「許されざる者」
内容
米沢(六角精児)から“ミステリー”だという
あるマンションの防犯カメラ映像を見せられる右京(水谷豊)享(成宮寛貴)
出版社勤務の長谷川重徳(夙川アトム)の絞殺体が
自宅マンションで見つかったのだ。
被害者の名前を聞き、3年前に、
生花店勤務の山本香奈(指出瑞貴)が殺ろされた事件を思い出す。
目撃証言で逮捕されたのが、長谷川。
通り魔的犯行として起訴されたのだが、
凄腕の人権派弁護士、永井多恵(片岡礼子)により、無罪を勝ち取ったのだ。
その後、事件のあった公園近くのホームレス堀内猛(飯田孝男)が死亡し、
所持品から、香奈の腕時計が発見され、真犯人と断定されたのだった。
そして米沢は続ける。。。映像から、
長谷川がマンションに入った後、発覚まで住人以外の不審者の出入りはなかった。
裏口は有ったが、スペアキーを作れないタイプ。
状況から、マンション全体が密室と言える状態になっているという。
興味を覚えた右京と享は、現場のマンションへ。
玄関から入ることが出来ないことから、
犯人が、なんらかのカタチで、裏口のキーを手に入れ、
被害者の部屋を直接訪れたと推測。
被害者自身が部屋に招き入れたことを考えると、親しい関係の可能性が高かった。
長谷川の部屋で、一冊の本を手に取る右京。
自らの体験を基に、冤罪について書かれた本だった。
その本を出版し、長谷川が勤めていた会社へと向かうふたり。
佐野修一(千葉哲也)社長の話では、
長谷川は、多恵の口利きで本を出版、そのあと入社したよう。
その後、多恵の事務所を訪ね、事情を聞くと。
長谷川が動物虐待をしていたと分かるが、15年前。
3年前の事件と関係があると思われないという。
自身のアリバイは、事務所で仕事中。事務員の高木が証言をする。
そんななか、事件の資料を読んでいた右京は、違和感をおぼえる。
東京で起きた事件のハズなのに、堀内が千葉の新聞紙に時計を包んでいたこと。
聞き込みと新聞の日付から、堀内が、事件当日千葉にいた可能性が高いと分かる。
そして知人に話していたとおり、時計を拾ったと。。。
そのことから、堀内が無実だった可能性が浮上。
そのうえ、香奈の勤めていた生花店の名波店長の話から、
長谷川が花を買いに訪れていたとわかる。
ようやく、ふたりの接点が見え、そのことを多恵に伝え、
香奈の父・勇一(山田明郷)に話しにいくのだが。。。。。。
敬称略
今回は、金井寛さん
話しを追ってしまっている部分もありますし。
。
また、右京がポイントにした、真犯人の言葉は。。。横に置いておくが。
右京が食いつくような“ネタ”で始まり。
事件も一転二転。ミスリードも盛り込み。
最終的に、視点を変えて、事件の辿り着くという
右京の謎解き物語としては、悪くありません。
そこなんだよなぁ。。。“右京の事件簿”なのだ。
どれだけ、好意的に見ても《相棒》には、見えません!!
実際、享のセリフの少ないこと、少ないこと(苦笑)
伊丹、米沢と同程度じゃ??
これ、ほんとに、享、いるのかな????