は
「麦ってのはね、軽いんですよ。でも膨らむんです。
だから、本当は釜の半分しか麦がなくても
倍に膨らんで、釜いっぱいになるんですよ」

そうなのか。

「でも、すーぐハラが減るんです。力でないですよ。
よく、医者なんかは麦食えって言いますけど
消化がよすぎていっつもハラ空かしてましたよ」

ダイエットに麦!と提唱する雑誌を思い出し
胸がチクっとしました。
しかも、「おひつ」という定食屋では半分が麦飯
として出されています。その狙いは

「ヘルシー」な食事。

当時の食生活についてのエピソードは続きます。

「学校なんかね、勉強道具机に入れっぱなしにして
鞄はいっつも空にしてましたよ。
畑行ったり山に行けば食い物たくさんありましたからね。
下の子がハラ空かしてると思って
トマトとか山じゃ柿とか、家かえるまでに
ねぎとか大根取って持ってかえってましたよ。ハハハ」

「ほたるの墓」がフラッシュバックしました。

「おなかがすいているとき、どうやって紛らわしていたんですか?」
と聞くと

「水飲んで、顔洗って・・・。もう寝れないんですよ、胃がきりきりして。
だから、明け方になって、弟連れて、『おい、今から食いもん取りに山いくぞ』
って連れて行きましたね」

そして

「やっぱりね、日本は負けた国でしょ?クラスにいた中国人とか
韓国人はねーいいもん食ってましたよ。
力の差が歴然としててね。肉とかにんにくとか食ってるでしょ」

肉って力になるんだなあ。

「水団とかね、高級料理だっつって喜んでるやついますけど
バカか!って話ですよ。あんなん貧乏人の食いもんですよ」

「じゃあ、焼き芋とか嫌いですか?」
と聞くと

「もー、そりゃ!イヤですよ」

芋が好きな私。
秋の定番スイーツ、芋。

「韓国の人はね、オモニ(母)アボジ(父)が友達を
歓迎してくれるんですよ!
もーそりゃよくしてくれましたよ」

憎みあう存在だと思っていた・・・

「で、当時の先生なんかはね、どんなに殴ったりしても
親に挨拶なんか来ませんからね。親もわかってて。
で、私のクラスの子が月謝払えなくて
学校来なくなったんですよ。
先生が説得して、自分の一ヶ月分の給料その子に
やったんですよ。今でも先生がその時どうやって
暮らしていたのか謎ですよ。
子供二人も抱えてたんですよ?奥さんどうしてたんでしょうね」

ますます絶句。

「その先生は元はヤクザだったらしいんですけど
やっぱり、そういうところから這い上がってきた人は
粘り強いし、人に対する思いやりも深いですよ」

・・・・。

「小学校2年生のとき新聞配達をしていたんですけど
そこのオヤジがひどかったですね」

朝の3時に起きて5時間以上かけて配っていたらしい。
しかも、当時120センチくらいしかなくて
それでも100部の新聞をかついで
山を走り、配って居たらしい。

ありえない。
ありえない!!!!

私なんて20部でも

「おもいーーー!!」
と言っているのに。

「力だけはあったんですよねー。なぜか」

淡々と話す彼。

「当時のことって思い出したくないですよねえ?」
「そりゃーもう、色にしたら黒ですよ!黒!!笑
5歳にも満たない妹がハラすかして泣いているの見たら
たまらないですよ。親のところまで延々歩いて連れて行って」

「じゃあ、私たちなんて弱っちいですよね」
「そうですねー。食えない恐怖があったんで
ハングリーさはありましたよね」



これは、偶然なのでしょうか?
「就活」という関門を前に
縮みあがっている私に
神様が差し向けた使いのように思えるんですが。

時代が違うだけでこんなに生き方がかわるのかと思うと
涙が出そうでした。

しなくてもいい苦労を背負わされて
生きてきた矢賀部さん。

平和ぼけして、何が起きたわけでもなく
悩む私。

最後に
「今までの中で一番よかった時期っていつですか?」
と聞くと
「20~30代のときがね、一番よかったね。
あーやっとよくなってきた。って想いましたよ」

地元福岡から東京に出てきた頃の話だ。