丸みを帯びた音が、ポーンと宙に放り出された。
あ…
その瞬間に。
思考回路が手を持っていたならば。
MAYのそれは確実に緩やかに弧を描くその音をキャッチしていた。
この音色は…
専門の教育を受けたわけじゃない。“教育”としての音楽ならば義務教育レヴェルでストップしているから、譜面はロクに読めないし聴音なんてほとんどやったことがない。
けれど。
これは間違いようがない。
ここにいる大勢の中でいったい何人がこの“音”に気づいただろう。
まるで自分だけが夜空を大きく横切る流星に気づいたかのように、ちょっとだけ得意な気分になる。
気づいていない、のならば。
この“音”はMAYが独り占めしたも同然。ジャンピングキャッチをキメた音を大切にポケットにしまうところまで思考が暴走しそうになって、慌ててブレーキをかける。
続く三つの音が耳に届くまでのわずかな間に、そこまで考えてしまう自分に呆れたり、嬉しくなったり。
でも、どうして…
この時期に…?
そして、こういう場所で…?
そりゃ嬉しいに違いない。
でも、TPOを考えると違和感覚えずにはいられない。戸惑わないわけがない。
既に歌い始めている声の主は30代前半。
若いな…
そう思うとふっと頬が緩んだ。
だからって、なんでも若けりゃいいってもんじゃない。
言葉にこそしないけれど、教えてくれたのはきっと、この声の主。自身の生き方をもって、それを示してくれた。
年齢を重ねることを怖れなくていいのだと。教えてくれたのは彼、そして彼ら、だ。
彼の声、彼らの音は、いつだってMAYにエナジーをくれた。そして、気持ちをラクにしてくれる。
だから、それが思いがけず聞こえるのはとても嬉しいこと、なのだけれど…
これはちょっと、あんまりじゃないの!?
じゃんがららぁめん全部入りをすすっているときのBGMに、”Be together“は、ないっしょ!?
☆☆☆
みっこちゃんライヴのあとでラーメン食ってるMAYもどうかとは思うが。
でも、原宿で降りたらやっぱ食べたくなるんだよね~
たとえシフォンのスカートはいてたとしても! バレッタ外したら天然の縦ロールになる編み込みを髪にほどこしていてもっ!!
“Give it to me all of your night“
ステージのフロントでターンをキメる葛城さん、ウツ、木根さんの3人を眼裏に描きながら、じゃんがらラーメン全部入り(豚の角煮やら明太やら煮卵やら、具沢山のラーメン、980円ナリ)を完食したMAYでした。
…ごっそさんでした(満腹)
う~む…
せっかくみっこちゃんの美声を堪能したあとなんだから、“ファイヴ・ソングス”あたりのノリでかっちょいいショートストーリーでも書ければいいんでしょうが。
MAYの筆力なんてこんなもの。
というか、キャラクタ的にシリアス路線はムリなんでしょうね(とほほ)
みっこちゃんというよりは、つばめさんのノリじゃん、これぢゃ(って、同一人物なんですけどね、わははは~)
でも、マジで。
思いがけない場所で好きなアーティストの曲が流れてきて、どぎまぎしたりうろたえたり(?)することって、ないですか?
MAYだけ、かなぁ~?
…昨日、帰宅してからWORDに向かったらこんな文章ができまして。
夜中に書くモノって、MAYのバアイ“頭の中身だだ漏れ”になりがちで、一夜明けて読み返すと顔から火が出るくらいこっ恥ずかしいことも多々あるのだけれど。
でもって、これもまたそういう類の文章であることは間違いなく。
エントリ、どうしようかな~
迷わないでもなかったのだけれども。
たまぁに、こういうFICTIONめいたノリ(ノリはともかく、内容はNON-FICTIONですが)で書きたくなることって、あるので。
発作的にライヴレポで実践しては自爆しているけどね(爆)
“ゴミ箱”に入れてしまうのはしのびなく。
MAYはこういうノリもたまぁに書くんだよというお披露目(?)、そして、今後もこういうわけわかめな文章のエントリがあるかもしれないという予告の意味も込めて、エントリすることにしました。
…お目汚し(って、いつもやんかっ!)失礼いたしました。