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京都地検の女(7)第7話 殺人直後に出会った男女

2011年09月01日 20時55分06秒 | 2011年ドラマ

『殺人直後に出会った男女!ひとりは、10才の美しき少女…!!』

内容
あや(名取裕子)が、池内(益岡徹)刑事から、嬉しい話を聞く。
8年前、傷害で逮捕した男・高井和馬(金山一彦)が更生し
今では建設会社の主任として働いているのだという。

そんななか、誘拐事件の報を聞く池内。
成増刑事(寺島進)に任意同行を求められ中京署に連れてこられた容疑者を見て
池内は、驚きを隠せなかった。、、、高井だった!
誘拐されたとされる岡崎葵(吉田里琴)から話を聞いたところ、
夕方プールで知り合い、偶然、公園で再会したと言うことだった。
とりあえず、、、葵の証言もあり、高井は釈放。

が。。。翌朝、
高井が働く“みやこ土建”の社長・田中良次(鈴木正幸)の撲殺死体が
その一ノ井公園近くのマンション建設予定地で発見される。
現場にやって来ていた高井を見つけた池内が話を聞くと、殺害を自供。
凶器の鉄パイプからも高井の指紋が検出。
明らかに犯人である可能性がある高井は、あやのもとに送致されてくる。

あやの取り調べにも、工事のことで言い合いになったと犯行を認め
証拠もある。。。しかしあやは引っ掛かりを覚える。
証言どおりなら、犯行直後にストラップ探しを一緒にした少女と再会。
逃走しようとしていた犯人に、そんな余裕があったのか?と。

あやは、どうしても気になり葵のもとへと向かう。
お手伝いの中井礼子によれば、父はニューヨークに単身赴任。
母はヨーロッパにアンティークの買い付け。。。葵はひとりだと分かる。
不憫に思いつつも、あやは、葵から話を聞くが、
特に違和感が消えるわけでもなく、高井の証言と一致。

一方で、池内刑事も、恩のある社長を殺すわけはないと
高井の無実を信じたかったのだが。。。。
どうしても気になり始め、職場に聞き込みへと向かう池内。
すると、いきなりカッとなることがあったという証言が上がってくる。
またみやこ土建への発注元・全日建設の悠木泰造本部長(中田博久)
林田吾朗課長(いわすとおる)から話を聞くのだが、
特に重要な証言は上がらなかった。

それでも、どうしても気になるあや。
マンション建設予定地から、なぜ、わざわざ公園へと逃げたのか??
葵がいたという公園の滑り台の登ったあやは、ある事に気付く。
葵が、事件を目撃した可能性がある!!
そのことを、あやは葵に聞くが、“見ていない”と強く否定されてしまう。
とはいえ、あやは、、、ある葵の行動に再び引っ掛かりを覚え始める。。。。

なぜ、葵はケーキ屋で、ケーキを見つめていたのか??

敬称略


長いシリーズ物になると登場人物のキャラもシッカリと見えてくる。
今回は、『定番』のひとつと言って良いお話ですね。

基本、“庇いモノ”ではあるが、
かつて逮捕した男が、再犯!?。。。

そこが、肝のお話でしょう。


逮捕した容疑者を信じる池内刑事。
あいつがやるわけはない。。。と。

一方で、あやは、容疑者と接触した1人の少女に興味を覚える。
何かを隠している。。。。

そんな感じですね。


普通に、更生したかどうかという部分を盛り上げるだけなら、
まさに“定番”であるのだが。

ここはやはり、、、“京都地検の女”

あくまでも、逮捕したのは池内であるため、
主役は池内に譲って、、、、というお話になっているのが、良いところ。

定番のお話に、あやらしい“主婦の勘”を混ぜ込んで、ちょっと良いお話。


最終的に、定番モノを、この枠らしいお話に仕上げた感じですね。

ベタですが、意外と凝ったお話になっていたと思います。


個人的に良かったと思ったのは、

起訴猶予となったとしても、容疑者にも“罪”を描いたことかな。

そこから、あやが、、、“許せない”という部分に繋げていくなど、
殺人事件だが、大きく物語を広げようとしています。

こう言うの良いですね。

あやが目指している“正義”が、表現されているってことで。

それこそ、主婦の勘に起因する、
あやの正義感の向いている先がどこにあるのかが、見えてくる部分ですね。


最後の最後まで、楽しませてくれた感じである。


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