『殺人逃亡犯は見た!!すれ違う二つの人生』
内容
鶴丸あや(名取裕子)のもとに、
小堀イングリッシュアカデミーの元社長・小堀育男(竜雷太)が送致されてくる。
公私ともに親しかった元幹部・柳原美香(石井亜可里)を殺したとされる事件。
多くの講師を連れライバル会社イーブライトに移籍し、結果的に倒産。
恨みによる犯行と思われた。
事情を聞くあや。警察での聴取通りで、特に供述に変化はない小堀。
そのうえ「あいつは許せない」というばかり、反省はないようだった。
ただ、あやは、小堀が部屋を出るとき口走った言葉に引っ掛かりを覚える。
「死ねば終わりでしょ?みんな独りですよね?生まれるときも、死ぬ時も。。。」
なぜ、そんなことを、小堀は口走ったのか???
その後、ふたたび小堀を呼び出したあやは、最後の言葉について聞くが。
なぜか、、「知らない。言っていない」。。。と言うだけ。
気のせいだったのかと考えたあやだったのだが、
“女”を信じられないという小堀に、再び何かを感じ始める。
「何か力になれることがあれば」とあやが伝えると、紙と書くモノを要求。
小堀が書いた場所のアパートで、、、死後10日ほど経過した遺体が見つかる。
逃走中、偶然見つけたようだった。
とはいえ、身元不詳の男。誰も知らなかった。
こんな街中で、こんな事が起きるとは!!。。と怒りを覚えるあや。
池内(益岡徹)栗原(大塚千弘)によると、どれだけ調べても分からないという。
解剖でも事件性もないよう。
このまま行旅死亡人として処理されると聞き、あやは再び怒りを覚えるのだった。
が。。直後、あやは、思わぬ事を知る。
小堀が、自分のスーツを、身元不明の男の体にかけていた!?
まさか、小堀の知り合いなのか???
再び小堀と面会し、話を聞くことにしたあや。
はじめは、知らないと言っていたのだが。。。。。。
かつて会ったことがあり、「こんな男にならないように」と頑張ったと語り出す。
何かを感じ始めたあやは、アパートへと向かい、
大家の金子つた江(絵沢萠子)から、話を聞くことに。
身元などは、全く気にしなかったらしいが、
遺品の中に“辻本千吉”(楠年明)と書かれた古い社員証が。。。。。
しかし、、、会社には、記録はあったが、覚えている人は、誰ひとりいなかった。
敬称略
今回は、もの凄いお話ですよね。
いつもなら、事件の解決に奮闘したりする鶴丸あや。。。なのに。
事件、、、いや、被告人の事件を解決しているわけではない。
正確には、被告人のこころを救っている。。。と言うべきでしょうね。
そう言う意味では、“いつもの鶴丸あや”
とはいえ、雰囲気は、これまでのシリーズでも、ほぼ無いパターンですね。
記憶は定かでないのだが。。。。
同様の雰囲気のネタはあったような気もするのは、
最近やらなくなった“この枠の他のドラマ”でやっていたのかな(笑)
いや、2時間ドラマ。。。。だったかな。。。。
でもほんと、良い感じのせつない。。。お話で。
ここまで、名取裕子さん。。。そしてゲストの竜雷太さん。。。
この2人だけに絞り込んでいるエピソードは、記憶にありません。
だいたいは、事件が絡んでいますから。
でも、この2人の俳優としての戦いを見たような気がします。
それにしても、よく今作を作ってきましたよね。
って。。。脚本は、、、西岡琢也さん!!
あ。。。それでか。『迷宮案内』をよく書いていましたよね。。。。だからか。。
キャラも活かされているし、今作らしさもある。
良いエピソードだったと思います。
こう言うネタって、連ドラではあまりやらなくなりましたからね。。。。
考えさせられるだけでなく、感じるドラマ。。。良いドラマでした。
これまでの感想
第1話
第2話