『再び赤いウインナー』
内容
営業時間は、夜12時から朝7時頃まで、ひとはその食堂を「深夜食堂」と呼ぶ。
メニューはなく、材料さえあれば、何でも作るマスター(小林薫)がいた。
その日。ヤクザ者の竜ちゃん(松重豊)、いつもの赤いウインナーを食べていた。
近くには常連の忠さん(不破万作)小道(宇野祥平)もいたが、
あいかわらず何も話をせず食べるだけ食べて帰って行く竜ちゃん。
その直後、ゲイバーで働く小寿々さん(綾田俊樹)がやってくる。
竜ちゃんが帰ったことを残念がっていた。
と。そこに刑事(光石研)が現れる。どうやら竜ちゃんを捜しているようだった。
それから数日後、ふたたび、刑事が店にやってくる。
竜ちゃんが食べる赤いウインナーを食べながら、語り出す刑事。
かつて、ともに高校球児、、、同級生だった竜ちゃんと刑事。
しかし竜ちゃんが暴力沙汰を起こし、甲子園に行けなくなったのだった。
実は、マネージャーのクミと竜ちゃんが、ウインナーの弁当片手にデート。
そのとき、チンピラに絡まれ、やむをえず、竜ちゃんは暴力沙汰を起こしていた。
が、、、そのクミ(安田成美)の命が。。。。。
何とか会わせてやりたいという刑事・ノグチは、
竜ちゃんの手下のゲン(山中祟)を無理矢理逮捕して、諭そうとするが失敗。。
あまり気にしないそぶりのマスターだが、やってきた竜ちゃんに告げる。
「見舞いに行ってやんなよ。
あんたが会う会わないを決めるんじゃない、
あんたに会いたがっている相手が決めるんだよ」
敬称略
公式HP
http://www.mbs.jp/meshiya/
ちょうど2年前、
2009年10月期放送の“続編”である。
前作・・全10話。。。。の続きと言うことで、“第十一話”となっています。
こういう部分にも、こだわりが見えるのが今作。
今回は、竜ちゃんの過去のお話ですね。
赤いウインナーの想い出。。。。
もう、色々な感情が絡み合う、あまりに切ないエピソード過ぎて。。。。
出来れば、笑顔になるお話の方が良いのだが、、、、仕方ありません。
それでも、味のあるマスターと世界観は健在で、
もうそれだけで十分ですね。
良い雰囲気のお話でした。
時間経過の表現、死の表現。。。。お見事でした。
切なさだけでなく、“美しさ”を感じるのが今作の魅力ですよね。
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第十一話