『十姉妹と秘密の鳥カゴ 動物愛で謎を解け！』
内容
捜査一課の刑事だった須藤友三（渡部篤郎）
３時間前までは。。。。。
ある事件で頭部に銃弾をくらい負傷。ようやく復帰したのだが。
管理官の鬼頭勉（寺島進）から、異動を命じられる。
配属先は、総務部総務課動植物管理係。。。課長代理心得。
部署は、警視庁の建物には無く、警察博物館。
渋々、博物館に向かった須藤は、途中、元相棒・石松和夫（三浦翔平）に遭遇。
別の部署に異動になったことを告げ、その場を去るしかなかった。
やがて、動植物管理係に到着すると事務員の田丸弘子（浅野温子）に歓迎される。
須藤のことを知っているようだが。。。
早速、弘子から“立てこもり事件”の現場へいくよう言われる。
その現場近くでは、石松、日塔始（長谷川朝晴）たち捜査一課が、説得していた。
妻アケミを人質に立てこもる暴力団構成員・沼袋ヒロシ（蝶野正洋）を。
それを尻目に、須藤が向かった場所には、
同僚の薄圭子（橋本環奈）が配水管をのぞき込んでいた。中には猫。
２人で猫を救出。すると、沼袋が“ナオミ！”と声を上げ、近寄ってくる。
どうやら。。。。。別れ話でナオミをどちらが引き取るかでもめていたよう。
行方不明になっていたため、騒ぎを起こしたようだった。
ただの事務だと思っていたのに、“いきもの係”と知り、ショックを受ける須藤。
そんななか、石松が訪ねてくる。
死体遺棄事件が発生したという。被害者は、戸所松之。
容疑者として八木良和が浮上し、身柄を確保しようとしたが逃走。
事故を起こし、意識不明の重体。
八木が飼っているペットを保護して欲しいと言う事だった。
須藤と圭子が、八木のマンションへ行くと、そこには大きな鳥カゴが５つ！
圭子は、鳥を飼っている部屋に違和感を抱く。
一方の須藤は、他の部屋が綺麗すぎることに違和感を抱くのだった。
敬称略
原作は未読
脚本は、田中眞一さん
演出は、木下高男さん
元捜査一課の刑事が、窓際部署へ。
動物マニアの新人とコンビを組まされて、動物の世話！？
凸凹コンビが。。。それをきっかけにして、事件を解決していく。。。。
そんなところだろう。
個人的印象では、意外な掘り出し物！
これ、事件のネタと、演出。。そして俳優への好み次第だろうけど。
もしかしたら、意外とイケルかもしれません。
オーソドックスな“刑事モノ”としても、シッカリ描かれているし。
今作の特徴であろう、動物に関しても、シッカリ描かれている。
で、それらをキッチリと重ねているし。ギャップも悪くない。
俳優のバランスも良いし。
なかなかの仕上がりで、想定していた以上に、完成度が高いですね。
あまり言いたくないが。前期《貴族探偵》よりも、良いと思いますよ。
マシでは無く。。。良いと。